ドビュッシーって天才だなと思う月末 #呑みながら書きました後夜祭
気がつけば6月末じゃないですか。
今月は #呑みながら書きました の月だったんですよね。そして今日は月末で #後夜祭 もおしまい。次は9月か。
今日呑んでいるのはシードルロゼ。
アルコールは分解できるけど量が飲めない身体なので小さい瓶を買います。でもちっとも酔わないわこれ。炭酸ジュースみたい。
見たらアルコールは4%。
あ、それではあかん。繰り返すけど量が飲めない胃なので10%以上の酒でないと酒にならんのよ。飲めるのはグラスに一杯までなので。ま、いいや。
わたしは通勤の車の中でいつもハードディスクに入れた音楽を流しっぱなしにしています。それが昨日今日はドビュッシーでした。
何でもかんでもかまわず突っ込んでいてランダム再生してるから何が出るかわかりません。ドビュッシーの前はクイーンだったか、ヘレン・メリルだったか、ユーミンだったかもう忘れた。
で、運転しながら大音量で(耳が遠いから)ぼーっと聞いているんだけど、いやドビュッシーって天才ね~~
としみじみしたのでそのことを書きます。
演奏はパスカル・ロジェ。
このアルバムは2枚組で、ベルガマスク組曲と子どもの領分と映像とアラベスクと前奏曲とピアノのためにと版画と喜びの島と夢(夢想)が入ってる。
ドビュッシーって嫌いじゃないけどそんなに聞く方じゃなかったんですよね。どっちかっていうとラヴェルの方が好きだった。派手で。
子どもの頃、ピアノを習っていました。
だけど市井の地味な教室でコンクールなんか身近で聞いたこともなく、先生ものんびり、自分もなんちゃって生徒だったのでさして上達はしませんでした。
先生がベートーベン好きなのでやたらベートーベンが多かったかな。子どもでも弾ける易しい曲もあるんですよ。ドビュッシーなんか名前も出てこなかった。ショパンだって本当は弾かせてもらえなかったですよ。だってそんなレベルじゃなかったから。勝手に楽譜買ってましたけどね。
だからピアノに触っていた頃はほとんど知らなかったですね。
その後も、特に好きじゃなかったし、あんまりちゃんと聞かなかった。
ところが車の中で流れてきた知らない曲がすごくて、思わずタイトルを見ちゃったんですよ。
「映像 第1集」の3曲目、「動き」
なんというか、たくさんのカラーボールが次々と縦横にはずみ、規則的に跳ね返りまくる様子がありありと目の前に現れて。
カラーボールたちは残像を残しながら速いスピードで軌跡を描いて次々に現れては消え、跳ね返ってはまた飛んでいく。
そういう「動き」がね、運転している自分の目の前にガーーーっと広がったわけ。
うわーーーードビュッシー、天才!
とそのとき思ったのでした。
すごいよな、こういう音楽って彼の前には無かったと思うの。
その前はロマン派で、もっとこう、違う音楽が主流だったと思うので。
最後の方に「喜びの島」が入ってました。あ、これ、「のだめカンタービレ」で主人公のだめがどこかのコンクールで弾いた奴だ。そういえばのだめ、不倫の末の何とかって口をとがらせていたよなーと思い出してドビュッシーをググってみたら、本当にこの「喜びの島」はダブル不倫で逃避行の頃にできた曲で、ドビュッシーの奥さんは自殺未遂するしもう散々だったみたいですね。
だいたいドビュッシーという人は女性関係が非常にアレだったらしい。アブない人だったのかもしれない。
だけど作った曲は本当に美しいしやっぱり天才よね~~と、なんだかしみじみしたのでした。
おしまい。
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