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こんにちわ。在日韓国人の拗らせゲイです。

「あなたより若くて細い人を好きになりました」
そう言われて俺×男の甘い時間が終わりました。

泣かなかった。
薄々気付いてたとかではなく、俺も半信半疑の恋だったのかもしれない。

ただ彼は泣いた、号泣した。別れ際のホームでも泣いてた。
強風で乱れた彼の髪を整えようとした時に、いつもの様に少し避けられた。
それが慰めにもなった。

と、いうわけで初めまして。金柑です。
在日韓国人という理由だけで一部の日本人から執拗に嫌われ、
ゲイという性癖なだけで未来が手探りな34歳。

この場所では、日々ただ徒然に思った事を書き残しておこうと思います。
彼との別れをきっかけに新たな自分を見つけようと。
新たな自分が見つかった時に私は改めて彼に心からの

「ありがとう」

を言える気がするんです。


劇作家であるシェイクスピアが言ってました。
「学問はわれわれ人間につかえる従者にすぎない。」
延いては、意識・認識する全ての世界は無限なんだと、
その無限を更にひろげる可能性は選択肢なんだとそう思っています。

哲学者であるヤスパースが言ってました。
「歴史から学ぶ事は、人は歴史から何も学ばないということだ。」
至言だと思う。いや戒めか。
産まれた時はみんな赤ん坊。だから歴史はそう簡単には変わらない。
誰かが喜べば何かが喜ばせ、誰かが泣けば何かが泣かれて、
誰かが笑えば何かが笑われ、誰かが怒れば何かが怒られてる。

ただ世界が少しでも明るくなるように。
その光に火照らされるように。
利己的な遺伝子を利他的にする可能性も"知"という選択肢であれと思う。

意識・認識するこの世界の中心である自分の可能性を広げるものは選択肢だと思っています。
気持ち悪いと道端ですれ違ったその人が仮に、病気を患っていたら?親戚だったら?友人だったら?

世界は優しくあれと思う。
在日韓国人だというだけで「国に帰れ」「蛆虫」「在日を一度犯してみたい」などと言われ
ゲイという理由だけで、ゲイらしさを求められ、女性の気持ちが分かるなどと言われる日々に嫌気がさす事もしばしばですが、

そんな自分だからこそ色々考えて生きて来れた。
結局は私が死ぬときに世界に対して

「ありがとう」

と言い残したい為のプロローグです。

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