oops!

八咫烏シリーズが好き! 望月の烏まで読了。ネタバレしかないのでご注意ください。これから…

oops!

八咫烏シリーズが好き! 望月の烏まで読了。ネタバレしかないのでご注意ください。これからのストーリーに思いを馳せあれこれ妄想を楽しんでいます。

最近の記事

阿部智里の八咫烏シリーズに触れて6<『望月の烏』まで読了>

烏成分が足りない アニメ『烏は主を選ばない』も終わってしまって、なんとなく烏ロス状態に陥っている。 緑羽の文庫本が発行されるなど、ロスにならないようタイミングを計らいながら烏が露出されているが、私は早く続きが読みたい。。。 昔からのファンの人たちは毎回根気よく新刊が出るのを待ち続けている。いわんや、にわかファンの私などその末席でおとなしく待ってしかるべき存在なのに、気持ちは何となく愚痴めいてしまう。 そんな時こそ、じっくりこのシリーズを読み直すに限る。 何回も読んでると

    • 阿部智里の八咫烏シリーズに触れて5<『望月の烏』まで読了>雪哉の忠誠

      『追憶の烏』の雪哉について奈月彦の亡き後、浜木綿と紫苑の宮を中央から逃がしたのは、やはり雪哉だと思う。燃えさかる招陽宮に雪哉が飛び込んで行った理由も何となく見えてきた。 鍵招陽宮のほとんどの部屋は鍵がかけられている。最初に読んだ時、なぜ鍵が? とちらり思ったが、それ以上気にすることはなかった。前のnoteでも浜木綿と紫苑の宮は招陽宮のどこかに隠し通路があってそこから逃げ出したのでは、と書いたが、ふとこの鍵の存在を思い出したらいろいろなピースがつながった気がする。 招陽

      • 阿部智里の八咫烏シリーズに触れて4<『望月の烏』まで読了>

        読書が雑  本の読み方には性格が出ると思う。 私はかなり雑な人間なので読書方法も雑である。 特に面白い本ほど雑になる傾向がある。 1読目は勢いで読み進む。そのせいか細部があまり記憶に残っていない。 物語の先が気になり過ぎて、読んだつもりで読み飛ばしているからだ。 2読目になるとややゆっくり読めるが、1読目が雑過ぎて、え?こんな描写あった? ん? この人こんなこと言ってる! とまるで初見のような驚きがそこそこある。そして2回目でも、内容の面白さに気が焦りやや上滑りしながら読

        • 阿部智里の八咫烏シリーズに触れて3<『望月の烏』まで読了>

          このシリーズを知ったのは今年の6月 見事にはまり何回も読んでいるが、この八咫烏シリーズをもっと早く手にしていたらもっと読み込み、もっと楽しめたのではないかとつくづく思う。 そう思いながらも、もう一方では、何かとせっかちな私にとって10年という時間をかけてジリジリと続きを待つよりも、この2ヶ月半で一気に既刊の小説、コミカライズ、アニメと触れることができたのはある意味幸運だったとも思える。かなり濃密な時間を過している。  面白さの理由 面白さの理由は山のようにある。過去

        阿部智里の八咫烏シリーズに触れて6<『望月の烏』まで読了>

        • 阿部智里の八咫烏シリーズに触れて5<『望月の烏』まで読了>雪哉の忠誠

        • 阿部智里の八咫烏シリーズに触れて4<『望月の烏』まで読了>

        • 阿部智里の八咫烏シリーズに触れて3<『望月の烏』まで読了>

          阿部智里の八咫烏シリーズに触れて2<『望月の烏』まで読了>

          阿部智里の八咫烏シリーズに触れて1<『望月の烏』まで読了>の続きです。 私の妄想の続きです。 金柑は重要なアイコン 奈月彦が必ず生き還ると1で熱く語ってしまいましたが、 奈月彦再登場は私の願望でもある。 「待たせたな、垂氷の雪哉」と言いながら華麗に現れて欲しい。その時金柑を投げてくれたら完璧。背景は桜吹雪舞う、桜の木の群生であって欲しい。 雪哉と奈月彦にとって金柑はかなり重要なアイコンである。 いつか奈月彦が蘇った時、もしくは彼を感じる瞬間の小道具は金柑以外ありえない

          阿部智里の八咫烏シリーズに触れて2<『望月の烏』まで読了>

          阿部智里の八咫烏シリーズに触れて1<『望月の烏まで読了』>

          八咫烏シリーズが面白すぎる! ここ10数年の間、小説をほとんど読まないできた私。なのにこの数ヶ月どっぷり浸かった小説がある。それは阿部千智の八咫烏シリーズ。 あまりの面白さに2回、3回と読み直した。   一番の面白さは作者の周到な罠である。 大概まんまとハマってしまう。 読み返すと、なるほどここにさりげなく入れている一文が後々のこのキャラクターの本音に繋がるのか、と思わずやられたと思い知らさる。恐るべきはその伏線のさりげなさと数の多さ、その必然性である。 時にその伏線は発

          阿部智里の八咫烏シリーズに触れて1<『望月の烏まで読了』>