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「TEAM雷電にとっては、セミファイナルが本当の勝負」TEAM雷電・瀬戸熊直樹、独占インタビュー

Mリーグ2022-23のレギュラーシーズンが終わり、TEAM雷電は5位でセミファイナルへ駒を進めることとなった。
今シーズンは、ファイナルに進めなければ選手の入れ替えが発生する勝負のシーズン。その中で現最強位でもある瀬戸熊直樹が、セミファイナル突破に懸ける思いを語った。(構成・東川亮)

■耐えに耐えたレギュラーシーズン

-まずレギュラーシーズンの振り返りを。
個人的には、シーズンが始まるとき「僕がプラスにすればレギュラーは突破できる」と思っていたんです。
結果は少しマイナス(-34.3pt)でしたが、苦戦した状況の中では何とか踏ん張れたかなと思います。

データ的な話をすると、放銃率が32人の中で一番低かったんです(7%)。そして親かぶり率がリーグで一番ひどかった。
これは中々手が入らなかった、勝負できる状況が少なかったことから読み取れるデータだと思っています。
ラス回避率がリーグ4位タイ(0.8333)という記録も含め、数字的な分析で言うと、耐えに耐えたレギュラーシーズンでした。

■本田朋広、転機の一日

-今シーズンは、本田朋広選手が最後までMVP争いをするなど好調でした。

チーム全員の総意として、本田に関しては自由にのびのび打たせるのが一番良いと思っていました。
1回、本田が連闘してラス・トップだった日が前半戦であったんです(11月11日)。その日は初戦で本田がトップを取れば連闘、そうじゃなければ僕が2戦目予定でしたが、初戦で本田がいきなり3局連続放銃で箱ラスになってしまいました。

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