見出し画像

【短編🎞️】「炎のうま」



※この記事は映画のネタバレを含みます。
前情報無しで観たい方はお引き返し下さい↩️























昔々、ハンガリーにとある名門の貴族が居たが、互いに仲が悪く憎しみ合っておりました🔥⚔️🔥。





しかし、年配の当主ウィルヘルムは馬が好きで、馬と接する事で怒りを忘れ、穏やかに過ごす寛容な心の持ち主でもありました。






一方でまだ16歳の少年当主フレデリックは、
若さゆえの盛りか 冷酷かつ残忍な振舞いで、気に入らなければ農民を蹴散らし、ウィルヘルムの祖先を倒すつづれ織の絵を見る事に楽しみを覚えるただのサイコパスでした。







フレデリックの祖先がウィルヘルムの祖先に槍を貫く
残酷な絵図🖼️









ある日、湖で馬達と戯れるウィルヘルムの姿を目撃し、嫉妬したフレデリックはウィルヘルムの馬屋に火を放ちました。



ウィルヘルムが馬を守ろうと飛び込み焼死したと聞いて喜ぶフレデリックでしたが、つづれ織の中の炎の馬の目がギラリと光り、フレデリックを乗せ、城を炎で包み込んでしまいました🏰🔥。







そして両者当主を失った名門家はそのまま滅んでしまいましたとさ。


めでたしめでたし













めでたいのか これは😳??!



2つの貴族の日常と滅ぶ様を傍観して終わったのですが?


一体何を伝えたかったのだろうか。



「憎しみ合いに良い事は無い」なのだろうか、
因果応報とはこの事か なのか。






この話の原作はエドガー・アラン・ポーの
「メッチェンガーシュタイン」
という
短編だそうで、其方も少し調べると、



「フレデリックがウィルヘルムを馬屋ごと焼き殺す所から始まって、その後突如現れた赤毛の馬に魅力され、幾日も乗り回し、ある日城が馬形の巨大な炎に巻かれる中 馬と共に何処へと消える」


という内容なのですが、そっちもそっちで抽象的過ぎる苦笑。


「内容」というよりは話の情景を個々で感じ取って読む作品なんだと思う。

今回の「炎のうま」も、全体的に暗く 重々しさもありながら独特の尖った絵柄や演出が何かしら印象に残りそう。
何を隠そう 私もこの作品が好きで このnoteのマガジン画像に一部用いていたりもする♦️

冷酷でいて 自分の所有物以外に美しいものがある事を赦せないフレデリックは、
幼い頃に母親を亡くし、時折歪んだ愛を寄せては執拗に爪を噛み続ける…






そしてこの作品は、前に紹介した「いばら姫」と同じ「まんが世界昔ばなし」の中の一作で、
気になったらアマプラでも配信されてますので
是非拝見してみて下さいませね🐎🔥!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?