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『トレーダーの精神分析』の本を読んだ感想

今回は『トレーダーの精神分析』という投資本を読んでみての感想を述べていきたいと思います。

そしてどのような人がおすすめなのかを解説していきたいと思います。

『トレーダーの精神分析』を読んだ感想

目次としてはこんな感じです。

第1章 プロの技術はどこから生まれるのか―パフォーマンスのニッチ
第2章 トレーディングのニッチを見つける
第3章 能力を磨く―パフォーマーのレベルアップ
第4章 能力を磨く戦略
第5章 単なる能力からプロの技術へ―大きく成功するトレーダーになるには
第6章 技術・戦術・戦略―トレーディングの成功に至る道
第7章 パフォーマンスのダイナミクス―自己観察とパフォーマンスの向上
第8章 パフォーマンスを向上させるための認知療法
第9章 パフォーマンスを向上させるための行動療法
終章 プロトレーダーの肖像

ページ数は約470ページほどあり、分厚いです笑

この本は、精神医学の教授、兼トレーダーのスティンバーガーという博士によって書かれており、

・トレードスキルを向上させるためにはどのようなプロセスを組めばよいのか。
・トレードにおけるメンタルコントロールはどのようにすれば良いのか。

などが主に書かれてる本です。

一番勉強になった事は、トレードのパフォーマンスも、オリンピック選手のようなパフォーマンスアーティストと同じ様な訓練をすることにより、誰でもプロトレーダーレベルに到達することができるという事です。

そのためにはまず初期段階のモチベーションとして楽しさが求められ、遊び心を持つことが重要であり、

その土台ができた上でスキル習得の練習を行い、能力の開発を進め、

そこからプロ技術に向けたトレーニングとメンターによる集中的な指導をしてプロ技術を習得するというプロセスを踏むという段階が重要である事が一番の学びになりました。

その他にも、心に響いたポイントとしては、トレードで成功するには自分の性格と能力とトレード手法などをマーケットのニッチとフィットさせるべき理由や、

トレーディング技術を向上するには学習・フィードバック・パフォーマンスという3つの学習ループをうまく回す必要がある。

トレーダーとして成功するにはトレード技術・戦術・戦略という3つの要素の役割をよく理解し、これらをうまく調和させて成功につなげる。

トレードに伴う心の悩みを解決するセラピーには認知療法や行動療法などがあり、これらを活用する事がトレードで生きてくる。

などなど勉強になった事がまだまだ沢山ありますが、

よく「FXをする上で本なんか全く必要ない!」

なんて言っている人がいますが、

この本はトレードディング技術をプロのレベルまで向上するにはそれにふさわしい学習プロセスを知る事ができるので

知っているのと知っていないのではかなり差が出てくると思います。

確かにチャート分析やクニカル的な要素は一切ありませんが

プロトレーダーを目指していて正しい成長プロセスを知るためには、かなり為になる本だなと思いました。

ページ数は多いですが内容的に面白かったのでスラスラと読めました。

最後にこの本がオススメな人としては、

・トレードで思うように利益をあげられない人
・大損をしてしまった人
・毎回トレードする事が不安な人
・専業トレーダーを目指している人

などに特にオススメしたい本だと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございます。



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