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浅見真紀と橘家の戦い:2戦目【文・橘哲也】


著者プロフィール
橘哲也…日本プロ麻雀協会のA1リーガーにして、浅見真紀プロの夫。
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浅見真紀にとって、これ以上ない結果となった初戦から早くも2週間が過ぎようとしていた。
その間、自身の登板こそなかったもののチームはプラスを積み重ね、+39.7の3位と好位置につけていた。

この日は10/9(月)、スポーツの日だ。
普段は平日に開催されるためなかなか対局直前まで一緒にいることはないのだが、この日は祝日ということもあり家族で過ごすことができた。

お昼は友達家族とフードコートで食事。
この友達家族というのはMリーグの解説でもおなじみ河野直也と親友華村実代子夫妻のことだ。
妻にとって一番リラックスのできる環境ともいえるだろう。

息子がトイレットペーパーで遊び部屋の中を散らかしきったあの時までは。

なぜか裸になっているというおまけ付きだ。

夕方になり、妻が対局スタジオへ向かう。
息子はMリーグのことをエムグーリームというため、『ママエムグーリームがんばれー!』と送り出す。
実に愛くるしい。

この日は1戦目に出場した園田が大きなトップをとったため、なんと3年ぶりのチーム3桁プラスに到達。

このまま3桁をキープしたまま終えたいところ。
そんな大事な2戦目に登場することになった。

試合前にこう呟いたのは、2日前に私が雀王決定戦進出をかけた戦いに敗れたため、その敵を取ってくれの意味合いだった。
しかしこの後子供を寝かしつけた際に私も寝落ちしてしまい、丸々2戦目を見逃す事態が起きていた。
結果的にあとは任せた私は寝るよという意思表示になってしまったのは反省である。

2戦目の対戦相手が出揃う。

堀慎吾だ。
実は妻と堀にはただならぬ因縁がある。

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