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転勤妻、キャリアどうしてる?トークライブ#DAY3

転勤族の妻のためのキャリアコミュニティkinocom(キノコム)は、2024年7月1日(月)〜3日(水)の3日間、 7月期の新メンバー募集を記念してXスペースライブを開催。テーマは 「転勤妻×キャリア」
kinocomメンバーをゲストに、転勤族の妻はどんな仕事をしているのか、今の仕事を選んだ理由、仕事を得るために行動したことなどを聞きました。

DAY3はkinocom運営メンバーのきのこ@kinoco624)とめぐみ@n56550644)でスペースライブを開催しました。

▼ライブを録音で聞く👇

*この記事は、XスペースライブDAY3の内容を書き起こし、編集を加えたものです。


最終日のスピーカーはkinocom運営メンバーの2人

めぐみ: こんにちはー! ※イギリスはお昼の11時

おとといから3日連続でスペースライブを開催しておりまして、今日はその最終日です。これいつも聞こえてんのか不安になるなぁ……よろしくお願いします。きのこさんが来ました!

きのこ:こんばんはー。 ※ベトナムは夕方6時

めぐみ:そうだ、こんばんはー(笑)。いつも始まるとき不安になるね、聞こえてるのかなとか、自分がわかんないから。

きのこ:わかる。

めぐみ:今日は私ときのこさんで、転勤妻のキャリアをテーマに話していきたいと思います。ずっときのこさんの近況を聞きたかったから、楽しみにしてました!

きのこ:運営メンバーだから結構やり取りしてるけど、「最近どう?」みたいな話、全然ないからね(笑)。

めぐみ:そうそう、毎日何かしらのやり取りはあるんだけどね。この機会に聞いていきます。ではきのこさん、自己紹介をお願いします!

【きのこ】香川からベトナムへ。夫の転勤を機にフリーランスに

kinocom代表きのこ。現在ベトナム在住。

きのこ:私は、大学卒業して人材系の会社に入社をしたんですが、当時は「特にやりたいこともないから、会社員でいいかな」みたいな感じ。フリーランスになりたかったわけでもないし、転職したかったってのはあるけど何したいのかと言われるとなくて、ゆるゆる会社員してました。
そんなとき、夫の転勤で東京から香川に引っ越すことになり、会社を退職。そこから子育てもしつつフリーランスとして働くようになりました。

フリーランスになってからは、いろいろな仕事をしてました。最初のうちは求人制作の仕事をしたり、ブログやったり、デザインだったり、コーチングやったり。そんな中でkinocomを立ち上げたのが2021年の6月。そこから約3年ぐらいは「個人のキャリアの支援」と「コミュニティ」の2つを軸に活動してきました。

そして変化があったのが今年の4月。夫の駐在の関係で今住んでいるベトナムで、Web制作会社のディレクターとして現地採用で働き始めました。働き方を変えようと思った理由は、まずベトナム4年目になったけど、ベトナムの文化を知ったり、ベトナムで働いたりみたいなこととかができてないなと思って。せっかく住んでいるんだから、異文化の中で働くことを経験したいなと思ったんですね。

あと、元々デザインの仕事もしていて、やっぱり好きだなと思ったこと。それから、今年kinocomで「転勤妻サポートBOOK」という本を出版して、1年超の長期プロジェクトだったんですけど、そこで自分がみんなをまとめる役割を担ったもののすごく力不足を感じたことも理由の1つです。

こういったことから、「海外×デザイン×マネジメント」のスキルや経験を積みたいなと思って、ベトナムのWeb制作会社でディレクターの仕事を4月から始めつつ、引き続きkinocom運営の仕事をしています。

めぐみ:いやぁ〜なんか「経験」「好き」「なりたい」の掛け算で、今に至るんですね。

きのこ:かっこよく言ったらそうだけどさ(笑)。なんかDAY1やDAY2のメンバーの話を聞いてて思ったけど、やっぱ結構みんな偶然の出会いで今ここにいるとか、人からの影響とかもすごい大きいんだなって思ったときに、自分もそうだったなと思ったんだよね。最初からここって決めてこうなってきたわけじゃなくて、本当にたまたまこうなった……(笑)。

