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ホームホスピスにつながる今のわたしの目標

順調である
仕事が楽しくてちょっとしたいいことも続く
桜見に家の裏までお連れできたとか
今日もどっさり便が出たとか
子供が犬の散歩についてきたとか

母は1月30日に亡くなって
義祖父は3月31日に亡くなった
どちらも辛く苦しい時もそれぞれにそれぞれの期間あったのかもだけど
今は自身を苦しめる肉体は骨になって
魂だけが地球上にある
楽になれたねと地上にいる人間もホッとする
わたしは健康だから
日常的に痛いところしんどいところが今のところない
だから人の痛みがわからないところがあるのかもしれない
だから母に「あんたは薄情だ」といわれていたのかもしれない
看護師はわりとドライで薄情な生き物だ
目の前の人の辛さに移入しすぎても自分がもたない
それでもやっぱり優しくありたい

母は突然に亡くなってしまって
わたしは母親の介護を全く経験しなかった
母は元気で図太い人だったからあと20年は生きると思っていて
まさか73歳で彼女の人生が終わるとは
全く予想していなかった出来事
介護がしたかったはわたしの自分勝手
今介護している人たちはそれぞれ思いがあってだけど
大変 辛い 苦しい 楽になりたい
そんな気持ちが大きいこともある

義祖父は歩けなくなって一年位
義母はお葬式の後
「それでも楽しかったなあ、おとうさん」と言った
本人も家族もホッと楽になった時
そういう風に思えるサービスを提供していけたらいい
介護を押しつけるのは違うけど
介護も悪くないと思ってもらえる存在でありたい
日常の業務は小さいことの繰り返し積み重ね
ほんの10分車イスに乗せて玄関から外に出たとか
汚かった部分をきれいに出来たとか
その一つ一つを上手に気持ち込めてしてくことが
その人と繋がる広く大きな社会にどこかで繋がって
世の中が少しづつよくなる力になっていること
だからそんな一つ一つを上手にできるように
教えたり伝えたりできる人にわたしはなりたい
だから今日のわたしは
この人の言う事なら聞こうかな
と思えるような存在になれるように
自分の仕事を一生懸命するのです

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