今一番強いライトロードデッキ(2022/11/)
2023/1/8 (追記)
ティアラメンツ大幅規制によりキトカロスが禁止になったため本記事のライトロードが使用できなくなりました。
また新構築に関して以下のYouTubeライブにて配信してあります。
新しいライトロード
こんにちは。きのこです。
今回はYCSJ2022と連杯で使ったライトロードについて解説したいと思います。
いま一番強いライトロードの構築だと自信を持って言えるので参考にしてくれると嬉しいです。
補足:
僕はライトロードモンスターの名称を読む際にテーマ名以外を読みます。
例えば、「ライトロード・サモナー ルミナス」のことはサモナールミナスと声に出して読むことが多いです。
白ルミとか黒ルミ、といった略称を用いることは少ないです。
この記事ではそのように記載しますので悪しからず。
ちなみに、豆知識ですがライトロードモンスターの名称は
「ライトロード(テーマ名)・◯◯(役職) △△(固有名)」
となっていて、
「ライトロード・サモナー ルミナス」
というのは、ライトロードのサモナー(召喚士)という役職のルミナスさんという意味です。
サモナー(召喚士)がお仕事なのでモンスターを墓地から特殊召喚する効果を持ってます。
面白いでしょう?これ、知ってた?
①構築について
まずは構築をお見せします。
デッキ枚数は44枚です。60枚にしない理由はこの記事の最後に書きますのでそれまでお待ちを。
YCSJ用の構築も最後に載せます。
特に珍しいカードの採用はしてないので、効果の解説を細かくすることはしません。
気になる方は遊戯王ニューロンにて「きのこロード」と検索してください。
これと同じ構築が出てくるのでそれで確認しましょう。
②最終盤面とその条件
基本的に目指す盤面は以下の通りです。
ここに墓地にシラユキがあったりエクストラモンスターゾーンになんかリンクモンスターがいたりしますがこれを目指します。
5素材ロンゴミアントの条件としては
レベル3モンスター×2
戦士族モンスター×2
だけで作ることができます。
簡単でしょ?
基本的には、
ルミナス+ルミナス=ゴシップシャドー
レイノハート(orリプロドクスで戦士族にした何か)+アサシンライデン=ロンゴミアント
となるのを目指しましょう。
ルルカロスはティアラメンツ展開すれば確実に出るモンスターなので気にする必要ありません。
いまいちピンとこない人は、YouTubeのほうで展開の流れをデッキ紹介の中で見せてるのでそちらをご覧下さい。
https://youtu.be/V0hf0pTzWz0
③展開方法について
簡単に言うと、墓地をたくさん肥やしてロンゴミアントを出すための素材を用意するだけです。
このデッキには以下のカードを駆使して墓地を肥やします。
シャーマンルミナスだけ自身のみで墓地を肥やすことができませんが、
アサシンライデンと組み合わせることで合計5枚墓地に送ることができます。
シャーマンルミナスの墓地肥やす効果は名称指定ターン1ではないので出し直せばもう一度効果を使うことが可能です。
ちなみに、シャーマンルミナスのライトロードモンスターを特殊召喚する効果は、既に特殊召喚できるライトロードモンスターが除外されていない使えません。
これを簡単に用意するのがカオスルーラーです。
カオスルーラー+モンスターでダルクを出し、
墓地のカオスルーラーの効果でライトロードを除外して蘇生し、
ダルクと蘇生したカオスルーラーでセレーネを出せば、
あら不思議、シャーマンルミナスの条件を満たしながらセレーネが出ちゃいます。
カオスルーラーじゃなくてシラユキでも可能ですが、これが一番コスパ○です。
話は戻りますが、上記の写真のカード達を1回ずつ効果を使ったのであれば合計44枚墓地を肥やすことができます。