めぐみ:ほんとだね〜。なんか、出会いと別れが転勤しない生活よりも多いからこそ、縁の強さとか大切さを感じることが多いよね。素敵ですよ、その行動力と形にする感じが。

きのこ:ありがとうございます。めぐみさんも自己紹介をお願いします。

【めぐみ】世界中を転々としながらキャリアを築く

kinocom運営メンバーめぐみ。現在イギリス在住。

めぐみ:はーい。めぐみです。結婚してから、マレーシア、東京、日本、中国、今はイギリスと、3〜4年ごとにいろんな場所で生活しています。今はWebデザインの仕事と、前職の上司に声をかけてもらって業務委託でSNSの広告運用の仕事をしています。あと最近、イギリスでも何かやりたいなと思って、前からやりたいと思ってた日本語を教える仕事も始めました。

新卒ではウエディングプランナーをしていて、夫の転勤を機に退職して、今から2〜3年前まではずっと専業主婦を楽しんでいました。子どもも生まれて、育児もすごい楽しいなと思いながら専業主婦生活を謳歌してたんですけど、2020年のコロナのロックダウンのときに「やっぱり新しいことをやりたいな〜、何かもっとできるんだよな〜」って力があり余ってる感じがして。

そのときちょうどkinocomに入って、メンバーを見ていると、いろいろ大変なこととかハードルがありながらも、好きなことややりたいことに正直に向き合って挑戦してる姿を見て、「私はこれができてなかったんだな、楽しいだけで『やってみたいな』って思う自分の気持ちを見て見ぬふりして楽しんでたから、ちょっとモヤモヤしてたんだな」っていうのに気づいて。

そこから自分の「好き」「楽しい」が溢れ出てきて。やっぱりお仕事がしたい理由を自分の中でちゃんと説明できるようになったから、今、お仕事も楽しくやっています。「好き」「楽しい」を寄せ集めた結果が今で、一言で「これやってます」とは言えないんだけど、いろいろやってみているっていう感じです。

きのこ:いいね、本当にめぐみさんって、「好き」「正直である」とかの象徴だなって思う。

めぐみ:いや〜それしかできないんだよね〜(笑)。

【転勤妻×キャリア】仕事のチャンスをつかむには?

めぐみ:じゃあ、「仕事を得るために行動したこと」について聞きたいと思います。

【きのこ】目の前にある機会を逃さず大事にする!

きのこ:今までいろんな仕事をしてきたけど、共通するのは、目の前にある機会とか、知って見つけたものを絶対に逃さず大事にしてきたこと。

例えば、最初香川に転勤したとき、地方はキャリアの選択肢とか少なかったりするけど、ハローワークのイベントとか市役所で聞いたセミナーに参加してみたり、近くにある派遣系の仕事してる会社とかに連絡とってみたり。「何かあるかも」って思ったチャンスはとりあえずやってみる、みたいなことは結構大事にしてて。ベトナムのWeb制作会社も、求人は出てなかったけどフォームから問い合わせして、何とかねじ込めた(笑)。

振り返ってみると、ベトナムに来たばっかりのときに「キャリアをどうしようかな」と思っていろいろ話を聞かせてもらった方々も、まったく初対面、連絡先すら知らない人たちにDMでアプローチしてた。機会を逃がさないっていうのは、すごい心がけてたかなと思います。

めぐみ:たしかにね。きのこさん見てると、自分から取りに行ってる感がすごいなって思う。

きのこ:そこのハードルがあんまりないんだと思う。新卒のときに、1日200件架電するっていう経験があって、「断られてもいいや」って気持ちでやってたから、行動することへのハードルが下がった気はしてる。

【めぐみ】常に心と時間の「余白」を持つことが大切

めぐみ:それときのこさんって、自分のやりたいこととかやってほしいことを言葉にするスピード感とクオリティがすごい高い。みんなができることじゃないよね。自分から突っ込んでいけるハートの強さと、言語化能力の高さが相まってできるんだろうなと思う。

それで言うと、私は言語化がすごく苦手なんだよね。アンテナは高く張ってるから、やりたい気持ちが起きたり直感が働いたりするんだけど、「どうしてやりたいか」をうまく言葉にできなくて。自分からは動けない。

だからこそ、常に余白は開けておくこと、何か来たときや「やりませんか?」「やろうよ」とかチャンスがきたときにすぐに「はい!」って言える余白は絶対に残しておこうっていうのは、常に心がけてて。私は、自分から動けないからこそ「入ってきたものは逃さない」ところがあるなぁって思った。

きのこ:私は結構、いっぱいいっぱい……(笑)。

めぐみ:いっぱいいっぱいっていうか、きのこさんは常に超えていってるよね(笑)!「一生新卒」みたいな感じのスタンス(笑)。

人それぞれ「得る方法」って違いがあるよね。きのこさんみたいにアンテナを高く張って自分から行くハンターなタイプと、私みたいに守備範囲は狭いんだけど来たら絶対逃がさないタイプと。自分に合う形でやった方がストレスもないと思う。

きのこさんのスタンスは憧れだしかっこいいと思うけど、やっぱり私にはできない。でも何か違う方法があるはずだっていろいろ探った結果、今に落ち着いてる感じ。

【転勤妻×キャリア】大切にしていることは?

