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【無料記事】もしもう一度出られたら【原えりか】

 3月17日に最強戦女流新スター決戦に出場しました。
 最強戦読者アンケートで近代麻雀を買い占めて敗れ、2024最強戦出場枠争奪戦で運も良く勝つことができ、色々な思いがたくさん詰まった試合でした。

 試合当日までは、緊張やワクワク、何が何でも優勝したいという気持ち、たくさんの感情が溢れ出ていました。

 試合当日。
 メイクさんにメイクをしてもらって、入場シーンのリハサーサル。
 普段こういう事を経験できる機会がなかったので、もうすぐ本番なんだなと、どんどん実感が湧いて来ました。
 あっという間に本番になっていて、気づいたら席に座っていました。

 麻雀牌を触ると、なんの緊張もなくなって麻雀に集中する事ができました。
 最強戦に初めて出場するのもあって、正直もっと手が震えたり、心臓がバクバクするのかなと思っていたけれど、全くしなくてびっくりしました。
 それよりも最強戦という場に立てて、麻雀を打てる、こんなに幸せな事はないなと思いました。

 あれから3ヶ月。
 オーラス倍満条件をクリアするテンパイを入れたのに、結局は八萬をツモれなかった事、今でも思い出すと悔しい。

 ツモれていたら、もう一度あの舞台に立てていた。そんな、たらればを言っても仕方がない事はわかっています。

 女流新スター決戦が終わってから、もうすでに5試合終わっています。
 全部の試合、お店のテレビで流したり、休みだったら携帯でみたり。
 ずっと前から最強戦は見ているけれど、あの場に立つ前と後では見ている時の気持ちも変わりました。
 前までだったら、入場シーンかっこいいなとか、麻雀の勉強をさせてもらったりとか、今でも気持ちは変わらないけれど、それよりも、なぜか見ているだけですごくワクワクします。

 最強戦の日が決まってから、ずっと抱いていた気持ちが、思い出されます。
 試合を見るたびに、もう一度のあの舞台に立ちたいと強く思います。

 私が麻雀番組で初めて見たのが最強戦。感動して気持ちが踊らされたのも最強戦。
 だからこそ、大阪で引きこもっていた時、何かを変えなければと思って行動したのが、読者アンケートでの近代麻雀買い占めでした。
 最強戦は、私の心を踊らせてくれて、行動を変えるきっかけまで作ってくれました。
だからこそ、また出たいんです。

 もし次に出られる機会があれば、まずは入場シーンをもっとかっこいいものにしたいです。
 初めて最強戦を見た時に思ったのが「入場シーンがかっこいい、インパクトがある」という印象でした。
 前回の私は、真っ直ぐ前を見ていたのですが、恥じらいと緊張が勝つあまり、かっこいいとは思われないような入場シーンだったと思います。

 まだ麻雀を始めたばっかりの私は、かっこいい入場シーンがあったからこそ最強戦という番組を注目して見ていたのです。
 だから、もし昔の私みたいな人が見てくれた時に、少しでも最強戦という番組を覚えてもらえるような、なにか思ってもらえるような入場シーンにしたいです。

 そして一番は、麻雀です。
 私はまだまだ未熟者です。
 月に1〜2回勉強会に出たりしていますが、それだけでは強くなれない事もわかっています。
 もっともっと麻雀を打ち込んで、いろんな先輩方の試合動画を見て勉強します。
 最強戦は予選も決勝卓も1回勝負。
 勝負所の見極めや、押し引き、すごく難しいけれど、もっと知識を増やして運だけじゃなく、ちゃんと勝てる人になりたいです。

 最強戦という番組は本当に素晴らしい。
 簡単に次あるなんて思ってはいない。
 でも、もし次があるとしたら、なくても今書いた事は頑張ります。

 あんなに気持ちが踊らされて、見ているだけでもワクワクできる最強戦という舞台。
 もう一度立ちたい。


6月19日にこの大会で優勝した小宮悠プロとDVDサイン会イベントに出させていただくことになりました。
東京でのイベントは初めてですがたくさんの方に来て欲しいと思いますので、よろしくお願いいたします!


文・原えりか

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