お気づきだと思いますが、ガッツリ展開してしまえばデッキはほぼなくなってしまいますね。
細かい展開方法についてはhttps://youtu.be/V0hf0pTzWz0より。
また11/20(日曜)夜0:00より生配信にて実際に展開します。
質問もそこでも受け付けますのでぜひ見に来てください。
→生配信のアーカイブを残しました。こちらで見ることができます。
④環境対面への意識
基本的に先攻取れれば勝ちなので意識するものはありません。
理由として5素材以上のロンゴミアントを超えることが現環境デッキではできないからです。
とはいえ解説の余地はあるので説明していきますね。
対ティアラメンツ
ティアラメンツも5素材以上のロンゴミアントを超えることができません。
リンクのカオスソルジャーのような打点の高い対象耐性モンスターを処理するのにヒィヒィ言ってるのに、
効果を一切受けずモンスターも出させてもらえないようなバケモノを超えられるはずがないです。
また、盤面にティアラメンツがいないと使えない罠ばかりなので、罠を伏せて耐え抜くこともできません(そもそもモンスターを表側で出せない)。
ちなみに、先攻展開の際にケルベクとアギドを使うと相手のティアラメンツの効果を使われて妨害されてしまうので、ケルベクとアギドは先攻では使いま……
す。
問題なく使ってください。
ティアラメンツに対して使うと相手の人も「それ使うんですね…」ってビックリされますが、遠慮なく使いましょう。
所詮、ティアラメンツがこちらの先攻でできる融合の回数は3回で、カレイドハートとルルカロスでの妨害くらいしかありません。
その程度の妨害はケルベクとアギドの効果が通れば簡単に超えられます。
遠慮なく使いましょう。
相手がモンスターをいっぱい並べてきても5素材ロンゴミアントを最後に出して相手の盤面をすべて焼き払いましょう。
カレイドハートもルルカロスもなにもかも、破壊されたときの効果使えませんのでご安心を。
後攻については、サイドデッキの話もありますので、チームメンバーに配慮して公開は避けたいと思います。
その辺りは使ってみればすぐにわかると思いますので、ぜひ使ってみてください。
対クシャトリラ
これも同じ。
先攻とれば確実に勝ちです。最近のクシャトリラは手札誘発が増殖するGとか灰流うららくらいしかなく、カモです。
そんな程度の誘発で今の時代止められると思うなよ?おん??ってくらい余裕です。
ディメンションアトラクター打たれたらこんな感じで、どうにかしてもらいましょう。
相手「ディメンションアトラクター発動で」
自分「え、あー…ちょっとまってくださいね…(ゴソゴソ…」
相手「…?」
自分「あのー、これで勘弁してもらえませんか…?(スッ」
相手「スー……(パチパチパチ) ダメです」
自分「負けました」
だめでしたね。
後手に関してはサイドデッキで対処することが多いですが、シラユキがめちゃくちゃに強いのでメイン構築でもなんとかなる場合が多いです。
なのでメイン構築のシラユキの枚数が2枚な理由はそういうことです。
サイドデッキに関して少しだけ紹介すると、三戦の号とサンダーボルトがクシャトリラ対策として入っています。
相手がスタンバイにシャングリラの効果を使うと三戦の号でサンダーボルトを確定でサーチでき、シャングリラ以外の相手の盤面を一掃します。
あとは適当に展開してシャングリラをシラユキで裏返してからボコボコにしてあげましょう。
また三戦の号は光の援軍やソーラーエクスチェンジもサーチすることができるのでとてもおすすめです。
その他のデッキ対面
現環境で見られるすべてのデッキにおいて先攻を取れれば99%勝てます。
基本的には5素材ロンゴミアントで事足りるのですが、
ケルベクとアギドの効果を使って相手のデッキを見たときに罠デッキだった場合に話が変わります。
ロンゴミアントは相手のターンのエンドフェイズに素材が取れます。
