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毒きのこの料理レシピ②ベニテングタケ入りスモークサーモンカルパッチョ

見た目からしてザ・毒きのこという感じですが…毒きのこです。
大量に食べた場合腹痛・嘔吐・下痢・発汗・精神錯乱・酒酔い状態などの症状が出ます。
あくまでも「大量に」なので少し食べるだけならせいぜい腹痛にも至らないお腹の膨満感と弱い酒酔い状態が出るくらいです。

別名・酔っ払いタケ。きのこを食べて酩酊する仕様です。

なぜ毒きのこなのに食べたがるのか?
それは上記の症状を起こす毒成分が後遺症が出たり、死に至るほど強くなく、体内で旨味としても働くとても美味しいきのこだからです。
世界中に食文化があり酒に漬けたり、家庭料理のレシピだったりと食べ方もさまざまです。
そんな毒きのこ・ベニテングタケのオリジナルレシピを紹介していきます。

今回はきのこの柄の部分を使用します。
前回の無限ベニテングタケを作る過程で色移りしたのはお気づきでしたでしょうか。

「無限ベニテングタケ」より、ベニテングタケを入れる前
完成品、あきらかにめんつゆの色とは違うドリップ液の色が移ってます

傘の部分は元々赤く、多少色落ちしてもオレンジ色とサーモンと同系色になりがちなので、彩りを考慮して白い部分を使います。

ちなみに柄の部分だから毒が薄いとかはなく、毒成分は一緒です

【材料】
ベニテングタケ   :20g
スモークサーモン  :40g
オリーブオイル   :小さじ1
マヨネーズ     :適量
ブラックペッパー  :適量
フェンネル(飾り用) :適量
※ディル、イタリアンパセリなどお好みで好きなハーブを

【作り方】

①きのこを熱したフライパンで約1分ほど焼いて火を通すか、電子レンジ500wで約1分加熱したあと、粗熱をとり細切りにする

②サーモン・ブラックペッパー・オリーブオイルを混ぜて、お皿に飾りつける


③ベニテングタケを添えて、フェンネルを散らして、マヨネーズで飾りたてて完成!

お味は…
サーモンのスモーキーさに負け、きのこの風味はなくなりますが、きのこを噛めば噛むほど毒成分=旨味成分であるイボテン酸が染み出す不思議な旨味は効いてます。
フェンネルの爽やかな風味もスモーキーさを和らげて舌休めになってます。
手元にお酒ないですがきっとワインとの相性バツグンだと思います。

残念な点がひとつ…サーモンカラーと白い柄のコントラストを狙ってましたが、期待通りの色になりませんでした。
5年前に採取したものなのが原因かもしれないので、次回はもっと新鮮なきのこを使います…。
今年は採りにいくかな。


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