めぐみ:次に、「転勤妻のキャリアで大切にしてること」も聞きたいです。

きのこさんと私の共通点として、比較的スピード感もあるし「とりあえずできなくてもやってみよう」って思うからある程度までは器用にできる、コツをつかむのが早いタイプだと思うんですよね。だからこそ、いろいろ手を出しちゃって、「本当は何がやりたいんだろう?」みたいなときが私はあったかなと。

きのこさんは、キャリアについてぶれない軸、大切にしてることってある?

【きのこ】プライベートと仕事を分ける

きのこ:それでいうと、さっきの話と相反するとこあるかもしれないけど、私にとって優先順位が一番高いのは「プライベートと仕事を分ける」っていうこと。動きっぱなしはすごいしんどいから、「仕事のことをまったく考えない時間」と「仕事のことだけ考える時間」に分けたい。入り交じると結構ストレス溜まるんだよね。仕事を夜や土日にやるのはちょっと無理、みたいな感じで。あと働きやすさ。子どもがいても、働きやすい環境かどうかみたいなところは、一番大事にしてるかな。

めぐみ:それもいろいろ経験して思ったこと?例えばコーチングの仕事は人が相手だから、そういう面で難しいこともあったんじゃないかなって。それで悩んでたきのこさんも、何年か前はいたなと思って。

きのこ:もちろん難しかったけど、やっぱりプライベートと仕事が分かれないことは、自分にとって許せないことだなって。フリーランスってやっぱり連絡がきたら、ついついすぐに対応しちゃったりして。

昔は勉強してたこともあったから、「◯日までにやらなきゃ」っていう課題があると、子供を旦那に預けてやったこともあったんだけど、そうしてると夫婦間が少し破綻していく感じというか……。あと子どもが泣きわめいてるとかそういうのもやっぱりあって、それで「何やってんだろう自分……」と思って。子どもが大きくなってきてだんだんそれが減ってきたっていうのはあるけどね。

【めぐみ】「好き」と「楽しい」だけを大切にする

きのこ:めぐみさんが大切にしてることは?

めぐみ:「好き」とか「楽しい」だけ大切にすること。で、それが1つじゃなくていいって、最近、自分に言ってあげてる。

昔は家族が一番大切で、仕事も本当は好きなんだけど、なんか「悪いこと」みたいに思ってた。「家族に愛情をうまく注げなくなるよな」「仕事にパワーをかけたら50:50になっちゃうよな」とか思ってたんだけど、そうじゃなくて全部100、「本当に『好き』とか『楽しい』を寄せ集めれば全部100でいけるな」って最近気づいて。だから本当にそれだけ大事にしようと。

でも意外に難しくて、「これが得意だから、本当はこれをやれば簡単にお金稼げるよな」「時間あるからこれもやろうかな」「これは簡単だからやろうかな」っていう風に流れがち。でも本当に「好き」とか「楽しい」だけを大事にして仕事を選んでやってみようって、最近思ってる。

そうするとやっぱり、すごく満たされるし、楽しいからもっともっとって思うし、毎日考えるのも苦じゃないし、この人のために頑張りたいって思うからつらくない。この感じで毎日積み重ねて、スピード感はもしかしたら落ちるかもしれないけど、広げていけたら幸せだなと思うから、感覚だけで選ぶっていうのはすごい意識してる。

きのこ:「『好き』『楽しい』があったらいいけど、選べないんですけど」っていう人はどうしたらいい?