つまり次の自分のターンには4素材になって帰ってくるわけです。
そうなると、相手が罠デッキだった場合に、相手の罠を除去することができません。
群雄割拠やセンサー万別といったモンスターの数を減らすカードを使われた場合にライフを取りきれず、
結果的にロンゴミアントの素材だけが取れていき、向こうのペースに持っていかれます。
それを避けるために、相手のデッキが罠デッキだとわかったら6素材のロンゴミアントを出すことを心がけましょう。
レベル3モンスターを1体多く出すだけなので簡単です。
そうすれば返しのターンで素材は5となるので、相手の盤面のカード全破壊する効果が使えます。
相手の罠を全部剥がしてから展開すれば、そのままワンキルまでできるということです。
⑤誘発のケア
では誘発に対する意識について少し触れていきたいと思います。
・灰流うらら
このデッキの多くのカードの効果に使うことのできる最強のカードです。
とはいえ1ターンに1度しか使えないという大きな弱点があるため、今のこのデッキにおいてはあまり効果はありません。
手数が多いため、どこにうららを打たれても基本的に止まることはありませんし、相手からするとどこが一番止まってくれるのかがわかりません。
これは手札がみえてないというのが一番大きくライトロード使いの僕でもこのデッキを対面したときはうららの打ちどころに悩みます。
結局はうららだけで止めることがほぼ不可能です。
またメイルゥ召喚やアサシンライデンの起動効果にうららを打ってくる人もいないため、そこから大きく展開してしまえばうららなんて怖くなくなります。
・増殖するG
正直、このデッキを使っててGを打たれたときとても喜んでしまいます。
このデッキはGを打たれても止まることはありません。当然ながら相手のデッキを枯らします。
ケルベク、アギドで10枚相手の山は消え去るので簡単にライブラリアウト(デッキデス)が可能です。
1戦目先攻だとロンゴミアントを見せなくてもいいので、
サモナールミナスとシャーマンルミナスでループしてクルクル回して気づいたら相手が負けてます。
相手との友情コンボ先攻ワンキルデッキの完成です。
ただメインからドロール&ロックバードが入っていることもあるのでドロー効果を使うのは気をつけてくださいね。
・原始生命態ニビル
はい。
まあ、このカードが最強なわけですが、このカードがなくてもケアできます。
ケア…というか、打たれても止まらないだけですね。
墓地が十分に肥えてたらこのカードだけで止まることはありません。
トークンがこちらに来るのでシラユキ+1体でセレーネ立てればシャーマンルミナス蘇生して展開につなげていけるからです。
・無限抱影
どこに当ててくるかによって強さがかなり変わるカードです。
結局物量で超えていけるカードのうちの一つですが、ちょっとした小技を書いておきます。
レイノハートを初動にしてキトカロスを出したとき、多くの場合ここに無限抱影を使ってきます。
このあとの展開につき、自分はあと2回の融合を残してる(フリーザ風)ので、
残り1回をキトカロスを素材にルルカロスを出し、最後の1回をキトカロス出し直すのに使います。
そしてキトカロスの特殊召喚効果はまだ使ってないのでそこで使ってレベル3かレベル4戦士族を供給しつつ墓地5枚送りが可能です。
また、キトカロスに無限抱影を使われたときに場にレベル4モンスターを供給しつつデストルドーが使える場面であれば、
レベル4モンスターを対象にデストルドーを出して自身をレベル3にします。
そうするとキトカロスが★5なので★3とシンクロしてカオスルーラーが出せます。
こうやって無限抱影は超えていきます。つまり物量ですね。
・ビーステッド
なんというか、このデッキは物量で物を言わせるデッキなのでこういった1枚1枚の妨害は上から超えます。
なので◯◯◯するとビーステッドはケアできるよ!
