精神患者の敵は家族会

精神障害に関わって約30年。

精神障害者の「家族会」

精神障害者と結婚した当初、家族会を当たってみたが、まるで駄目だった。
行政と太いパイプがあり、著名医師の講演会を開く、著名団体に入った。
でも会内では、いかに患者が酷い奴かという自分語りばかり。
強制搬送業者はどこが安いか、どこの病院がスグ入院させるか、とか。
結婚によって介護者になった他所者の目には「こいつらが病ませたんだな」としか見えん。
「代理ミュンヒハウゼン症候群の当事者団体www」と考えるのが適切だろう。

精神疾患ってのは、よっぽど妄想や希死念慮が強い、自傷他害の危険があるのを除いては、おおむね「社会的な病名」である。
「この人は一人前の人間じゃないからね」という烙印を押す、のが精神病である。

財産権の制限

「禁治産者制度の廃止」の少し後ぐらいに「長期入院の解消」が言われだしたので、厚労省は気付いているんだと思う。
「おめでとうございます、あなたが入院させられてきたのは財産目当ての親族の虚言でした、今後はシャバで暮らしてください」と言われても、長年の拘束と投薬で本物になってるからなぁ、今さら就労も年金返上もできない。袴田さんみたいな感じだ。

禁治産者制度の後、いま「成年後見制度の活用を」と士業が運動しているのと同時に、士業による横領着服が頻発している。精神病とは「もう人ではない」と他人の権利制限を行うのが目的の一部である件、ゼニの面から見たら、分かりやすい。

教師の支配欲

あと、ヤバいのが「教師」だ。職場で支配欲スイッチの入った人々が、家庭で娘にサディズムを発揮する。バレー部や吹奏楽部のようなこと自宅でヤルわけだ。性虐待もある。

嫁はん10代で入院中、病棟で仲良くなった友人と「教師の娘・三人娘」を結成した。受刑者と同様「シャバに出たら二度と合わない」約束だったが、次に別病院に入院したら三人娘が再会、さらに3つ目の病院でも三人娘が再々結成。
(医局の系列病院で回していく精神医療の問題もあるがwww)
嫁はんが20代でデイケアの親友だった子は、結局飛んだ。

「教職者家庭 精神疾患」で検索しても、教師の精神休職問題がズラリと並ぶだけで「教師が娘に支配欲を発揮して病ませる」パターンの医学的研究はすぐに見当たらなかった。だが慢性患者の世界では「あぁ教師の娘ね」と広く認識されている。
精神科医や社会が、いかに家族の社会的地位にダマされやすいか、ヤバい問題に気付いても目をつぶるか、患者の訴えをキチガイのタワゴトで処理しているか、「教師の娘」パターンが物語っている。
精神患者を誰が作るのか? 教師の寄与は、肺がんにおけるタバコ以上アスベスト近辺ぐらいじゃないかな、発達ブーム以降はアスベストを超えてるだろう。知らんけど。

発達マニアができるわけ

あと、市区町村の育児相談窓口が、夜泣きも風邪もおたふくも全部「発達障害」にする件。
あれも理由がある、そのメカニズムを解説しよう。
市区町村における育児相談・いじめ相談・郷土史・地区役員・その他の名誉職は全部「元校長」である。
教員一族で育って校長になった者が、自分の子女も教職に就かせようとしたら少子化で採用がなかった、また不況で正社員になれなかった、または駅弁大に合格できなかった………支配欲と自己正当化と他責思考の強い教員は「不出来な我が子」を認められない。フリーターやっとったら「ひきこもり」だと、すぐに精神科を受診させる。
もちろん「心療内科」「メンクリ」といったマイルドな看板を挙げたブーム参入の医療機関にw
教職に就けなかっただけで薬漬けにされるお子さんこそ、いい災難だが。「本人が大人しくて、家族が意識高い」のはメンクリにとって上客だ。

新参医院の薬漬けで長引いてくると「私の子育てが間違っていたとは認めたくない」が頭をもたげてくる。そこにメンクリがささやく「発達障害の疑い」。
これが教師には「すべてを解決する福音」になるwww
「この子は生まれつき障害があって今やっと分かったんだ、校長たる私の育児が間違っていたわけじゃない、ハズレを引いただけだ」
教師の支配欲・自己正当化・他責思考により、我が子を病ませた後、元校長としての体面を保つのに先天性障害にしたがる、これが「発達障害」マニアになる理由。

