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ドイツ2度目の制限措置の緩和/博物館など再開/衛生措置の金銭支援 #51 2020.05.01

ハイライト:
2度目の制限措置の緩和とは

5月1日(金)は以下を記録します。

1. ドイツ国内の現状の数字

■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告

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陽性判明者数 160,758名(+1,639)
死者数 6,481名(+193)
回復者数   126,900名(+3,300)

5月1日午前に取得されたデータです。

なお昨日の日次レポートによると、

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R=0.76(変動範囲 0.64-0.89)
前日より0.01ポイント増加
ということで、10人感染者いたらばその人たちが次に7、8人に感染させるということになります。

再生産数は1未満を維持しないと、それ以上は倍になることを意味しています。
緩和の影響と、マスク着用の義務化がどう関わっていくか見ていきたいと思います。

参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-04-30-de.pdf?__blob=publicationFile

■Coronavirus Monitor

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陽性判明数 163,009名(+1,470)
死者数  6,623名(+156)
回復者数   123,500名(±0)

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新規陽性判明数は増加なしということで、倍加時間は67.5日となっています。

5月1日 9時に取得されたデータです。

今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、

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回復者の割合 76%
死者の割合 4%
となっています。

2.ドイツとベルリンのできごと

■ドイツ

新型コロナウイルス感染拡大に伴う制限措置の緩和に関しアップデートがありました。新たな連邦政府と州政府の合意事項としては、

前段として、現時点で4月20日以降にとられている緩和措置の影響を見極めるには時期早尚であるため今次会議ではいくつかの緩和措置の決定のみとなり、更なる規制緩和措置が可能かどうかは5月6日に行われる連邦・州首相会議で決定する予定であるとのことです。
なのでマイナーアップデートと言った形です。

0 現在の接触制限は5月10日まで延期
1 新型コロナウイルス感染症以外の通常患者に対する計画的施術を再開する
2 大規模イベントは引き続き少なくとも8月31日までは禁止。
3 宗教活動のための集会,子供用遊び場及び博物館・動物園等一部文化施設を再開する
4 5月6日の会議に向け学校・託児施設及びスポーツ施設の再開に関する計画案を作成する。また5月6日の次に行われる会議に向け,飲食店・観光業及び更なる文化施設の再開に関する計画案を作成する

博物館をはじめとする小規模で歴史的な施設では衛生措置を遵守できるような空間作りと人員確保が必要であるとし、短期的に1,000万ユーロの支援プログラムが実行される予定とのことです。

参照元:
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus300420-2.html
ドイツでの制限措置の緩和(4月15日)
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus160420.html
ベルリンでの制限措置の緩和(4月21日)
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus210420-2.html


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