というより、
ビーステッド?まあ、どこに打たれても超えれるよ。
って感じなので特に言うことありません。
11/13の連杯3人チームでは3人とも同じ構築のライトロードで出ましたが横の人が先攻取ってビーステッド3回とうららニビルぶち当てられたのを無視してなんか超えていってました。すごいね、このデッキ。
・ディメンションアトラクター
負け。
・浮ゆさくら("ゆ"の漢字わすれた)
だいたいキトカロス抜かれますが、特に関係ありません。
手数は無限にあるのでキトカロスなしで展開するだけです。
また、次元障壁も同じでこのデッキで宣言されて一番キツイのは「リンク」なんですが、
なぜか次元障壁にはテキストにリンクがないので宣言されません。
シンクロ、エクシーズ、融合、どれ宣言されても問題なくワンキル可能です。
なので特に気にする誘発ではないです。
仮にロンゴミアントを抜かれた場合には、深淵、ゴシップシャドー、ルルカロス、スプライトエルフ、墓地にシラユキ、メイルゥの妨害を用意してターンを返しましょう。
その他の誘発に関してはまた随時書き足していこうと思います。
そもそも手札誘発をケアするのは初動だけであって展開が始まればほとんどの誘発は超えていけます。
落ちが中途半端に弱いとかそうでない限りは問題なく超えます。ほんとに。
⑥40枚構築と60枚構築の違い。今はなぜ40枚のほうが強いのか。
デッキを60枚にして芝刈りを入れない理由について少し説明します。
(ちなみにですが昔からのライトロード使いの間では40ライロというと40枚〜49枚で構築されたもののことを言います)
40ライトロードのメリット
・光の援軍やソーラーエクスチェンジが引きやすい
・ケルベクアギドティアラメンツカードが落ちやすい
・サイドデッキのカードを引き込みやすい
・目的のカードが落ちやすい。
60ライトロードのメリット
・芝刈りが強い
このデッキですが、実はめちゃくちゃ手札が弱いときに、アサシンライデン召喚からロンゴミアントまで行ってしまうことがあります。
それは44枚構築にして極力「落ちたら強いカードたち」を入れこむことで、アサシンライデンのたった2枚の落ちでも何か1枚落ちれば動き出すようにしているからです。
これが60枚だと難しいと言わざるを得ません。
メイデンミネルバやティアラメンツクシャトリラを3枚ずつ詰め込んでできる限り落ちを強くしようとしても、結局それは事故要因にしかならないのです。
それからサイドデッキのカードを引き込みにくいです。
環境に対面したときに弱点となるカードへの対策カードが引けず結局マッチを通して負けてしまいます。
僕はこれまでずっとライトロードを競技シーンで使ってきましたが、60枚であろうと40枚であろうと強ければ使ってきました。
芝刈りが嫌いだからとか40枚構築じゃないと無理だとかそんな好き嫌いではなく、勝つことのみを意識した構築を目指してきました。
そんな中で今一番効率よく展開でき、なおかつ爆発力がある40枚構築がつよいと判断したのです。
それから僕は運が悪く、引きが弱いため60枚であろうと芝刈りを引けませんしね…
芝刈りを毎回引けて毎回通せるのなら間違いなく勝てるでしょう。むしろ負けるほうがありえないくらいです。
でもそれを差し引いてでも今は40枚ライトロードのほうがメリットが大きく、この構築が最強だと言えるのです。
最後に
これはYCSJ2022大阪で使ったライトロードの構築です。
先攻取れば確実に優勝できるデッキでした(後手捲り札が一切効かない)が、僕は事実上すべて後攻で5-2で終わってしまいました。
①ティアラメンツ 後手◯
②ティアラメンツ 後手✕
③クシャトリラ 後手◯
④エクソシスター 先手◯
⑤LL鉄獣 後手◯
⑥ティアラメンツ 後手◯
⑦ティアラメンツ 後手✕
何かの参考になればと記載しておきました。
またこのデッキは、ジャンド使い遊心さん、先攻展開の鬼くえさんの二人の協力のもと完成することができました。
最初は一人で行き詰まっていた構築も三人のそれぞれの視点から理論的に議論を重ねて採用不採用を決めていけたのはとても有意義な時間だったと思います。
ありがとうございます。
ライトロードというデッキにおいてどのカードを採用してどのカードを不採用にするべきかを考えるのが非常に難しいです。
どれだけ弱いカードでもライトロードというパワーの中でその弱さが感じにくくなるからです。
またこのデッキを全国各地でみなさんが使っていただき、ライトロードが環境の一角に現れてくれることを祈って筆を置きます。
あ、質問はTwitter(https://twitter.com/xiaogujianren1)のDMか、質問箱で受け付けます。
ではまたどこかでお会いしましょう。それでは。