見出し画像

未経験からWebデザイナーを目指したかけだしちゃんを、40歳で未経験からWebデザイナーを目指した私が見た結果

「未経験から100話でキラキラWEBデザイナーを諦めるかけだしちゃん」

という漫画、1話から最終話(100話)まで一気に見てしまいました。

未経験からWebデザイナーを目指している方に、一度は見てほしい漫画です。
かわいくて、守ってあげたい、エンジニアちゃん側の気持ちで見守っているのですが…

私が恐怖だったことはまさに、これ!

私が40歳からWebデザイナーを目指して、40歳だった唯一のメリットがこれなんですよ。
40歳ならわかる、世の中の仕組みと闇…😱
私が元々、怖がりで慎重派な性格というのもありますが、40歳ならこういうことにならないと思うんですよね(人にもよりますが…)。

私がWebデザイナーを目指したのはギリギリコロナ前で、今ほどWebデザイナーに関するキラキラ広告(家で稼げるとか高収入とか副業とか)はそこまで多くなかったのですが、
コロナ禍の今、急増しているように感じます。

そう感じて、憂いていた矢先にこの漫画に出会いました!
もうほんと、職を失ったり不安定になったりしている人たちからお金を巻き上げるなんて!😡
ってゆーかWebデザイナーって全然高収入じゃないからね!
落ち着いて求人広告を見て相場を確認してみましょう!

バイトでもなんでも会社に滑り込もう!

私もこれからnoteで実際に仕事をした経験を共有していこうと思いますが、
とにかく勉強したら会社で経験!知らない人から直接案件を受けない!

  • 納期間に合うかわかんないでしょ!

  • 著作権とか全部一人で理解できる?

  • 責任問題になったらどうすんの!

なので、アルバイトから地道に始めて3年になるキノこです。
SNSなどのコミュニケーションツールが発達した今、
もしかしたら、この考え方は古いのかもしれませんが、
とにかく仕事で大事なのは「責任を負わない」ことです。
これは、経営者である母からよく聞かされたことです。

責任を負わないというのは、無責任という意味ではなく、
会社である以上、一人が責任を負わされるというのはありえなく、
情報を共有したり、仕事を分担したりして、誰か一人の責任にしない、ということです。

未経験からフリーランスって…

私がアルバイトから始めたのは、年齢的に未経験の正社員はなかなか採用されず、ダメモトで応募したりしたもののやはり不採用の嵐だったからです。
ただ、だからと言って、フリーランスはもっと無理ゲーだと思っていました。

「フリーランスの方は、長年会社勤めをされたりして、
会社対個人で取引をする危険性を知った上で、リスク管理をされているに違いない!」

40歳のキノこはそう思って、アルバイトから地道に始める道を選びました。ここが、もしかしたら若い方だとあまりわからずに、詐欺まがいのスクールにひっかかったりしてしまうのかなぁ、と危惧し、すごく警鐘を鳴らしたいところです。

Webデザイナーという職業名

なんか最近、実際に仕事をしてきて、
Webデザイナーっていう言い方やめた方がよくない?
と思うんですよね。
今まで、殆どWebの知識がない会社でアルバイトをした中で、よく勘違いされるのは、

  • Web=Webに関すること全部やってくれると思われる
    (SEOとかマーケティングに関わること、下手したらライティングまで)

  • デザイナー=サイトをドラッグ&ドロップで作っていると思われる、イラストまで書けると思われる

こういうことが結構あったんですね。
Webデザイナーって仕事の領域が結構曖昧で、

Webデザイナーを分類するとしたら…

  1. バナーやLP等の画像修正を行う人(Photoshop、Illustrator)

  2. サイト全体のデザインもしつつ、コーディングもする人(+HTML、CSS)

  3. コーディング+クリック等のユーザー行動に対して動きをつける人(+JavaScript)

実は私は今の会社で、3.を多く担当していたのですが、最近は1.の割合が増えてきたので、まぁ、1年続けたらまた会社を変えようと考えています。

コーディングが苦手なら!

