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時には斜に構える【文・しぬこ】

コラムを書くというのは難しい。
私に興味がある人は何を書いても面白いと思うが、私に興味がない人にとって、このページは無駄だと読まない人もいるだろう。
私だってそうだ、文末にある編集長のコラムが家庭の事が書いてあると面白いと思い笑いながら何度か読み返すが、麻雀について詳しく書かれているとほぼわからず文字を目で追いかけるだけの作業でしかない。
しかし読者の中には編集長の家庭のことなんて興味ない、麻雀について語っている編集長のコラムが1番面白いと思ってる人もいるだろう。

連載を始めて数年経ったがいまだに私は麻雀についてあまり詳しくない。
下手に麻雀について語らないから面白いのかもしれないし、そこがつまらないのかもしれない。

数年前に、斜に構えるというコラムを読んだ事がある。

消しゴムを机の上に置き、1分間消しゴムを褒める。
「消しやすくていい」「ここの紙のケースは角をくぼませることで消しゴムが折れずに使える」「字を消すのに白さを保つ姿がかっこいい」なと、すらすら褒める言葉が出てくる、
次に1分間斜に構えて消しゴムを見てみよう。
「角が8箇所しかないから消しづらい。」「この紙のケースが嫌い」「そもそも白である必要ってある?」さっきまで良いところしか見えず、褒めていた消しゴムが一瞬にして気に食わない存在になってしまうのだ。
この思考の切り替わり方はわたしにとって衝撃的だった。
おちんぽだって「おちんぽは大きさではなく硬さが大切」「女性と違って洗いやすい」

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