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ライブレポート:SUMMER SONIC 2023

「サマソニには2度といかない」と誓った2021年9月のSUPER SONIC。
炎天下のZOZOマリンスタジアム、NiziUの初ライブパフォーマンスを観に行ったあの日です。

NiziUのパフォーマンスは最高だったけど、もうとにかく暑くて、「サマソニ(スパソニ)はこれで最後」と思っていたはずなのに…気付いたらチケットを手にしていました。

正直、ENHYPENが日本の歴史ある夏フェスに出演するなんて、こんなに早く現実になるとは思ってませんでした。しかも、まさかBE:FIRSTと同じ日なんて思わないじゃないですか?!!!!

急いでチケットを取り、ホテルを取り、万全の体制でサマソニに立ち向かうレポートです。私はもう2度とサマソニには行きませんが(2年ぶり2度目の発言)未来の皆さんのために残していきたいと思います…

まずはチケット購入〜ホテル予約

2023年3月22日、サマソニ公式から第3弾出演アーティストが発表されました。

こんなサムネイルを見たことありますか?私はありません。急いでBESTY兼ENGENEの母に連絡し、一般チケット(18,000円)を押さえました。

スパソニ2021の過酷さを思い出し、プラチナシート(31,000円)の購入も少しだけ考えました。でも、今年も必ずやってくるENHYPENの日本ツアー(通称イルコン)のことを考えると、サマソニに課金するくらいなら単独コンサートに備えるべきでは…?!と冷静になりました…
結果的に、私はプラチナシートにしなくてよかったです。とは言え、これはプラチナ購入者の意見も聞きたいところです(詳しくは後述)

チケットを予約してすぐにホテルも押さえました。
スパソニ2021では朝8時ごろに現地着を目指していったにも関わらず、その時点で長蛇の列になってました。
アリーナには入れたのでそれはそれで作戦としては間違ってなかったと思うのですが、それを踏まえるとやはり、最前エリアに行くには始発を追い越す必要があると…

我々が宿泊したのはホテルスプリングス幕張。
海浜幕張駅徒歩3分、幕張メッセまでは15分の立地。3月に予約して22,000円前後(ツインルーム)でした。

前日、下見に行くと…

ホテルにチェックインし、夕食のついでに会場へ下見に行きました。
終日マウンテンステージを陣取る予定だったので、駅から向かって右奥、マウンテンステージから1番近いゲートへ。
場所は少し分かりにくいのですが、とにかく1番右端!と思って歩いていくと階段があり、そこを登ったところにゲートはあります。

21時ごろ、現地に着くとすでに20人は並んでました…

当日の朝、入場まで

当初の予定では、始発が海浜幕張駅に到着する5時よりも少し早めに行こう…と思っていました。
しかし、終電よりも早い時間に20人並んでいる様子を見て少し到着時間を早めることにしました。

3時に起き、現地に着いたのは3時半。恐ろしいことにその時点で約300人は並んでいたと思います。
6割がBESTY(BMSG)4割がENGENEの所感。

このゲートは正面ゲートとは違い、待機場所に屋根があるのが本当にありがたかったです…
私は場所取り用のゴミ袋と100均で購入したアウトドア用クッションを持っていきました。ガイドラインには椅子の持ち込み禁止とありましたが、待機用に小さな椅子を持ってきてる人は結構多かったです。

5時ごろに母とバトンタッチしてホテルに戻り、仮眠を取った後、7時半に電話がありました。
「リストバンド交換(入場)が8時にスタートするらしい!」とのこと。
これは恒例のことなのか、今回のイレギュラーな出来事なのか分からないですが、急いで会場に戻りました。

入場マラソン

8時に会場のドアがオープン。にわかには信じがたいですが、オープンと同時に一斉に走り出します。入り口から比較的近い場所に並んでいたのですが、何人か後ろに並んでいた人に追い越されながらゲートをくぐりました。

ゲートの先には4つほど長机が並んでおり、何人かのスタッフが荷物検査に立っています。が、後ろから押されるので全然チェックしてもらえる感じではなく、置いてある長机がスタッフさんに激突…
その奥のスタッフにチケットをもぎってもらい、また別のスタッフからリストバンドをもらいます。スタッフの人数が明らかに少なく、リストバンドは奪い合い。叫び声も聞こえました。

私も後ろから押されながら、とにかく必死に前に進むしかなかったのですが、立っていたスタッフさんのことを考えると本当に胸が痛いです…

リストバンドをもらうと、次はホールに降りる入場口までダッシュ。マウンテンステージの真横にもホールへの入場口があったはずなのですが、その入口は封鎖されており、ソニックステージの方まで走りました。結果的に、そこで正面ゲート組と合流。

列の最後尾に着くと、ここでも押し合いへし合い…思わずイテオンの事故を思い出しました。パーソナルスペースもなく身動きも取れず、この瞬間が今回の中で1番暑かったです。

私は当事者なので納得の混雑でしたが、ここまでとは運営も想定していなかったのではないかと思います。
折角作った入場待機列のまま、走らず少しずつ中に入れていくことができたはずだし、ゲートの作りも長机ではなく、もっとちゃんとしたものだったらスタッフも来場者も安全だったはず。ここのホール待機時点で、既に何人かリタイアも出ていました。

少しずつ後ろに下がるようにアナウンスがあり、鮨詰め状態は緩和しましたが、この時は本当に「BE:FIRSTとENHYPENを同日にブッキングしたのは悪手だった」と思わざるを得ませんでした(BESTY兼ENGENEの発言とは思えない)

9:10ごろまではホールからリハの音が聴こえていましたが、9:30ごろになって紐を持ったスタッフが登場。約20人毎に紐で区切られ、走らず進んでくださいと言われました。
正確な人数は分かりませんが、ドアまで歩いた長さを考えると、自分より前に並んでいた人たち+正面ゲートから入った人たちの500人くらいは前にいた気がします。
そこからは追い抜き追い越しできない状態で、ゆっくり階段を降りながらホールフロアへ。そのままマウンテンステージへと向かいました。

ついにステージフロアへ!

