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Mトーナメント、最高位戦が送り出す選手6名はどのように決まったのか?(最高位戦:河内宗史プロ)

Mリーガーと5団体から推薦された実力者がトーナメント方式で優勝を目指す「Mトーナメント」が、昨年に引き続き開催される。各団体にはそれぞれ推薦枠が与えられ(※)、団体内で選手を決定するのだが、最高位戦日本プロ麻雀協会は団体内の風土に基づいて出場選手を選出した。

★出場枠
日本プロ麻雀連盟:10
最高位戦日本プロ麻雀協会:6
日本プロ麻雀協会:4
RMU:3
麻将連合:1

果たして、選手はどのように決まったのか、そして出場選手に期待することは。最高位戦日本プロ麻雀協会事務局の河内宗史プロにお話をうかがった。


■竹内最高位は確定していた

-今回のMトーナメントで、最高位戦日本プロ麻雀協会の出場者はこちらの6名と発表されましたが、この人選は、どのように決定されたのでしょうか。

新井啓文
水巻渉
竹内元太
相川まりえ
浅井裕介
有賀一宏
(※発表順)

河内 まず、候補者は上位リーグであるA1とA2、自団体・他団体・メディア対局等の主要タイトルを持っている選手に限定しました。自団体のタイトルは、最高位、女流最高位、發王位、最高位戦Classic、新人王、女流名人、関西王者、北海道王者などになります。そして、そこから3月に最高位戦の理事会で投票を行い、総得票数が上位に選ばれた選手がMトーナメントに出場することになりました。なお、近藤誠一プロは候補者に入っていたのですが、ご自身の体調面の問題で、今回はご自身の出場については辞退されています。

-一番得票したのは、やはり最高位の竹内元太プロだったのでしょうか。

河内 実は、昨年は会員全体の投票でフラットに決めていました。ただ、極端に言うとその方法では団体最強の証である最高位が選出されない可能性がありましたので、最高位の竹内は1枠で確定させ、残る5名を投票で選ぶことになりました。

竹内元太

また、昨年は男性プロ5名が出場していましたが、女性にも強いプロがいること、そしてMリーグが男女混成チームであるということも踏まえ、投票時には必ず最低1名は女性プロに票を入れることになりました。今回で言えば相川まりえ(女流最高位)、谷崎舞華(女流名人)、太野奈月(A2リーグ所属)、新榮有理(シンデレラファイトシーズン2優勝)が候補者になったのですが、そこから女流最高位の相川が選ばれた形になります。

相川まりえ

■有賀一宏、水巻渉が選ばれた「会員からの信頼」

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