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錦江町ふるさと納税プロモーション動画制作2日目

こんにちは!錦江町未来づくり専門員の馬場みなみです。

先日の撮影に引き続き、今回も子どもたちと一緒にふるさと納税に出品してくださっている事業者さんのところへ取材しに伺ってきましたので、その様子をお伝えします!


錦江町では、ふるさと納税の寄附金を小児科オンラインや錦江町MIRAI寺子屋塾といった、未来づくりのための事業に活用しています。今回、Siii Scale Studiosの鮫島さんにご協力していただき、寄附していただいた方に寄附金の使い道や事業者さんの想いをお伝えするための動画を制作しています。


クラシックブドウ浜田農園さん

まずは、主にブドウやマンゴーをつくっているクラシックブドウ浜田農園さんへ。

濱田さんは、ここ花瀬にワイナリーをつくりたいという夢があります。今はワイン用に7種のブドウを育てられていて、ワインづくりは別のワイナリーや大学に委託されていますが、これから花瀬にワイナリーをつくり、「花瀬ワイン」の名を広めて人を呼びたいと思ってらっしゃいます。そして、このワインを通して、子どもたちがこの町のことを誇りに思ってもらいたいという想いがあります。

ふるさと納税に関しては、農産物をつくるのが楽しくて、好きで、それが町の土台づくりの役に立っているということはすごく誇りに思うと話してくださりました。

取材後、ブドウハウスへ行かせていただき、濱田さんから子どもたちに色んな種類のブドウの試食を出していただきました!これには子どもたちも大喜び。「今日は幸せだ―!」といってパクパク食べていました(^^)

また、ブドウの収穫体験もやらせていただいた子どもたち。「買って帰りたい!」という子もいて、町の新しい場所を発見できたようでした。


でんしろう うんめもんの会さん

次は、地元の特産品を加工、販売している、でんしろう うんめもんの会へ。

うんめもんの会の食材は、すべて町内の方々が作っている作物を使っており、地元の人を巻き込んで地域が少しでも潤ってほしいという想いで活動されています。

最近では町外、県外からのリピーターさんや、観光ツアーでのお弁当注文が増えているそうです。うんめもんの会代表の猪鹿倉さんは、どこか懐かしいふるさとの味をつくって、それが食べる人とふるさととの橋渡しになれば嬉しい、とお話ししてくださりました。

うんめもんの会といえば、けせん団子。子どもたちも、ここのけせん団子が好きなので、また来たいですと話していました(^^)



N.atural 082さん


次は、有機天然酵母ベーグルと、植物性の素材のみを使用した、ヴィーガンの焼き菓子を販売されているN.atural 082の川口さん。

お子さんが生まれたことで、安心して食べられるお菓子作りに熱中し、地域の方々からの後押しもあってお店をオープンされました。

ふるさと納税での寄附金が子どもたちのための事業に使われていることに対して、「私がせっせと焼くことで子どもたちのためになっているので、すごく有難いです。」とおっしゃってくださりました。

子どもたちには、「君たちの身体は食べ物でできているから、大切につくられたもので食べてほしいと思っています。食べ物がどこでどうやって作られているかを時々考えてみてほしいな!」という素敵なメッセージを伝えていただきました!



内門精肉店さん

お昼を挟み、次は内門精肉店さんへ。

内門精肉店は商店街にありますが、今営業しているお店は少なくなっています。その中でずっと続けてこられた内門さんは、お店にある昔ながらの冷蔵庫や、肉の塊を吊るしていた鉄のフックなどを見せていただき、昔の精肉店について貴重なお話をしてくださりました。

ふるさと納税に関して、「この小さな町の肉屋さんを選んでいただいたからには、ちゃんと良いものをお送りしないとと思っています。錦江町の名前をしょっていますから。」と、仕入れや保存料未使用などのお肉のこだわりだったり、送りものには手紙を添えているということを教えてくださりました。



城下製茶さん

続いてはお茶を栽培されている城下製茶さんへ。

錦江町は小さいけれどもお茶の産地として知られています。城下さんは3代目のお茶農家さん。「両親が地域の行事によく参加していて、こういうところで仕事をするのもいいなと思った。」という城下さん。
お茶を注文してくださった方から、今度からここのお茶にしますとメッセージが届いたそうで、「おいしいと思ってもらえる。それが自分にとっては全てですね。」と話してくださりました。

また、これからの町の未来について、「この町に知っている子どもたちがいっぱいいて、他人事とは思えない。その子たちが元気なのが一番だし、この町でよかったと大きな声で言える町になってほしい。」と、想いを伝えてくださりました。

茶畑から海が見える景色に、「すげ~!初めて来た!」と興奮気味の子どもたちでした!


小児科オンライン


最後は、前記事でも紹介した、小児科オンラインを利用されている方のお宅へ訪問しました。
小児科オンラインに登録していると、病院に行くか行かないか迷うような症状でも気軽に相談できるし、LINEで送られてくる小児科オンラインジャーナルもよく見ていて助かりますと話してくださりました。

また、小児科オンライン事業を運営されているKids Publicの橋本先生にもお話を伺いました。子育てにおいて誰も孤立しない社会をつくるという理念を掲げられていること、そして、小児科医がいない錦江町のような地域でどんどん活用していただきたいと話してくださりました。


感想


子どもたちと一緒に回っていると、「いい夏休みだね~。」「好きなことを頑張ってね。」など、みなさん素敵な言葉を子どもたちにかけてくださりました。事業者の皆さんが、ふるさと納税の寄附金を子どもたちの未来につながる事業に使うことに共感して協力していただき、こうした地域の方々が子どもたちを見守る姿勢が、良い地域社会を生むのだなと感しました。

また2日間、子どもたちもずっと取材、撮影をしてくれました。難しい話になると分からなかったり言葉にできないかもしれないけれど、頭の中ではちゃんと聞いて、たくさんの事を感じ取ってくれたのだと、子どもたちの表情や取材取材の振り返りを見て思います。ワークショップを含めた3日間、素直で可能性にあふれた子どもたちと過ごすことで、私も色んな気づきを得ることができました。


今回取材・撮影に協力してくださった皆さま、ありがとうございました!