オールスタンディングのライブはパーソナルスペースを確保しやすいフェンス横が圧倒的に楽なので、一般シートの左サイド、前から4列目をゲットしました。その後すぐに交代でトイレに行きましたが、左サイドはトイレからも近く、戻ってからの合流もしやすかったです。

もう少し詳しく説明すると、私がいたのはプラチナシートと一般シートの間で、ラインアレイのスピーカーの目の前(なので音圧はやばかった)のギリギリステージに重ならない場所。それでもステージ端にメンバーが来たらちょうど目が合うような位置でした。
それを考えると、プラチナシートは1番右サイドでもステージには完全に重ならず、チケットの値段は違うのに、見える景色は大体同じだったように感じました。
プラチナで入った人の意見を聞いてみないことには結論を出せませんが、近くで見る、ということを優先する以上、個人的には一般シートでじりじり前に進んで正解だったと思いました。

そこからは同じ場所でMAZZEL、SKY-HI、BE:FIRSTを見ました(簡単にライブレポ)

MAZZELはデビュー3ヶ月にしてようやく会えた!新曲「LIGHTNING」がめちゃくちゃかっこよくて、全員歌えるグループ!って印象が強かった。何よりも、ザストまではダンスのイメージが強かったらんきちの歌唱力が明らかに向上していて涙ほろりでした。

社長は相変わらずのサービス精神。サウンドチェックでセッションをしてくれたり、I-LANDでニキを見てオーディションを始めることを決意した話を聞かせてくれたり(いつも言ってる“優秀な人材が韓国へ行ってしまう”の頂点がニキくんだったということ)いつも通り、とにかく踊らされました。

ビーファはビバラ以来3ヶ月ぶりだったけど、またまた成長を見せつけられました…そーちんがアドリブでハイジャンプを入れまくっててめっちゃかっこよかったし、ENHYPEN意識?!となりました(意識過剰)あと、マナトがプラチナシートにバーンしててみんな死にました。BMSGフェスも楽しみです!

そして始まる女の戦争

そしてビーファの後、BESTYたちが最前エリアを離れるタイミング。ここが本当に“女の戦争”でした。

センター最前に人が押し寄せ、後ろに行く人、前に行く人が押し合いへし合い。私は左サイドだったのでそこまででの圧迫感はありませんでしたが、センターでは何人もの人が体調不良となりレスキューされていました。泣

これは簡単に解決できる問題はなく、BMSGとENHYPENをブッキングさせた以上は免れないことだったと思います。
そしてBESTY兼ENGENEの身からすると、SKY-HIがやっている“啓蒙”の重要性を感じざるを得ません。韓国ではオールスタンディングのライブで押し合いになるのは当たり前。また、ファン層が若干違うというのもあります。既存のアイドル文化に対抗し、新たなmainstreamを生み出そうとするBMSGの取り組みは、こういう部分にも影響をもたらしそうです。
もちろん私は両方のファンとして、どちらがどうということはなく、渦に巻き込まれながらもその様子を見ていきたいと思っています。

前にいたBESTYが抜けたタイミングで私も運良く2列目まで進み、aMEIでぶち上がった後、いよいよENHYPENへ…

転換中、ギターやキーボード、ドラムセットが登場し、会場からは嬉しい悲鳴。私も少しだけ期待していましたが、本当に!ついに!日本のロックフェスでバンドセットで歌うENHYPENを!見れる!!!

…一言で言えば、「日本のENGENEは幸せすぎ」。これに尽きます。
日本語曲の「Always」「Forget Ne Not」はもちろん、「Bite Me」「Blessed-Cursed」「TFW」「Blockbuster」のバンドバージョン、そしてなんと言っても初の生パフォーマンス「One and Only」はfeat.ピカチュウ!大袈裟ではなく、単独コンサートよりも贅沢なのでは?!という12曲でした。

その後、とても他のアーティストを見れるHPは残っておらず、会場を後にしました。
ENHYPENが終わった時点で、既に起きてから12時間が経過、足がガクガクして、究極に空腹で、でも汗でトイレにも行かず、という満身創痍の状態でした。

しかし、それを遥かに上回る多幸感。本当に朝から頑張ってよかった。メンバーたちも心底楽しそうにパフォーマンスしてくれて、2日前に野外でやったお台場冒険王では少しバテ気味だったので安心しました。

「サマソニには2度といかない」
そう思いながらも、きっとまたあの地に足を運んでしまうのだろうなと…

というわけで、下記、本当に重要だと思うところをまとめたぞ!

・課金するならプラチナシートではなくホテル
・本気を出すなら終電前から待機
・リストバンド交換は開場時間よりも早い可能性がある
・おすすめのポジションはフェンス横
・出来る限り複数人数で行くor周りの人を頼る

※思い出したらどんどん追加していきます

熱中症には十分に気をつけて、サマソニを楽しみましょう!!

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