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【私好曲】Lady Gaga 「1000 Doves」
ガガさん「オラに元気を分けてくれ!」
世を忍ぶ仮の姿は「ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ」。その正体は、スーパースターのレディー・ガガさんである。
ガガさんと言えば、いろんな形で我々を楽しませてくれる人。
10分でデビュー曲を作ってメガヒットさせちゃったり
ボーイフレンドが博打してる姿から曲を作ってメガヒットさせちゃったり
薬物を投与されて連れ去られ、性的奴隷としてロシアン・マフィアへの見世物になるというイカレタ設定のMVを作ってメガヒットさせちゃったり
ビヨンセと「テテテテテ」と言ってたらメガヒットさせちゃったり
地球の上にガガさんが座りながら新種族を出産するというトンデモMVを作って、わずか5日でiTunesで100万DLを達成しちゃったり
映画で主演しながら曲も披露して、アカデミー賞を受賞しちゃったり
そんな流れで迎えた2020年にリリースされたアルバムが「Chromatica」。
そこに収録されている1曲が「1000 DOVES」。
リード曲でもなく、奇抜さもない曲だが、それだけにガガさんの良さがストレートに凝縮されており、重ねてきた年輪も感じることができる良曲である。
元々この曲はピアノバージョンとして製作されており、「Chromatica」ではボーナストラックとしてピアノバージョンも収録されている。
このピアノバージョンについてはガガさんもコンサートで披露しているので、ご本人も結構好きなのかもしれない。
が、私としては、通常バージョンの方が断然好きである。なぜか。
それは、通常バージョンの方がサビの「オラに元気を分けてくれ!」という部分がより力強く感じられるからである。
いろんな人を元気にしてきたガガさん。愛の大切さを伝えてきたガガさん。
そんなガガさんも「正直シンドイっすわ」とこの頃は感じており、「いや、マジ、私も人間なんで。助けてもらってもいいっすか?」という気持ちで作った曲らしい。
ピアノバージョンは、このあたりの情感がモロに出ている。ぶっちゃけ、ガガさんというよりは「ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ」さんになっちゃってると言ってもいい。
で、これをアルバム「Chromatica」のコンセプトに合うようにEDM色をちゃんと加えてブラッシュアップしたのが通常バージョン。これこそがプロの仕事であり、ガガさんである。
ボロボロで助けを求めながらも、胸を張り、前を向く姿を聴衆に見せるガガさん、そんな光景が目に浮かぶ名曲。
通常バージョン、ピアノバージョン。あなたはどちらがお好きですか?
【私好曲】=私の好きな曲の略です。
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