プレイフルに楽しく成長はできるのか。

こんばんは。木下雄斗です。

最近すごく面白い本を読みました。それが「プレイフルシンキング」という同志社女子大学の教授である上田信行さんの著書です。

一部抜粋すると、”「プレイフル」とは、物事に対してワクワク・ドキドキする心の状態を指す言葉で、仕事を楽しむためのエンジンとして考え出した概念です。自分の行動や考え方を多角的にながめ、状況に応じて自らをコントロールすることができれば、仕事をより楽しく豊かにすることができます。そういうことの実現できる会社は、働く人のモチベーションを高め、学びを促し、クリエイティブな仕事に溢れた「プレイフル・カンパニー」と言えるでしょう。

私の職場では「成長するためには、つらい経験が必要だ。」とか、「仕事は面白いだけでは務まらない。」や、「仕事において一番大切なのはどん底を経験することだ。」、時には、「死ぬような思いをしなければ、本当に成長することはない。」のような、ある意味ネガティブにも捉えることができるようなアドバイスをいただく事が多いです。

たしかに、自分自身を成長させるために、ある程度の負荷をかけていくことが必要であることや、ネガティブな経験から大きな学びを手に入れ、飛躍的に成長することがあるのは理解できます。しかしながら、なんだかそれだと寂しいような気もしていました。なぜなら、嫌なことがないと成長につながらないというのは、挑戦したいという気持ちを止めてしまう要因にもなりかねません。また、「それしかない」というのが制限に感じてしまい、不自由に感じてしまうのです。

そんな気持ちを払しょくしてくれるような本がこのプレイフルシンキングでした。自分の仕事や夢に向かってワクワクしながら取り組む心の状態であるようにするための方法(メタ認知や、多面的な視野の作り方)が書いてありました。

わたしも、Van LifeのクルマをDIYしている時や、事業プランを練っている時など、非常に楽しく、プレイフルであったと思います。確かにいろいろな課題が出てくることも事実ではありますが、自分がやりたいと思っていることに対して出てくる課題を少しずつ解決していくことが非常に楽しかったですし、それが大きな成長につながっていたと言い切ることができます。

つまり、プレイフルであるときは、楽しく豊かに仕事ができるので、かなり広くアンテナが張っていると思います。考えてみると、子供たちが人間の中で一番の成長スピードなのではないでしょうか。そんな彼らはいつも悲しみながら学んでいるのではなく、むしろ楽しみながら自分の好きなことを見つけたり、遊びの中からできることが増えたり、思いもよらないアイデアを見つけることがあるのはないでしょうか。つまり、プレイフルであれば自分自身の成長スピードも高く、創造性豊かで、そして幸せな状態なのです。

もちろん、大人の仕事でただ楽しい仕事だけをすればいいのではなく、あらゆる仕事をワクワクしながら、つまり、課題すらもその先のワクワクする未来を予測しながら、なおかつ本気で取り組む事が要諦なのです。

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?