なので、私とは逆の、かけだしちゃんのようにコーディングが苦手さんには、今私が働いているような、1.をメインにする会社に入れれば、
全然大丈夫!ということです。
私の会社ではそういう人が主流なようです。

ちなみに先日、派遣会社のエージェントさんと話した際に聞いた話では、
女性は、jQueryまでが精一杯という方が多いみたいです。
デザインをメインでやりたい方が多いと。

私、そろそろ髭生えてくるのかな。

アルバイト?業務委託?派遣?

派遣

ただこの仕事、派遣なんですよ。
私も、3年目にしてやっと派遣社員を勝ち取ったわけですが、
やはり派遣って、即戦力だから派遣されて、企業もそれに高いお金出すわけで、
そりゃ未経験者は派遣社員にはなれませんよね。

クラウドソーシング

クラウドワークスとかレバテックとかも、実務未経験者はお断りでした。
ハッキリと「登録は実務経験者とさせていただきます」とかは書いてないので、登録してみると即メールが来て、
「残念ながら、貴殿のご経験ではご紹介できるお仕事がございません」
と、門前払いです。

マッチングサイト

ランサーズやココナラも登録して、応募もしてみましたが、
ライバルに必ず実務経験者がいるので、箸にも棒にもかかりませんでした。
それでも、安さを武器に仕事を取ろうとしてみましたが、
こちらとしても、こういったマッチングサイトは、報酬未払い問題がやはりあると聞いていたので、特にそんな、安さに飛びついてくる貧乏会社には恐怖を感じ、積極的にはなれませんでした。

なので、私に残された道は「正攻法のみ」と考え、
Indeedなどの求人サイトで地道に応募しまくりました。

焦るけど、地道に

いやぁ、ホント、私も仕事を辞めて1年間勉強して、その後いざ就職活動、という時本当に焦りましたよ。
メールを確認して「貴意に添えかねる結果となり…
という文字を見る度に、吐き気を催していました。

なので、かけだしちゃんのように、勉強して勉強して、何とか自分で案件を取って…と考えたこともあります。
でも、勉強しただけで、自分の実務作業スピードもわからないうちから、
納期が決まった業務委託なんて危険すぎです。

かけだしちゃんのマンガにも出てきますが、単純にページ数やコンテンツが多いだけなら徹夜すればどうにかなるものの、
自分の知識ではそれを解決できるかすらわからないものが出てくる時も多くあります。

依頼する企業側の方は大体素人さんですので、実装が意外と難しいものを、なぜ時間がかかるのか説明しなければならなかったり、
マンガの中でもありましたが、修正を依頼されてCSSを見てみたらSassだった!
とかたくさんあります。

それを、実務経験がない未経験さんが正確に見積もること自体、かなり難しいことですよね。
スクールで数ヶ月勉強しただけでは、おそらくかなりの時間がかかることでしょう。
徹夜では終わらず、泣きながら納期遅延の連絡、いや、報酬カット?
なんてことになるのではないでしょうか。

だから、

最初は時給で働くのが一番

です。
私は、副業としてではなく、本業としてWebデザイナーを生業にしようと始めたので、
会社を辞めた退職金と失業保険で、勉強期間とその後の低賃金修業期間をなんとか乗り越えたのですが、
副業だと、例えば週2でどこか通いやすい地元のWeb制作会社とかインハウスデザイナーでアルバイト、なんかを考えてみるのもいいと思います。

私は本業ですので、時給1,200円とかでは暮らしていけないのですが、
副業でそのくらいの時給でよければ、ママワークスなんかに結構在宅の仕事があるみたいです。(知らんけど)

とりあえず、未経験〜1、2年は、修業と思って、とにかくどこかで
経験を積みましょう!
もし、「えー副業だし、1年も修行とか…」と思うなら、
騙される覚悟で、案件を取りまくるしかないと思います。

プチ情報

あと、色々仕事をしたり面接とかで話を聞いて思ったのは、
動画編集ってやっぱりニーズあるなぁ、と思いました。

動画編集であれば、Webデザイナーみたいに幅広い知識が必要ということもない(必要なのは、プログラミング言語どうこうとは別の、編集等の見せる技術という意味)ので、
未経験OKの仕事があるかどうかは、私は経験がないので存じてませんが、
Webデザインを勉強して、HTML,CSS,JavaScript,PHP,Git,SEO,API…$#)%!!
ってなった方で、動画に興味がある方は、ちょっと考えてみてもいいのではないかな、と思ってみました。

それでは!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?