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近畿WEIN図鑑 #9 久保 駿貴
プロフィール
久保 駿貴(くぼ しゅんき)
1997年生まれ。兵庫県出身。岡山大学 理学部 地球科学科在学。
大学入学後「訪日外国人を日本人学生が案内するツアーサービスGUIBO」でCVG中国大会最優秀賞、起業家甲子園全国大会準優勝。「ファンから始まるクラウドファンディング はろとくわ」などの創業を経て、ABABAを立ち上げ。BS「夢ラボ」やMBS「ミント!」、Yahoo!ニュース、各種新聞など多数のメディア出演あり。
-久保さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。早速ですが、まず最初に自己紹介をお願いできますでしょうか。
皆さん、はじめまして。久保駿貴(くぼ・しゅんき)と申します。 岡山大学の4年生で就職活動の最終選考まで進んだ学生を企業間で推薦し合うプラットフォームABABAを運営しています。
兵庫県在住で現在の拠点は大阪になります。今年の4月からは神戸大学の大学院に進学する予定なのですが、ABABAの事業をより大きくするために入学と同時に休学をして上京する予定です。
※株式会社ABABAさんについてチェック↓
https://abababa.jp/
-まず最初にABABAさんの事業をスタートしようと思ったきっかけについて教えていただけますでしょうか?
きっかけは友人の就職活動になります。その友人はとある会社にずっと就職したいといって頑張っていて、無事に最終選考まで進むことができたのですが、残念ながらお祈りメール(不採用通知)をもらってしまって、その後の彼というのは、その会社のことを散々ボロカスに言うようになってしまっていて、、、
やっぱりそういった人たちが年間に何百人もでてきているというのは企業さんにとっても良いことはではないですし、そもそも最終選考まで突破してきたにも関わらず、最後のステージで負けてしまえば、また一からやり直しになってしまう就職活動の現状は良くないなと思うようになりました。
最終選考までの頑張りが評価されて欲しいですし、そもそも最終選考まで残るということは、お互いが1ヶ月なり2ヶ月なりに長い時間をかけて向き合ってきたなかで、「ご縁がございませんでした」という無機質な一通のメールで済まされてしまうのは寂しいし、ご縁があったからこそ長期間向き合うことができたと思うので、そういった不採用にせざるを得なかった学生たちともいい関係をつくっていってほしいと願っています。
-ご友人の就職活動がきっかけとのことなのですが、久保さんはもともと周りに困っている人がいたら、ほっとけないタイプだったんですか?
そうですね。困っている人がいたら放っておけない性格だと思いますし、自分に関わってくれた方が幸せになってくればいいなと思っています。また、好奇心が非常に強いので、ひとつのことにバーっといっちゃうこともあり、学生というなんでも挑戦できる環境にあったので、大学1年生の時からずっと色んなことに挑戦してきました。
-今の時点で自分だけでなく、周りの幸せのこともお考えになられているんですね!素敵すぎます!起業をする際にリスクを感じたりはしませんでしたか?
何度も挑戦を続けてきたので、”なんとかなるかな”というマインドと、とにかく”ただただ突っ走る”だけかなと思っていたので、特に「失敗をしたら、、、」みたいなことはあまり考えなかったですね。
-全くリスクを感じられていなかったんですね。久保さんの好奇心や挑戦し続ける力ってどのように養われたんですか?
まずは性格的に負けず嫌いというのがあると思います。何か大きいことをやりたいというのはずっと思っていますし、今の事業に関しても、どんなことがあろうとも成功するまでやり続けていると思います。
後は、大学での出会いが非常に大きかったです。僕、編入で岡山大学に入学するまでは関西大学に通っていたんですよ。関西大学の時に出会った人たちが僕の価値観を変えてくれたといっても過言ではなくて。
ひたすら海外にいきまくっている人であったり、急に「今から東南アジア一周してくるわ」みたいな本当にぶっ飛んでいる人間がめっちゃいたり、後は動画編集で事業を起こして普通に自分でご飯を食べている友達がいたりして、気がつけば自分も何かやらなあかんなっていう感じになっていました。
-誰と出会うかというのも非常に重要ということですね!少し話題が変わるのですが、久保さんが事業を進めるうえで大切にされていることを教えていただけますでしょうか?
まずは仮説検証が大事だと思っています。実際にABABAのサービスに関しても何人もの方々に壁打ちしていただいて、たくさんブラッシュアップしていただいて作りあげてきたので、時にはやりたいビジョンとズレてしまう時もあると思うんですけど、仮説の検証は非常に重要だと思いますね。
あとは、行動力は人一倍あるかなと思っています。とにかく色々動き回っていますし、あとは失敗をしても全く気にしないです。自分がやりたいと思ったら、他人の目を気にせず愚直にやっていったらいいのではないかと思います。
-「失敗をしても全く気にしない」とのことですが、久保さんは失敗ということをどのように捉えていらっしゃいますか?
