王子流環境認識
「今の相場は、、、日足が上?4時間足が下?」
皆さん環境認識に自信持ててますか?
環境認識難しいですよね、自分も投資初心者の頃最初につまづいたポイントです。
毎回インフルエンサーの発言見ながら頭抱えてました、、、
今回は普段自分が行っている環境認識の言語化を兼ねて知識の共有ができればと思い執筆しました。
レベルで言えば環境認識の理解にあたる内容になっています。
FX初心者さんはまず下記のnoteにて負けないトレードの理解まで進める事を推奨します。
環境認識って何?
環境認識とは相場全体の流れを把握することです。
具体的な例を出すと、ラインを引くことによるトレンド判断やRSIの上がりすぎを見てトレンドの終了が近いなと判断するのも環境認識です。
これらの環境認識からトレードシナリオを立てていくのがセオリーになります。
環境認識の難しい所と言えば正解が複数ある事だと思います。
ぱっと浮かんだものを適当に並べましたがこれらは全て正解です。
環境認識に絶対の正解はなく、あくまでもトレーダー自身がどんな相場に対しても「一貫した環境認識」が出来ているかがポイントです。
逆に一貫した環境認識が出来ていないならどんな環境認識をしてもそれは再現性が無いので不正解です。
もしも普段のトレードで一貫した環境認識が出来ていないと感じるなら今回のnoteで学んだことを自分のトレードにも生かしてあげてください
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)
複数時間足を分析する「マルチタイムフレーム分析」を採用した環境認識を行うのでまずはマルチタイムフレーム分析の概要から
MTF分析を利用する事で1つの時間足で分析するよりも「エントリーポイント、利確ポイント、損切ポイント、抵抗帯」多くの情報を取得する事ができ、優位にトレードが進められます。
時間足の固定
MTF分析を行うに当たってまずは、監視する時間足を絞ります。
時間足は下記の様に長期足、中期足、短期足に振り分けられます。
分析する際、時間足なんて見ようと思えばいくらでも見れる訳ですが毎日のルーティンに落とし込めるかと聞かれたらNOです。
自由な生活するためにトレードしてるのに時間がどんどん溶けていきます
私が環境認識に使っているのはぱっと見で判断できる4つの時間のみです
これらを元に5分足でエントリー、決済を行っています。
抵抗帯から見る環境認識
まずは抵抗帯を確認していきます。
メインでチェックする抵抗帯は水平線、200SMA、200EMA、20EMAの4つ
サブとしてさらっとチェックする抵抗帯がトレンドライン、チャネル
抵抗帯は「エントリー、利確、損切」シナリオ作成の材料です!
抵抗帯は大衆が意識するポイントになります
大衆が意識するポイントは大きく動くポイントなので必ずチェックします。
抵抗帯(トレンドライン、チャネル)
トレンドライン、チャネルは抵抗帯になりますが価格だけで引く水平線とは違い斜めの線はズレが生じやすくそれ単体での信用はそれほど大きくはありません。
あくまでも補助的な立ち位置です。
信用はしていないので少しでも信用できる4時間足以上で観測できるポイントを探します。
「チャネル+水平線」の様に複数根拠の1つとして使用していきます。
誰から見てもトレンドが抜けた事が明らかな場合に限りライン延長線上を強い抵抗帯として認識して使います。
抗帯帯(水平線)
自分のトレードスタイルは「デイスキャ」がメインなのでパッと見で分からない現在地から離れすぎている高値安値は一旦無視しています。
日足レベルの直近高値安値を抜けたら確認する必要がありますがそれまでは無視です。
日足から下位足に向かって順にぱっと見で意識されてそうなポイントに引いていきます。
直近高値安値
ラウンドナンバー
何度も髭になっているポイント
抜けたタイミングで大きく動いてる場所
これらに引いていきます。
先ほど引いた斜め線以上に水平線は大衆心理により注文が集中、チャートパターンが発生する可能性が高いポイントとなります。
チャートパターンの完成を視野に入れた環境認識を行います。
抵抗帯(MA)
次にMAの位置を把握していきます。
シナリオを作る上で200MAのタッチは多くのトレーダーが注目しているため「エントリーポイント」になるのはもちろんの事、強い抵抗として「邪魔」にもなります。
トレンド発生時は支えになりそうなMAを
レンジ時は抜けた先で邪魔になりそうなMAを
これらを各時間足で確認します。
特に200MAはグランビルの法則によるエントリーポイントになるのでシナリオ作成の重要な判断材料となるでしょう。
インジケーターから見る環境認識
抵抗帯の確認が終わったので次は各時間足における「今の位置」をインジケーターを使い「買い、売り、様子見」3つにざっくりと分けていきます。
インジケーター(MA)
今回の環境認識では200MAを基準に見ていきます
「ローソク足の位置」
200MAより上→買い
200MAより下→売り
200SMAと200EMAの間→様子見
「200MAの角度」
上向き→買い
下向き→売り
横向き→様子見
角度に関しては一旦抜けた場合角度問わず様子見とします。
例1
日足がMAを上抜け、全ての足で「買い目線」と判断。
MAの角度に注目すると日足以外が上向きの為こちらも「買い目線」という環境認識が出来ます。
例2
例1と比べて少し触りにくい相場
長期売り目線の中4時間足がMAタッチで落ちずにMAに挟まれてる状態
素直に長期に従って戻り売りに乗りたいポイントですが
MAの角度がどの時間足でもバラバラなので値幅が狙いにくいと判断。
自分なら無理に触らないです(´・ω・`)
狙うなら大きく動いてからという環境認識になります。
インジケーター(RSI)
RSIでは「上がりすぎ、下がりすぎ、ダイバー」の3つを確認していきます。
上がりすぎ→売り
下がりすぎ→買い
このような環境認識となります。
とはいえRSIでの環境認識はあくまでも調整が入るな程度で問題ありません。
その後ダイバーの確認をしていきます。
ダイバーはトレンド転換示唆です。
その為「抵抗帯+ダイバー」と組み合わせる事で環境認識の制度を上げています。
RSIを使った環境認識はチラ見程度で完了するので初心者さんには特にオススメです!
相関関係から見る環境認識
相関関係を意識して立ち回る事で「損失を減らす」「利益を伸ばす」事に繋がります。とはいえスキャ、デイレベルで戦う私にとって毎回相関を意識してられません。なにより相関関係を使ったトレードには再現性を求めるのは難があります。
そこで私は「スルーするため」の判断材料として相関関係を見ています。
過去に何度かツイートはしていますが短期が相関関係で引っ張られて動いている場合テクニカルを完全に無視して動いていきます。
見るタイミングは監視通貨が急騰、急落したタイミングのみです。
スルーするポイントを明確にすることで無駄なトレードを減らしています。
メジャー通貨ペアの相関関係は下をチェック
そのほかには
BTCとGOLD
BTCと株式
GOLDと株式
GOLDと米ドル
相関は気にしだすとキリがないので見れる範囲で十分です。
終わりに
王子流環境認識いかがだったでしょうか?
最初に言ったように環境認識に絶対の正解はありません。
今回学んだ知識が皆さんの普段の環境認識に一貫性をもたらせる結果になればと思います!
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