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【無料記事】選ばれなかった女たち・続報②【文・飯盛裕美子】


夏川夏未プロ

森本さんとの話がひと区切り着いたところで、コーヒーのおかわりと苺のシフォンケーキを頼んだ。この日はお昼にも別件で打ち合わせしていたのだが、その後ウヒョ助先生の漫画「ピークアウト」の1巻を買いに行ったり、資料作りを進めたりとで何も食べていなかった。シフォンケーキはふわふわで癒される。

「では続いておなつ(夏川)さんなんですけれど」

「はい、私ですか!?」

「おなつさんは、たくさん引き出し持ってるし、表現も出来るから基本お任せでいいと思ってるんだけど、1つだけどうしても提案したいことがあるんだよね」

「チェキにメッセージを書き込みしてくれたやつあるでしょ?服装は自分が1番かわいい!と思ってるやつ着てもらって、表情はいつものすん、としたのと、笑顔で撮ってもらって。あとはあの手書きの書き込みしてくれるだけでもうめちゃくちゃ強い作品になっちゃうと思うんだよね」

夏川さんはグッズの販売もされているのだが、チェキの販売もされている。ファンの方はご存知かと思うが、チェキの裏面には購入者宛のメッセージがびっしりと書き込まれている。
その手書き文字がまた可愛らしくて、写真と絶妙にマッチしている。

「あ〜!もしかしてこんなイメージじゃないですか?」

カメラマンがビシッと撮影した写真に、可愛らしい手書き文字が載ればオシャレな作品に仕上がるのが目に浮かぶ。

「そうそう!こういうの!note記事に書く文章の一部を書いてもいいと思うし、夏川さんてすごくオタクな所があるでしょ?普段あまり表に出していない癖(ヘキ)みたいな物を書いてもインパクトがあると思うんだよね」

「うーんたしかに。私はめっちゃ親しい人にはよく喋るし、テンションあがったら踊り出しちゃったりおもしれー女でいられるんですけど、そういうの出して行ってもいいのかな〜って思ってたんですよね」

「(踊り出す?)あと本当に夏川さんは笑顔が素敵だから、笑顔の写真をたくさん撮りたい!森本さんにもお伝えしたいんだけど、撮影当日には、めちゃくちゃ仲良い友達とか、好きなぬいぐるみとかもし都合ついたら持ってきてね」

「我々素人は、カメラ慣れしていないので表情が固くなってしまっていい写真が撮れるまで時間がかかる。だけどとても仲の良い友達や好きな人に見ててもらうと、いい顔が撮れるのよ

上記は私の経験談である。
写真撮影をされる際にはぜひ参考にしていただきたい。

先述の通り夏川さんは本人も可愛らしく、尖った所もあり、まとめ力もあるのできっと素敵な特集になるだろう。

話の流れで企画の細かな表現について夏川さんから提案があがった。

「noteの宣伝方法なんですけれど、動画を撮るのもいいかなって思ってて。文章は読まないけど動画なら見るって人もいるかもですし、本編に貼るでもよし、Xの告知的に公開するでもよいし」

「ショート動画的なね」

「そうですそうです。以前ショート動画撮りましたよね」

私と夏川さんは以前自分たちをアピールする目的でショート動画を撮ったことがある。
MリーグのCMで流れている「大好き!」のオマージュ動画だ。


夏川↓

飯盛↓

確かにnoteはリンク押して能動的に読む、というハードルがあるが、動画は開いてしまえば勝手に進んでくれる受動的な情報だ。刹那的な情報伝え力としては動画の方が強い。
近日中にしっかり考えてみよう。


改めて夏川さんに対して心強さを感じた。
魅力的な制作物が出来上がるその裏側には、そのアイデアへ至るまでとてつもない量のアイデアやラフがある。たくさんの案の中からたった1つだけ選んでブラッシュアップする。
エネルギー、技術、センスが要求される作業だ。

ちなみに私は夏川さんに対してこういうことを考えてきて欲しいとは伝えていない。
自発的に提案してきてくれたことが何より嬉しかった。

この企画を進めるにあたって、唯一私が心配していることは「参加者との温度差」がある。主役はあくまで参加者のみなさま自分自身であり、麻雀への情熱、自分をアピールしたいという熱意。これはご本人達に頑張っていただくより他ない(もちろん最大限協力させていただく)
特集の仕上がりは、参加者の熱意がダイレクトに現れてくる。

難しく考えることなく、楽しくやりたいようにやっちゃえ!くらいの気持ちで取り組んでいただくか、もしくは選ばれなかった悔しさをバネに力強い表現をしてくださることを期待している。

つづく

文・飯盛裕美子

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