ちょっと質問からズレてしまうかもしれないですが、僕自身、「最も困難な道に挑戦せよ」という言葉をずっと大切にしています。
何か選択肢に与えられた時にやるかやらんみたいな時は絶対にYESって答えますし、本当に色んなことに挑戦するということは大切にしています。
この言葉は、東京大学野球部からプロ野球に進んだ宮台選手の言っていた言葉を拝借しているんですけど、彼は野球と勉強のところの最高峰を両立したわけで、僕自身も困難な道を選んで挑戦していこうという気持ちを常に忘れないようにしています。
余談ですが、失敗とか挑戦に関しては、本田圭佑さんのマインドで生きてるのも大きいです。中学校の頃から本田さんの影響を受けていて、彼の名言は全て僕の中に入っています(笑)メルボルンにも直接会いにいきましたし、現在ではNow Doにも携わらせていただいています。
※Now Doについてはこちらをチェック↓
https://nowdo.net/
-「最も困難な道に挑戦せよ」という言葉、とても素敵です!そして、本田圭佑マインド(笑)Now Doにも携わられているとのことですが、教育にもご興味をお持ちなんですか?
はい、本当は世界の子供たちが教育を平等に受けれるべきだと常々思っていますし、日本においても相対的貧困問題とか色々問題があるわけで、そういった問題を解決していきたいなと思っています。
ただ、教育事業はお金を回すのが難しいなとも感じていて、、、なので、僕が今やるべきではないかなと思いつつ、本田さんぐらい影響力が大きい人間になれば、何かしら貢献できるのではないかなと思っていて、早く本田さんぐらい影響力のある人物になっていきたいと思っています。
-近い将来、久保駿貴マインドを持った子供たちがたくさんいるイメージしか湧かないです(笑)ちなみに教育に関心を持たれたきっかけとかはあるんですか?
自分は塾にも行かせてもらえて、良い環境で教育を受けさせていただいたかなと思っています。子供は生まれながら同じで機会や環境は平等に与えられるべきだと思いますし、環境というものによって先の人生まで左右されてしまうということをなんとかしていきたいと思っています。
-子供はそもそも環境というものを選択することができないですもんね。気がつけば残り10分になったので、まとめに入らせて頂きたいと思います。久保さんがABABAさんを通じて、成し遂げていきたいビジョンを教えていただけますでしょうか?
学生目線から言うと、落ちてしまってもABABAがあるという世界を実現していきたいと思っています。就職活動にセーブポイントをつくってもらいたいですし、何か保険となるひとつのものになればいいかなと思いますし、本当に効率的な就活を送ってほしいと言うのが学生に対して実現したい世界です。
企業目線で言うと、企業同士が連携した採用というものを実現していきたいと考えています。自社の最終選考で不採用とした学生でも例えば、「B社さんであれば合いそう」とかあると思うので、そこを隠すのではなく、オープンにしていい人材のシェアをしていくことで、企業さんに効率良く採用活動を行なってほしいというところがあります。そして、ご縁がなかった学生たちとも今後取引先になる可能性とかもあるので、良い関係をつくっていってもらいたいですね。
社会問題の文脈で述べると、就活関連で自殺してしまう学生が年間で約100人いますし、8人に1人もの学生が就活鬱になっているというデータがあるので、この部分に関しても貢献していきたいと思っています。
-事業を運営されているなかで、こんな人と仲間になりたいとかってございますか?
記事を読んで頂いて、少しでもABABAに興味を持って頂ければご連絡していただきたいですし、後は資金調達を視野に入れているので、投資家の方からもご連絡を頂けたら嬉しいです。
-ご興味を持たれた皆さま、投資家の皆さま、ぜひDMを送って下さい!久保さんにとってずばり挑戦とは何ですか?
挑戦とは、、、うーん、難しいですね(笑)挑戦することで、本当にこうやって大野さんともこういった機会を頂けていますし、僕もご縁というのは大切にしようと思っているので、それこそ色んな方に出会い、お世話になり、応援もしてもらいましたし、今後、この人生に良い影響を与えてくださる方々と本当にたくさん出会うことができたので、挑戦し続けてきて心から良かったなと思っています。
なので、「挑戦=出会い」みたいな感じですかね。これで大丈夫かな(笑)
-難しいと仰られていましたが、完全に深すぎます(笑)最後に久保さんにとってのWell-beingを教えていただけますでしょうか。
まずは自分自身が幸せにならないと周りの人を幸せにはできないと思っています。今だと脳内がABABAに洗脳されてしまっているので、ユーザーさんから「本当にいいサービスだね」とか「最終で落ちてしまったけど救われた」という声を頂いた時が一番の幸せですね。
後は、先輩の起業家さんに本当にお世話になりまくっているので、GIVEされたらGIVEするということを心掛けていて、自身の経験を生かして起業に関してのエコシステム的なものをつくることで、Well-beingを実現していければいいなと思っています。
以上
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ライター:大野 丈
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