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今日という日に

こんにちは。今日は歳のとり方について。
先日、テレビ番組『LOVELOVEあいしてる』を観て思った。

初めは吉田拓郎の痩せた様子や血色の悪い顔を見て、心配な気持ちで見守った。

だが、楽しそうに唄う拓郎さんのハツラツとした様子。
恥ずかしそうに、時に強い眼差しで『キンキのお陰』『キンキが俺に唄を書かせてる』と言った。

昔の拓郎さんのイメージは古い親父、頑なでプライドが高く扱い辛い人ってイメージ。
良い意味でも悪い意味でも昭和の男って感じ。

けど、拓郎さんは純粋な人なんだろうと思う。
だからこそ、若い時は無愛想に見えた。それが硬派な雰囲気を醸し出していたのだろう。

純粋であることと素直であることは同義ではない。
純粋だからこそ、曲げられない自分を頑なに護り続け、ネジ曲がっていく人もいる。
そして、意地を張り、最後は孤独になっていく。

吉田拓郎さんの引退劇は清々しかった、そして観てる者を感傷的にさせるものだった。

これは、拓郎さんが純粋な好奇心からKinKi Kidsに触れ、素直に刺激を受け、お互いを尊重しながら関係性を構築できたからだろう。
そして、出会った存在に素直に有り難いと感じ、意地やプライドを越えていったのだろう。

そういった軟化された拓郎さんだからこそ、現役を退く決意をし、湿っぽくならず花道に添える物が『音楽を愉しむこと』だったのかと。
出会った人への感謝を込めて、最後に一緒に音楽を愉しむことだったのではないかと思った。

少し湿っぽくなったので、視聴率を取るための番組側の演出かな?

でもでも、最後に涙を流しながら、それでも笑顔で歌う共演者や、
涙を隠すため背中を見せる吉田拓郎さん。
それが、余計寂しくなったと同時に感動した。

吉田拓郎さん並びに共演者、関係者、ファンの方々は色々な思いが湧いていたのではないか思う。それには、到底及ばない一視聴者であるが、吉田拓郎さんの生き様に素直に『カッコいい』と感じた。
そして、今の気持ちを残しておきたかったのと、こんな歳のとり方をしたいな〜と思った。

これからは、追われることなく音楽を楽しんで、もしも気が向いたら、誰かとコラボとかゲスト出演とかしてくれて、お元気なお顔をたまに拝見できたら嬉しいな〜。

長い独り言にお付き合い頂き感謝感激雨あられです🤣



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