めぐみ:私はそれをkinocomで教えてもらったんだよね。人と話すことで「この人これ楽しいと思うんだ!」「すごい楽しそうにやってるけど、私はどう思うのかな?」とか、自分がわかんないから誰かの楽しそうなものを真似してみて、「楽しいけどそこまでじゃないな」とか、みんなの「好き」「楽しい」をきっかけに自分の「好き」「楽しい」が解像度高くわかってきた。

あとは人と話すことが大切だと思う。「めぐみさんって、これすごい楽しそうにやるよね」みたいな何気ない一言で、「私は楽しいって思ってるけど、みんなは楽しいって思わないんだ!」って気づいたり。「好き」「楽しい」を探そうとしたわけじゃなくて、kinocomでの何気ない会話で見つかっていったかな。
 
例えば、コーチングやってる人多いじゃん、kinocom。すごい素敵なお仕事だなーと心から思うけど、自分がコーチになりたいかというとそうではなくて。世の中は素敵な仕事で溢れてるのに、自分がやるとなると「好き」「楽しい」って思うのと思わないのがある。

【めぐみ】”転妻”は、いつでも手放す覚悟を常に持っておくといいのかも

きのこ:ここまで聞いた、キャリアで大切にしてることの話に、「転勤妻の」って点でつけ足すとすれば?

めぐみ:「転勤妻の」で言うと、手放す覚悟も常にできてる、っていうのはあるかも。好きなことや大事なことって、その都度変わる可能性があるよね。中国にいた私とイギリスにいる私で、環境が変わるとやりたいことも変わってる。1か月とか、なんなら2週間ごとに「これ本当に好きだよね?これ大切だよね?」って確認してる。転勤族って環境が変わるからこそ、大事なものって好きなものって変わっていいしね。これはDAY1でちゃんさんやじゅんさんも言ってたよね。

手放すって怖いけどね。きのこさんだったら、コーチングの資格を取ってやってたけど、今は手放して違うことやってる。好きなものをつかみ取るのと同じぐらい、手放すって難しいよね。

きのこ:難しい!

めぐみ:でも手放さないと好きなものって入ってこないと思うから、つかみ取ることと手放すことは同じぐらい大事にしてる。「いつでも手放すぞ!」みたいな。

きのこ:「手放してもいいんだ」って思えるのが大事。「私のキャリアはこれしか道がないんだ」って思ってると、転勤族と結婚すると結構ショックを受けたり、絶望したりすると思うから、「これじゃなくてもいいかもしれない」みたいな、「他の道があるかもしれない」っていう可能性があるっていうことをわかっておくのは大事なんだろうなって思った。

めぐみ:あとはもう、すべてを受け入れるというか。私はすべての仕事に価値があるって思ってるから、何を選んでもいいし、何を選ばなくてもいい。「主婦」「お母さん」も最高、めちゃくちゃいい。だから、仕事が楽しいのを手放して、「主婦」「お母さん」がより楽しいと思ったらそっちをやればいいって、常に思ってるから。その自由があるから、軽やかに選べるのかなって。そのためにも人と話すのは大事だなと思う。

きのこ:自分とバックグラウンドが違う人と話をすると、衝撃を受けたりするよね。今まで自分が当たり前だと思ってたことは違うんだ、みたいな。違いに触れてやっと自分を認識するみたいなところがあるから、人と話す機会を持つのは大事だよなって改めて思った。

めぐみ:いや〜大事!だからいいんですよね、kinocomって(笑)。

きのこ:特にめぐみさんと話したら、そういうことの連続だと思う(笑)。

めぐみ:でも、尊敬がベースにあるから「私はそう思わない」ってはっきり言える安心安全な場でもあるよね。「私は全然そう思わない!」みたいな(笑)。

やばい、もう時間ですね、締めますね(笑)。今日は「kinocom愛」が溢れてしまって、運営メンバーの私が言うと大げさと思われがちだけど、でも本当にいいコミュニティだから。

きのこ:同じ転勤妻でも、本当にいろんな人がいるんだなって知るだけでも、新しい扉が開く可能性があると思います。いろんな人と話せるイベントとかコンテンツを設けているので、ぜひkinocomをご活用いただけると嬉しいなと思います。

めぐみ:コミュニティなので、もちろん合う・合わないがあると思います。入ってみて、違ったら手放す。いろんな挑戦の新しい一歩として、コミュニティに入るってすごく出会いと世界が広がる行動かなと思うので、気軽に入会してください。

本当にメンバー一同、めちゃくちゃウェルカムでお待ちしておりますので、よろしくお願いします!お時間になりましたので、スペースを終了したいと思います。3日間ありがとうございましたー!

転勤族の妻のためのキャリアコミュニティ kinocom

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