トリセツから見た自分
自分の取扱説明書というのをあちこちで見かけるようになりました。元は為末大さんらしい。そしてみずのけいすけさんはじめ何人かの方が最初になさったのを面白く拝見したのでした。
仲良くしてもらっているみ・カミーノさんも。
ちょっとこういうのってやってみたい!
もう結構な「お年寄り」なのに未だに自分ってよくわからないもの。書くことで少しでも整理できればとやってみることにしました。
では始めます。
「強み」
①息を吸うように「つい」やってしまうことは何か
ネット検索。
わからないことがあるとすぐにスマホを触って検索してしまう。まとめサイトはさすがにスルーするが、wikiは全部正しいと思いがち(危険)。
②かけた労力に対して「意外に」他者から感謝されることは何か
うーん、なんだろう? あまり思いつかない。
仕事の役割のひとつとして人の世話をすることはあり、それで感謝されることはあるけれど……
それって給料のうちなのであたりまえではないかと。
③自己評価と他者評価で一番ずれているものは何か
きちんとした立派な人だと思われている節があるが、全然そうではない。(これはnoteの話ではなくリアル生活の場で)
いつもさぼりたいし横になりたいし、ダラダラ時間を食い潰すのが大好き。それに相手が友情や愛情を持って心から接してくれていても、つい(ちょっとひとりになりたい)と思ってしまう。
あと穏やかだと思われていて、確かに穏やかだけれどそれって感情が枯れているだけかもしれない。
④どうしても克服できない弱点は何か
人に興味を持つこと。
そりゃ生きてるんだから、そこそこ他人に関心はありますよ?
だけど心から「この人ってどんな人なんだろう?」って食いつくことはない。誰が相手でもそこまでいかずインタビューとかうまくできないタイプ。自分のことだけ話してコミュニケーションが一方通行なのかも。
社会生活には何も問題ないし、普通の社会人、家庭人をしている。多分外から見ると、インタビューもできるしコミュニケーションも一方通行じゃないだろう。
ただ、自分としてはそういう意識がある。
「集団」
①大きな空間でどの位置に座りたがるか
中央にはいないが、端っこにもいない。
中央と端の間の「どこかその辺」。
②心地よい会食の人数は何人か
4人くらい? そのくらいだと会話もキャッチボールできてはずむように思う。
でも20人いても30人いても別に気にならない。30人いたら名前と顔が一致しないだろうけど、それはそれで適度に雰囲気に乗ってノンアルでも盛り上がることができる。
③楽しくなさそうにしている人が気になるか
気になるけれど、そのうち盛り上がったり自分のことでいっぱいになってしまうと忘れちゃう。
そしてしばらくして再び気づいて、あ、声でも掛けようか、みたいなパターン。
④誰かと話をしている時、後ろや横の話は聞こえているか
全然聞こえない。軽度難聴で補聴器使用という事情もある。
⑤自分のボスの癖を三つ説明できるか
できない。そこまで関心を持って見ていない。
あ、でも、とても迷惑を掛けられている上司とか、逆に大変すばらしい上司だと説明できることがある。要は自分にどこまで上司のあれこれが降りかかってくるか。影響大の人の場合、三つくらいは説明できそう。
⑥カウンターに座るのと対面どちらが心地よいか
カウンター。
心おきない人ならどちらでも。
「コミュニケーション」
①自分の話の途中に割り込まれることは気になるか
あまりに気にならない。本当に言いたいことがあれば、割り込まれた後にさらに割り込んでいってしまうと思う。
②何かに没頭している時に話しかけられるとどの程度嫌か
ちょっといや。
でも仕事の時は仕方ない。
〆切仕事でギリギリだと「きーーーーっっっ!」と叫んで邪険に人を追い出すこともある。そして後で反省する。
③権力が上の人間と、下の人間と話をしている時自分の態度はどの程度変わるか
あまり変わらないでいたいと思っている。だけどもしかすると変わっているかも。意識できていない。
正直に告白すると、小娘の頃から権力持ちのおじさんに取り入ることはうまかった。やろうと思うわけではなく、息をするように相手の気に入ることをほざき、だからといってこちらの気持ちが乱れることもなく調子よく振る舞って結局は自分の思う方向に行って好きなことをしていた。敬語の使い方がそこそこうまかった(と思う)のは大きい。
