見出し画像

週間少年マガジン11号を求めて本屋を8店舗回った話(15日目)

本屋を8店舗回ったが、見つからない。運の尽きか。

足取り重く俺はマックスバリューに向かった。今日の晩飯を買いに。そう、マガジンではないのだ。忘れていた。いや、忘れざるを得なかったのかもしれない。認めたくなかったのかもしれない。自分が置かれた境遇を。8店舗回った結果、ただの徒労に終えた自分のーー自分、をより細分化すればもっと具体的なもの、主語をより小さくしたものーー悲劇を。

自動ドアが開く。ふと雑誌コーナーに目をやる。そこに期待なんてものは無かった。いや、「無かった」と言いきれるだろうか。「無かった」と「意識的」に無意識に追いやったのかもしれない。俺は弱い。どこまでも自分を騙す。

飛び込んできたものは背表紙。「11」の文字。そうか、遂におかしくなったのか。夢を見ているのか。いやおかしいのは自分ではなく、この世界か。この本棚か。この背表紙か。

あれが「11」なのか。それはもう、どうでもよかった。突き動かしたのは、この世界が夢の中か、外か。好奇心だ。

それを手に取る。確かに「11」だ。間違いない。すると、どうだ。途端、世界の輪郭がはっきりと見えた。現実だ。ここは現実だ。引き戻されたのだ。追い求めたものがそこにあったのだ。達成感と言うよりは、もはや安堵に近い。しばらく動けなかったことだけは、はっきりと覚えている。

マガジンをもちレジに向かう。店を出る。終わった。終わったのだ。間違いなくある。確かにここにはマガジンがある。




と、まぁこんな感じの1日でした。ネタとしては滑ってるのですが、割と疲れました。原チャ3時間とばしました。一体俺は何をしているのだろうと頭に「???」もよぎりました。はい。

まぁ終わりよければ全てよし。ちなみに、目的は大原優乃じゃないです。こっちです。

11号と12号を連続購入したら、五等分の花嫁最終巻のきせかえカバーが全員にもらえるんです。12号がたまたま大学の生協でラスト1冊だったもので、つい衝動買い。ここに至った時系列としては、

2ヶ月くらい前に友達に五等分の花嫁のマンガを借りる
👇🏻
修論もありなかなか読む時間取れず
👇🏻
内容ほぼ知らないのに大学のコンビニで12号衝動買い
👇🏻
修論終わり、友達に借りたマンガ読む
👇🏻
想像以上におもろい(ちなみに一花と四葉好きです)
👇🏻
これはカバー貰わなきゃ
👇🏻
今に至る

わけが分かりませんね。現状、自分は漫画すら買ってません。なのに、原チャ飛ばして探し回ってました。何はともあれ、見つかってよかったです。

ちなみに、12号が今日時点の最新号で、11号はバックナンバーです。で、週刊誌というのは売れ残ってたら出版社に返送する決まりだそうで。一応本屋さんに取寄せだけお願いしてました。今日明日は出版社は休日なので、明後日電話で在庫確認、あったら入荷をしてくれるとの事。普通なら、取り寄せしてもらって終わりなのですが、Twitterで「マガジン 11号」で検索かけたら、売切れのツイートがちらほら。なんとしても今日欲しかったんです。強欲ですね。

まぁなんとか運良く見つかったので、そちらの手続きについては取消の電話を入れさせていただきました。店員さん、ご迷惑おかけしました。あー、つかれた。

最後に今日最寄り駅で見かけた広告載せて、今日は失礼します。四葉関西弁なの笑う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?