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【無料記事】魚谷プロとトークイベントをやりました

【さすがトッププロ】

 12月6日に都内で私の新著「Mリーガーの素顔」発売記念のトークイベントを行った。ゲストは魚谷侑未プロで、多くのファンの方が集まってくださった。
 魚谷さんの話は以前から非常に面白かったのだが、Mリーガーになった彼女は一回り大きく成長していたように思えた。
 発言のすべてに「プロの凄み」を感じた。
 本の表紙のキャッチではないが「麻雀で生きる覚悟」を決めている女性の強さが伝わってきた。
 特に、会の最後に「これから麻雀プロを目指したり、強くなることを目指す、特に若い女性に向けてメッセージを」と、私が無茶ぶりに近い「締め」を要求したのだが、それにもきちんと「達人クラス」のコメントをしてくれた。
 一方で、イベント前日の「Mリーグ」のオーラス、萩原聖人さんの裏ドラめくりから、お互いに見つめ合って笑顔を見せたシーンの「リアル」も聞かせてくれた。楽しい話だった。
 このトークイベントの模様は「ツイキャス」でも見られるので、興味のある方にはぜひご覧いただきたい。

 そのイベントには竹書房関係者は誰一人来てくれないし、本も私が買い取ったものをお配りするシステムだったのだが。おそらくツイキャスでの配信も見てくれていないと思われるが。ちゃっかりと「宣伝」はしようとするのがカネポンこと金本晃「近代麻雀」編集長である。
 会場入りする直前、私がラーメンを食べていたら以下のLINEが来た。
 

 魚谷さんにそのまま聞いたら「なじんでますよ」と言われたが、そんなもん、それ以外の答えはできないだろ。
 「なじめてません」って言ったらカドが立つ。

 ちょうどこのイベントの前日、醍醐プロはMリーグ初トップを取った。それで私は「少しは気が楽になったかも」みたいなことを言ったのだが、魚谷さんからは「皆さんからはそう見えるかもしれませんけど、醍醐さんも長年やってるプロなので。なかなかトップが取れないことはよくあるし、それよりも、自分が思っている牌が打てているから気にしていないと言っていましたよ」と、チームメイトならではの話を披露してくれた。
 ただ、魚谷さん本人は「私は毎回トップじゃなきゃ嫌なんで、毎回、一喜一憂してます!」と言っていた。
 私は彼女の、この正直に感情を出す部分に惹かれて、15年ほど前に「こんな人がいるなら、競技麻雀の生配信はビジネスになるかも」と思えるようになった。

 その後、パリで森山会長に怒られたり、ド天然な部分を様々な局面で披露しながらも、男たちをなぎ倒して「王者」になっていった。「Mリーガーの素顔」には、私目線ではあるが「彼女のこと」をリアルに描いたつもりである。
 彼女は達人になって大人になったが、まだまだ「正直」な部分は残っていて、だから変わらず魅力的だった。

(了)

新刊「Mリーガーの素顔」発売中!

麻雀で生きる覚悟を決めた。
だから彼らはキラキラしてる。

萩原聖人、佐々木寿人、黒沢咲、瀬戸熊直樹、滝沢和典、魚谷侑未、瑞原明奈、伊達朱里紗、小林剛、本田朋広、近藤誠一、菅原千瑛、白鳥翔、二階堂瑠美

14人のスター雀士最前線の真実がここにある。

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