20代の新任当時、態度がでかいので「『大型』新人」と陰で言われていた。今はもう少し謙虚だと思う。他人にセクハラモラハラはしていないんじゃないかな。そう信じたい。
④子供と話すのは好きか
苦手。
自分の子が生まれたときはどうしようと思った。
子どもの関心に寄り添うのが下手なんだと思う。話すことはできるし一緒に遊ぶこともできるけど自分を殺していて疲れる。大人になった我が子と話すのはとてもラクだし楽しい。
⑤相手に対し通じる単語に置き換えることは頻繁にやるか
しょっちゅう。だってそうしなければ何も始まらない。
でも家族相手だとそれをしないので時々夫から「???」と追求される。
「欲」
①誰にも言えない欲しくてしょうがないものは何か
誰にでも言える欲しくてしょうがないものは体力と健康。
誰にも言えないものは何だろう? 他人に対する興味関心かなあ。一生遊んで暮らせる金も欲しい。でももし本当に手に入ったら生きる緊張感がなくなって早くボケそう。
②権力と影響力のどちらが欲しいか
影響力。
権力は持っていると多数に対する責任も一体なので非常に苦しい。持ちたくない。
ただし影響力もあまり大きくなると、まったく知らない人・影響したくない人にまで及んでしまうので5メートル四方くらいに留めておくのが理想。noteなら100スキが付くのはうれしいが、1000付いたらちょっと広がりすぎて嫌。
③羨ましいと思う相手が持っているものは何か
他者に対する自然な関心。汚れのない思いやり。リーダーシップ。開拓精神。体力と精神力。
④欲しいと思った時素直に言えるかそれとも言えないかまたは言い換えるか
ものすごくねじくれた言い方をすると思う。
「それがあったらいいでしょうね。いいなあうらやましいです。手に入るコツを教えて下さい」みたいな言い方で暗に欲しいからくれと要求する。
やな性格だなあ、「京都のぶぶ漬け」みたい!
⑤何かをあげてお礼を言われなかった時どの程度いらいらするか
多少。
様々な事情でお礼を言えない人間もいるし、まあその時によっていろいろ。
「テリトリー」
①自分のものが勝手に使われた時に気になるかならないか
少し気になる。
だけどあまり「勝手に使われた」という経験がない。最初から「俺のテリトリーに手を出すな」オーラを出しているのかもしれない。
②浮気されたとき、恋人と浮気相手のどちらにより怒りを覚えるか
恋人。だって気持ちがそれたのは恋人本人の問題だし。
なぜ世の人は浮気相手に怒りが向くのか理解できない。
とても泣いた後、2時間くらいしておいしいものを食べたら次の男を探しに行くと思う。
③たまにちゃんと生活できているか心配をする相手は何人ぐらいいるか
家族と親、計5人。
④家に友人を招いたとき、友人が勝手に別の友人を連れてくることは許容できるかできないか
うーん、あまり許容できないタイプ。「勝手に」の所が。
予定が狂うとわだかまってしまう。知らない人と知り合うのは好きなので、事前に連絡があれば無問題。
終えてみて
やあ面白かった!
そして自分はかな~~りねじくれた人間なのではないかと心配になりました。若い頃は命知らずでつよつよでしたけど、年取ってそれなりに周囲がわかるようになるとあんな生意気はもうできないです。
「自分が何をしたいか」が、こんな年齢になってもよくわかっていないんですね。
逆か。今までわかっていたつもりでやりたい目標に向かっていたけど、人生の終わりが目に入るようになってきて、どこに向かったらいいのかわからなくなっているのかもしれません。
「どう見えているか」も、主観的なもの以上のことはわからないです。多分いい人だと思われています。能力もあると思われているでしょう。本当はあんまり無いのだけれど。
あ、noteでは本人の自覚と近いかもしれません。特に何かに秀でたわけではないどこにでもいるおばさん、と。
うまいこと生きてきた、という感触はあります。ずるい人間なんでしょうか? そのへんもよくわからない。
さて、これから他の人たちのも読みに行ってきます!!
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