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「企業が麻雀業界をスポンサードする意味とは」株式会社ダンネット・林正史社長(ポリエステル番長)

人材紹介サービスなどを手掛ける株式会社ダンネットの林正史社長は、かつて高田馬場にあった伝説の雀荘「ポリエステル100%」「番長」と呼ばれ、長年にわたって現在のMリーガーをはじめとする数多くの麻雀プロと交流してきた、麻雀界では知る人ぞ知る人物である。

ダンネットは2023年に日本プロ麻雀協会とスポンサー契約を締結。昨今ではさまざまな企業が麻雀プロ団体やMリーグチームとスポンサー契約を結ぶが、企業側の思惑、そしてスポンサードの意義はどんな点にあるのか、話を聞いた。


■椿彩奈プロがつないだ縁

-ダンネットさんは、どのような経緯で日本プロ麻雀協会をスポンサードすることになったのでしょうか。

まず、私が社長になったのは6年前なのですが、当時は会社のお金を使って何かをすることは考えていませんでした。その後、Mリーグが始まって各チームにスポンサーがつくようになり、そこから麻雀プロ団体にも企業がスポンサードを始める中で、10年くらい付き合いのあった椿彩奈プロのお誘いで、日本プロ麻雀協会のスポンサーである株式会社ピンクイオンアスリートサポートの北村社長、株式会社 久(一久)の久保社長とセットをすることになったんです。そこでスポンサーに関する話題が出たところから、できる範囲であればということで、実際に団体とお話をすることになりました。

椿彩奈プロ(日本プロ麻雀協会)

協会からしてみれば、もちろんスポンサーが増えるのはありがたいし、何より「麻雀界に顔が広い番長さんがスポンサーしてくれること自体が協会にとってはメリットがすごく大きい、お金の問題じゃないのでご興味があればぜひお願いします」とおっしゃっていただいて、もちろん正規の金額をお支払いする形でスポンサーになりました。具体的な金額を明かすことはできませんが、Mリーグチームへのスポンサー料ほどではないかな、という感じです。

■人材紹介会社が麻雀プロ団体にお金を出すメリット

-企業としては、スポンサーをするメリットがないとなかなかお金を出せないと思います。日本プロ麻雀協会のスポンサーに、どんなメリットを感じていたのでしょうか。

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