ポストモダンを考える as soon as アウトプット 5月

今月のインプットは、ポストモダンでございます。

とゆうのも、お仕事であるもののアイデア出しをしておりましたら、プロダクトデザイナーの先生に言われたのです。

そのデザイン、80年代のエットレソットサスのデザインみたいで懐かしい感じがするね!と。

エットレソットサス?
だ・れ・?

 エットレ・ソットサスの棚

そこでエットレソットサスを調べてみると、衝撃のデザイン!
なんなの、この独特のデザインは!?

ポップだけど、やりすぎてて
でも嫌いじゃないぞ!!!

そんで、エットレソットサスって誰?
調べてみると、ポストモダンを代表するデザイン集団のメンフィスを作った人らしい。

ポストモダンとは、近代の後(ポスト)に続くと考えられてる時代で、脱近代主義とも言われ、近代の理性的な合理主義を見直そうってゆう考えらしい。
プレモダンを再評価しようってゆう。

ちなみに、「モダン(近代)」を時代の流れでまとめると、
プレモダン(前近代)
モダン(近代)1920年代以降
ポストモダン(後期近代、脱近代、モダニズム以降)1975年〜1995年頃
となるらしいです。

近代(モダン)の基本的な考え方は、無駄を削ぎ落として生まれる機能主義、合理主義。
モダニズム建築は、鉄とガラス、コンクリートなどの工業製品を使って合理的精神のもとでつくられている建築らしい。
ゴシックやバロック様式の装飾を一蹴し、新しい建築をつくろうという考え方なんですって!

例えば↓が、モダニズム建築の例で、直線的で無駄を削ぎ落とした
どっちかっていうと、今でも素敵やんって思える建築ですよね。

モダニズム建築 サヴォア邸(設計:ル・コルビュジェ)


ポストモダンは、その反対の考え方で、
デザイン性重視、装飾性重視、個性や感性を重視する建築なんだって!

↑隈研吾(くまけんご)によるポストモダン建築『M2ビル』(1991年)

あ〜、なるほど。
嫌いじゃないけど、賛否分かれそう!

なんかちょっとづつ、
モダニズムとポストモダンの感じがわかってきたぞ。

ちなみに、モダンより前のプレモダンの建築がこちら

↑ジョサイア・コンドルの旧岩崎久彌邸(1986年の竣工)


こうなったら、インテリアでも比較してみよう!
年代順にいきますと、まずはプレモダンの椅子↓

アームチェア

モダニズムの椅子

アルネ・ヤコブセンのアントチェア(1955年)

続きまして、ポストモダンの椅子

エットーレ・ソットサス のテオドラ


おお〜なんとなく、わかるような。。。
では、お部屋のテイストで見てみよう。


プレモダン風インテリア


シンプルモダン


ポストモダン


おお〜〜。
ちょっと、ポストモダンの独特っぷりすごいっすね。
俄然興味がでてきました。

モダンって、今っぽいみたいな意味で
新しいものとして捉えていたけど、
今って、どんどん古くなるし、その時を軸に名前つけると
どんどんつじつまあわなくなってくるっていう
私のファイル名みたい。。。

デザイン.ai
新デザイン.ai
新新デザイン.ai

みたいな。
”新”てつけた瞬間から古くなっていく”新”
今度から名前つけるとき
プレデザイン.ai
デザイン.ai
ポストデザイン.ai
ってつけよかなw

モダニズム建築のコンセプトは
Less is more.
「少ないほうが豊かである」
ですって!
これって、「引き算の美学」「ミニマルデザイン」とかそういう精神で
今でもけっこうデザインするときに意識するやつやん?

これは本来、20世紀に活動して名声を得たドイツ人建築家、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886 ~ 1969)が遺した言葉とらしい。

対して、ポストモダンとは近代的なモダニズムの合理性、機能性を否定する考え方で、デザイン性や装飾性を重視して、曲線的な物が多く、個性的なデザインを要しているのが特徴です。

いつの時代も、流行るとその逆をいく考えってでてきますよね。

テレビがどんどん大きくなって、
横長になっていくけど、それって最初が正方形だったから横長になったんじゃないかって思いません?
最初にできたテレビが横長だったら、後に正方形のテレビがでたんじゃないかって。

ロングスカートが流行ったら、ミスカートが流行るし。

とはいいつつも、やっぱ、モダニズムって普遍な気がしません?
モダンって今でもおしゃれだと思うし、
合理性や機能性が重視されてるって、大切やし。
このサスティナブルとか、SDGsとか、断捨離とかいうてる時代には、
Less is more.
「少ないほうが豊かである」
なんて、もう、めちゃくちゃあってるコンセプトやないですか。
(歴史的や文化的な影響を受けることのない概念を持っていることから、普遍的なデザインなうえに国籍を選ばず、世界中に広がっていったらしい)

それでも、果敢に挑んだこのポストモダン。
私は嫌いじゃない。

普遍的なんだけど、そぎ落とせばいいっちゅうもんちゃうやろ、と。
合理的だけが正義ちゃうやん?と。
遊び心忘れすぎちゃう?
大人になりすぎちゃう?
仕事だからって、そんなに真面目に考えなくていいじゃない。
っていう。

そう思ったかはしらんけど、
少なくとも私はこの写真見ただけで、超絶上がるし
嬉しくなりますわ。

ポストモダンを代表する多国籍のデザイナー集団「メンフィス」のメンバー


アショーカ テーブルランプ、1981年

超絶センス感じます。
こちらも、エットレ・ソットサスがデザインしたタイプライター。
赤くて可愛すぎる。
持ち運び用のバケツもついている。

オリベッティ タイプライター バレンタイン

これがポストモダンなのか?
もうわかりません。
しかも、こんなのも見つけました↓

https://youtu.be/6sIhrz-lIrQ

バレンタインの日本でのCM
これは!
このCMみたら、ポストモダンなのわかる気がするわ。

なんだか、モダニズムとかポストモダンとかよくわかりませんが
とにかく私は、エットレ・ソットサスが好きです!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?