佐野真希子 / 朗読家

朗読家。 芸術としての朗読を考える。朗読ユニットグラスマーケッツ代表。 2019年㈳朗…

佐野真希子 / 朗読家

朗読家。 芸術としての朗読を考える。朗読ユニットグラスマーケッツ代表。 2019年㈳朗読表現研究会を発足。2020年朗読専用劇場rLabo.(20席)オープン。 *https://glassmarkets.net *https://rlabo.jp

最近の記事

U35 第一回 京都朗読コンテスト

気がつけばすっかり更新が滞っておりました。 新しい「やってみたい!」を企画すると、表には見えない地味な作業が爆発的に増えます。 なんでもそうですが、「こんなことをします、っていいたい!でも色々確定していなくて発表できること、ほぼないしっ!!」という残念さはみんな同じかと。。。 そして本題です(笑) ようやく発表するまでに準備が整いました!! 念願の「京都朗読コンテスト」を開催しますっっ(*´▽`*) しかも「U35」という年齢に上限を設けた珍しいコンテストです。

    • 朗読ユニット グラスマーケッツ20周年記念公演「龍船事件」無事終了

      9月20日グラスマーケッツ20周年記念朗読公演「龍船事件」を無事に終えて、本当にホッとしています。 実はこの公演、「20周年記念公演」ではありますが、結成20周年ではないのです(笑) 1999年に結成したので、2021年で21周年。 ****** ちょっと話を3年前に。 2018年の今頃、2か月間の上咽頭がん治療を終え、退院しました。 それから1年近くは体力的にも元通りとはいかず、後遺症で声もかすれ、ミニイベントで朗読をするのが精いっぱいでした。 元来、ぐうたら好きの私

      • 第30回朗読発表会

        先日の日曜日、8月8日は私が開催する朗読教室の朗読会でした。 なんと、ちょうど30回目。 教室を始めてもう10年以上になります。 新しい方も10年以上の方もそれぞれの個性が楽しい。 技術面の指導はついムキになって厳しいときもあるかもしれませんが、その人自身が見える朗読を大切にしているので、できないことは言っていない、はず(笑)多分!? レッスンでは、きれいに読むことを朗読表現の目的としません。 それではゴールが「みんな同じ」になってしまいます。 いつも思うのは、作品の解釈

        • 3階はサンガイ、サンカイ?

          このところ、ニュースでもよく耳にするコロナ「第4波」。 先日テレビで誰かが「ヨンハ」と発音していた。 あれ?これって普通に言うと「ヨンパ」だよね、と思いつつ一応アクセント辞典チェック。 (日本語発音アクセント辞典には数詞+助数詞の読みとアクセントが載っています) 「ヨンパ」のカタカナと共にアクセント記号が書かれています。 このときにちょっと思い出したのが、3階の読み方について。 以前、友人と話しているときに3階を「サンカイ」と言っていたので「サンガイ」じゃなかったっけと、家

        U35 第一回 京都朗読コンテスト

          アクセントを味わう

          福井県敦賀市出身の私の、アクセントの話です。 20年朗読をしてきて、私のアクセントの師匠はアクセント辞典です。 ********** 朗読をしていると、ときどき話題に出るのがアクセント。 正しいアクセントって重要?と聞かれることも。 「正しいに越したことはない」と答えるのは簡単ですが、ちょっと掘り下げて。 *ここでは「放送用に使うために決められたアクセント」についての正しさの意味。 この質問には大体「感情表現を捨ててまでアクセントが重要?一番大事なのは心じゃないの?」と

          アクセントを味わう

          ニックネームの作り方

          Web上で何かを登録するときに、IDとかニックネームとかどうしても決めなければいけなことがあります。 単なるログインするためのIDはちょっと置いておいて、ニックネームとニックネーム的扱いのIDって、みなさんどうやって決めてますか。 ニックネームの登録は他に同じ人がいても使えることが多いし、名前をそのままつけるとか。 例えば私なら「まきこ」。 でもニックネームなのに名前そのままやん、ってちょっと損した気持ちにもなる(笑) といっても昔から、佐野さん、マキちゃん以外に呼ばれた

          ニックネームの作り方

          朗読専用劇場 rLabo.のオープンまで

          朗読の可能性に魅力を感じ、約20年間オリジナル朗読作品の公演を中心に活動してきました。昨年、さらなる一歩を踏み出そうと、朗読に特化した空間を仲間と共に京都二条城の南側にオープンさせました。 20席足らずの場所ですが、ここから朗読の魅力を発信していきたいと思っています。 ◎20年前の決断、劇場を離れる今から20年前、私は京都を拠点に、小劇団(いわゆる小劇場の演劇ユニット)の役者として活動していました。「朗読」という表現形式と出会う以前のことです。 その時、小劇場(演劇を主体

          朗読専用劇場 rLabo.のオープンまで