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遠い星の人と暮らす

2020年の年末
新卒で入社した会社で営業として2年目だった頃に、うつに罹りました

6月頃から体調不良が気になっていて
内科、甲状腺科、婦人科などで検査を受けては問題なしと言い渡されふりだしに戻る日々

10,11月頃にはもう
食事も1日一食スープだけしか喉を通らず、どんどん体重が落ちて、倒れそうなフラフラの体を引き摺って仕事をしては、毎日乗る電車なのに全然違う駅で下車してしまうような状態になっていました

そこまできてようやく心療内科へ行って、その場で「うつ病」の診断を受け、すぐに休職する運びとなったのです

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余談ですがこういった時「早く辞めちゃえば良かったのになんで頑張ったの」「相談してくれれば良かったのに」などと言う人がいるけど、見当違いもいいところ
そんな判断力も余力もないんです
余力があったとてそんな想像力のない人には相談したくないし
有無を言わさず助けてあげられるような人でない時点であなたには救えない

𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃

休職期間中に回復せず、復職できないなら退職と言い渡され、晴れて(?)無職の身となったのが2021年の秋



そして今は2024年の2月
前職を離れてから、3年以上が経ちました

うつは治っていません
そもそも、寛解はするものの完治するものではないのだそうです


仕事もできる範囲でできるものを見つけてしているし、親しい友人とは楽しい時間を過ごせます

今は、できる範囲の生活です
その範囲の外にあるものは、なるべく遠ざけるか、他のやり方を探して代替するしかない

ただ、家族というのは、その範囲外にありつつも、遠ざかろうとしたとて追い詰めてくるものですね

元々両家とも精神系疾病患者のいなかった家系なので、「受け入れられない」のが伝わってくる
父方の親戚には未だ隠されており仕事を続けていることになっています

病気についてや私の状況についての理解は進めようとしないのに、
「とても薬を飲んでる患者には見えないから大丈夫!」「定職にはいつつく?流石にこのままってわけじゃないだろう」「また体調崩して、やっぱり精神的に弱いのね」と攻撃だけは怠らない

そんな家族や親戚と会うと、翌日寝込むこともありました


「僕たちはみんな、人間っていう箱に入った宇宙人なんだ。 やってきた星がバラバラなんだから、分かり合えないのが当然なんだよ」

『ちひろさん』

もともとHSP気質を強く持っていて
普通の人が普通に暮らしていくためのこの社会がわたしにはとてもとても生きづらかったりもして
きっとこの星から遠〜く離れた星から来ちゃったんだと思う

でもわたしはあちら側の人間でなくて良かったとも思うし
幸い理解してくれる友人や同じまたは近しい星の人とも出会えた

そんな人たちを大切にして、いま、生きてる
いまは、ね

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