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ライブレポート:「THE FIRST FINAL」①2021年のSKY-HI編

今年のライブ3本目。
THEFIRSTFINALについて書く上では、触れておかないといけないことが非常に多い。人生の一部と言っても過言ではないからだ。長くなりそうなので、何回かに分けて書いていくこととする。
ちなみに初回である今回は「2021年のSKY-HI編」と題しており、SKY-HIについての話がメイン。ザストファイナルの話には全く辿り着きませんでした。
なお、画像はBMSG公式サイトからです。

「BOYS AUDITION 2021 THE FIRST」、通称ザストである。
コロナ禍のGW、することもなくHuluで一気見をした。その時点では恐らく1次審査〜2次審査の冒頭あたりまでだった気がする。
私は中学時代にAAAが好きだったこともあり、「えー、だっちゃん、オーディションするんだ」と、その程度の認識で番組を観始めた。

この時点でAAAの解散は決定していたが、これについては、正直悲しみよりも納得の方が強かった。
メンバーの脱退が続く中、5人でAAAを守ってきた彼らがそれぞれに挑戦したいことは、ファン(私の場合は元ファンだが)の目にも明らかだった。

その5人のうちの1人、日高光啓の「挑戦」は余りにも過酷で、衝撃的で、それでいて心強さを感じるものだった。
彼は2020年に事務所を立ち上げ、そしてボーイズグループのプロデュースに臨んだ。

AAAとしての日高光啓は、どれだけたくさんの苦悩と絶望を抱えてきたのだろうか。
SKY-HIとしての楽曲や、オーディション主催者としての彼の言葉を聴くと、そう思わずにはいられない。AAA時代の彼を見てきた元ファンだからこそ、その心境は痛いほど伝わってきた。

振り返ってみると、このオーディションにおいて、私が最も心を動かされていたのは、ボーイズたちの努力でも、素晴らしいパフォーマンスでもなく、人間SKY-HIの生き様だったのだと思う。

オーディションのテーマ曲である「To The First」について、SKY-HI自身は「これは2度目のメジャーデビュー曲である」というようなことを語っていた。「怖くても進め」の歌詞は、BMSGの代表として新たな人生を歩み始めた彼の心境にも重なる。

私は思わず、中学時代、共にAオタとして活動していた親友に連絡し、SKY-HIのワンマンに行くことにした。去年の夏、延期の末に開催されたRAGツアーである。

このRAGツアーは、”2度目のメジャーデビュー”にあたって、全国のファンに会いに行く=「Round A Ground」を目的としたツアーである。
SKY-HIは、文字通り全国47都道府県のライブハウスを周った。それも、コロナ禍のライブハウスに課された制限に則ってである。

この意味が分かるだろうか。私が行った地元のライブハウスは、着席でのキャパが100人。すなわち、記憶が正しければ、この半分の50人程が今回のライブの入場人数だったはずだ。

これはもう「やば!めっちゃ目が合う!」とか言っている場合ではない。(言ったけど)私は必死にグッズを購入し、少しでも利益に貢献しようと思った。(雀の涙で悔しいです)

メジャーデビュー曲の「愛ブルーム」に始まり、”2度目のメジャーデビュー曲”である「To The First」に終わる、このライブに行って本当によかったと思った。SKY-HIとしての彼の生き様に、生で触れることができたからだ。
このツアーは、時代を、カルチャーを作っていくんだというSKY-HI自身の自覚によって確立されたツアーだったはずだ。このライブを経て、改めてBMSGに、SKY-HIについて行きたいという気持ちが強くなった。

とりあえず今日はここまで。
次回はオタク丸出しでザストについて書けたらと思います。









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