【無料記事】権利をお金で買うことの是非【谷崎舞華】
みなさまこんにちは。
最高位戦所属、武蔵小山禁煙麻雀BAR“R”代表の谷崎舞華です。
金本さんが最強戦スポンサーカップの出場者に記事を書きませんかと呼びかけました。
意気込みや自己紹介文などということでしたが好きなこと書いても許されそうなので思っていることを書きます。
私は常々思っていました。
麻雀最強戦は麻雀が一番強いやつを決めてなくないか、って。
最強とは何か。
麻雀最強戦なら麻雀が一番強いやつを決めるわけでしょ。
金本さんだっていつも言ってる。
麻雀が一番強いやつは誰だって。
でも麻雀最強戦は麻雀強い人だけが選ばれるわけじゃない。
出場者の選定に疑問を抱いている人もいるはず。
アマチュア最強位やプロ選抜などとんでもない人数の中から予選で勝ち上がってやっと一回出場する人もいれば、複数の枠でチャンスがある人もいる。
機会が均等でないシステムで最強を決めますと言われましても、とずっと思っていました。
そして前回、急に人気投票による出場枠ができました。
これまた麻雀の強さによって選ばれるわけではない枠です。
だって女流だけなんだもの。しかも大量のリスト漏れ。なんだこれって正直思いました。
私もリストに名前がありました。無断で。発表された時は驚きました。聞いてない。
この件は案の定大炎上し、たくさんの人の意見により新しい取り組みが行われることになりました。なんだかんだ結果としては良かったんだろうなと今は思います。
この投票の時に思ったんです。最強戦の枠って買えるんだなって。
一冊約900円の近代麻雀本誌。千冊買えば90万円。
もしあなたが富豪なら、推しの女流に最強戦の枠をプレゼントすることができます。
でもそれって最強か?
最強とは何か。
そう思っていたら今度は最強戦スポンサーカップの話がきました。
最強戦に協賛した企業の推薦選手8名で予選を行い、優勝者は本戦に出場できますというものでした。
協賛金を聞いたとき私はコスパがいいと思いました。
正直この話を知っていたら協賛したのにっていう人結構いると思います。
企業の代表選手が八分の一で本戦出場。
(本戦出場以外にも番組内で宣伝できるなど他項目もあります。)
でもこれって最強か?
人気投票も企業協賛もそれだけを切り取ったら麻雀にも強さにも関係ありません。
でもね、そこに至るまでにすでに予選が行われているようなものだと私は考えます。
たくさん投票してもらえるだけの人気を得るための努力があります。
持って生まれた美しさは与えられたものかもしれませんが、容姿の維持も大変です。
それに見た目が美しいだけでは大きな人気とはなりません。
接客やSNSなどでの振る舞いも大事な要素です。
そんなの麻雀の強さには関係ないという人もいるでしょう。
でもこれもまた強さの一つだと私は考えます。
企業協賛もそうです。まず協賛できるだけの企業であること。
協賛しませんかと声がかかるだけの活動をしていること。
何もせず声がかかることはありません。
ひとつタイトルをとったからと言ってその人が最強だとは言いません。
ひとつもタイトルをとっていないのに最強だと言われている人もいます。
たくさんタイトルを持ちながらもMリーガーに選ばれていない人もいます。
逆に目立った実績を持たないけど選ばれている人もいます。
強さにもいろいろあるんだな、と、今の私は思っています。
各々得意な分野の強さを発揮して出場する。
そして最後は麻雀で優勝者を決める。
それが麻雀最強戦なのかな。
最強とは何か。
私にはまだ答えが出せていません。
でも今回私は八分の一の出場枠を買うことができました。
これは誰にでもできたことではありません。
私が今まで積み重ねてきた色々な方面での努力の結果だと捉えることにしました。
若くも美しくも麻雀強くもない私がそれ以外で手に入れた権利です。
でも最後は麻雀です。
最終的には麻雀で勝たないと優勝はできません。
色々な方面で強さを発揮している人を集めて最後は麻雀で勝者を決める。
なんでこんなのがと思ったとしても、その人にも何かしらの強みがあるということです。
6/14の最強戦スポンサーカップで私の強さをお見せできたらと思います。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
応援よろしくお願いします!
6月14日(金)17時開始 麻雀最強戦2024スポンサーカップ【無料生放送】。
優勝者は8月4日のABEMA放送「麻雀最強戦2024読みの神髄」に出場。
文・谷崎舞華
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?