ブームに流されやすく支配欲が強い人は、教委に可愛がられる校長になり、再任用で相談窓口に座る。
だから相談窓口の「口調だけ優しげな」爺婆は、猫も杓子も「発達障害」にしたがるのだ。まるで落語の花色木綿。市役所は「あの人は身内の介護で苦労しているし適任」だと信じて疑わない。
私は複数の自治体で同パターンを目撃したよwww

交渉団体の末路
家族会の話から、かなり脱線したが。
私が入った家族会、悪魔さながらに、どうやって患者を痛めつけるかで会員が盛り上がっていたが、役員も教師出身だった。案の定、子・妻・親と自分以外の家族を順繰りに病院送りにして、その度に会員の同情を集めていた。うちの嫁はんの親も家族会の役員だった。

治療を優先する私は、家族会から距離をおいた(患者の人権を口にして除名されたとも言うw)。
それからしばらくして、家族会の全国組織が厚労省の天下りを受け入れ、栃木でホテル作って経営破綻し、組織ごと消滅。その後で患者家族の権利制限があり、行政による強制入院が拡大された。
まぁあれだな「名誉欲の強い奴に肩書きを与え、行政の下請けにして、一般人が逃げた所で取り潰し、交渉団体のない状態で国の政策を通す」。いまPTAを解体しているのと同じスキームだwww

ピアカウンセリングも地獄

家族会がどうしようもない、むしろ精神疾患の元凶であると分かったので、私は嫁はんと相談して「患者あがりの互助会」に行けないか当たってみた。
当時は東京に住んでたもんで、有名なもの、先進的なもの、何でもあるんだwww
割と近くに「ピアカウンセリング」団体があったので代表者と電話で話した。

話してみたが「見学も必ず本人だけ、家族の入室禁止」で頑張る。本人は1人は怖いと不安がる。話しているうち代表さん、だんだん興奮して攻撃的になってきた。入会は見送った。

要は、軽症者や人格障害など、比較的社会性の高い患者が、自分の売名用に患者をよこせ、と言ってる状態なんだな。患者による患者の搾取。

その「ピアカウンセラー」さん、トラブルと廃止・再開を繰り返して消えた。

同じ時期に、北日本でも当事者劇団の動きがあったが、やはり続かなかった。

当事者の不在

他の障害と同様、当事者が当事者の立場を訴えるべきだと俺も思うんだが、悲しいかな頭の病気。当事者による運動が続いた試しはない。

じゃ家族や福祉が、当事者の側に立って………と言うが、夫であれPSWであれ、真に患者の側に立ってるのは、やっぱり見たことない。
死なせた後で美談を語る、高村光太郎パターンだな。

キチガイにも人権があると擁護していると、行政や福祉、社会全体から睨まれる。患者側に立っている支援者は、絶対に美談にならないんだ。
患者を死なせる、終生入院にする、食いものにする、そうして初めて、美談や同情を認められる仕組みだ。

妄想で片付けられる

マル精が語り続ける、「妄想」と呼ばれる、終わりのない身の上話。
あれ、よく聞くと、ただの実話だったりするwww
現代社会でありえないような人権侵害と、訴えを封じるレッテル貼りの手口、さらにそれを訴えても、ぜんぶ「妄想」で片付けてるわけだな。
こういうこと言うと、当事者と会話したこともない有識者とか専門家とか、大学出てない自称心理職とか、したり顔で「介護している人もオカシクなるって言うわよね」と断罪してくる。福祉の仮面をかなぐり捨ててw
………「何を言っても妄想で片付けられる」当事者の境遇に、俺も一歩近付いたのかもしれないなw

問題提起する、モノを書く。そうした社会的地位をぜんぶ失うことで、当事者の側に立った。いや、当事者側に立ったことでぜんぶ失ったのかな。

今や、外見も信用も当事者と同等になり、安くて強い「エコー」を吸って、精神病院の丘の上で叫んでんだ「近藤紘一に勝ったど!」。

追記
精神では、当事者による支援や互助が続いた試しはない、と書いたが。
特にソレを売りにしていないが、当事者あがりの施設が京都にあった。
施設として高度な支援を行っているわけではない、頼りないが、当事者ならではの親身さがあって、なんとも言えん居心地だった。
昔のフジテレビ時代劇「剣客商売」を視ていて思い出したんだ。「東海道見附宿」の回の浅田道場な、あんな雰囲気だw

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