まだ 2019 を📃🔥炊き上げている （11月）

11/30
ぬいぐるみが苦手だと思っているというメモ書いてみて、苦手なのか苦手…とは…と考えていたのだけど、わたしのいう苦手… 嫌いの婉曲表現ではなく、たぶん
手垢がつらい
不潔だと感じてつらいのではなく、そうじゃなくて（わりかし不潔ぽい見え方を大丈夫とする人間なので、逆に人に不快を与えないようにしないと!と 急にハッとするタイプそしてすぐ忘れるタイプ）そうじゃなくて、
生き物でないものを生き物のように可愛がってきたという（自分他人にかかわらず）健気さが跡という現象で見えている、そしてその形に飽きる頃には跡のみが置かれているというような事象になること…ぬいぐるみは特に可愛がられようと待っている形のままそうなること
…ペシミストなんだ…

でも、子が玩具と共に成長し、我々親が玩具を捨てる（泣く）ことと共に成長・変化する生活と、その一方で、子が、家で一緒に暮らす小動物たちに（死んだ者たちへも）ずっと優しい気持ちを持っていることを折々に実感できたこの十数年を経て、なにかすこし、わたしは悲観的ではなくなったのではないか、などと思う。

前よりも、ぬいぐるみを所有するのに抵抗がなくなってきたように感じている。

11/20
100分で名著 寺島しのぶさんの朗読が素晴らしかった。
穏やかできらきらしているけど重たく寄せる海のよう。
大江健三郎 著 『燃えあがる緑の木』

小野正嗣さんの解説が良かった（解説しながら伊集院さんの発見を聞いて驚き歓び目を瞠る様子が楽しかった）

11/12
なにかに夢中になると家のことがガタガタしてションボリすることになる、ということ、きみちゃん（朝ドラ『スカーレット』のヒロイン）ほどじゃないけど、商売の家の子だったから、わたしも10代の頃からずっとそれ、それで、ガタガタしないよう生活の方に近いところで折り合いをつけてきていて、それが生き方になってしまったけど、夢中になったら夢中になっているものの所為には絶対しないぞというのは同じ。
夢中の質量を人と比べて引目を感じないで、好きなうちは少しでも掴んで離さない、とも思ってる。

11/12
完全にカワイイになろうとしているおじさん、たとえば
ヒゲの未亡人の『絶対恋愛‼︎ countdown』とか
かせきさいだぁの『天使の絵の具』とか、
あと 山崎邦正さんのアイドル形態模写…松本伊代さんの真似がすごい好き。
（月亭方正さんか）中島みゆきさんの形態模写もすごい、カワイイではないけど、
内面のそれになりきろうとしている感じは同じで、すごい狂おしい。

ヒゲの未亡人 『お友達でいましょうよ』

11/3
夫と、鳥籠を 転居先の鳥部屋に合わせたサイズのに新調しようかという話になって、お互いインターネットとかで探しておこうと言っていて昨日突き出したら同じサイトに行きついていた。

普段、生活形態は分業でお互いの細部はあまり把握してないし、趣味の活動も まったく違うようでも、生活での質量の好悪感覚が大体釣り合うから一緒に歩いていても（たまに、一方に引摺られても）あまり疲れないという感じ。
価値観というとちょっと違う感じ。

だから不穏になる時は、夫もわたしも だいたいその細部のことなんだろうなと最近（初老）は分かってきたので、流すか擦り合わせるか 選択の、時や場合の意味に気をつけている。
子供の話だと摺り合わせないといけないことが多い、あとは「愚痴なんだけど」が分かるように聞いてもらうか。
わたしはドバーッと聞いてもらう時（泣く）があるけど、夫はそれはしない。
今は、泣くのが弱いとは思っていない。だって力要るもん。

・・・・

「生活形態は稼ぐと家事が分業でお互いの細部はあまり把握してない」というところから来るすれ違いを解消することにはやっきになりたくない。
ただ、把握していないそれを、把握しないんだから大事なんだとか知らんよ、というのだったら、一緒に生活できなくなると思ってる。
自分の知らないことを人が大事にしているということ、別に大事に思わなくても大事にしている心情を尊重することはできるのだから。

わたしはほんとうに、心から、家事を手伝ってほしいわけじゃない。まったくない。
自分でやりたい。

一時期、夫でも子でも自分が居なくなったら手伝いをさせてなかったことが無責任じゃないかというような言葉などを見ていて、そうかもしれない…と焦ったことがあって、子にはせめて、とやってみてたことが（割と長い期間）あるけど、ハザマにはわたしの遣りかたが全く向いてなくて、思春期に入ってからは関係に亀裂が入るばかりだった。

思いもかけない家事の未来というものがあると思うし（思える現在であるし）自分で生きられるように生きたら良いと思う。
わたしが居なくなった場合の夫や子の人生は、わたしが居ない世界の夫と子の人生だから、突然はじまったとしても、そのようにまっさらで始めて良いと思ってる。
むしろ、まっさらに始められるように、邪魔なものは残して置かないぐらいで良いのかもしれない。

あまり考えたくないけど、逆でもそうありたいものだな。覚悟として…
（なにを偉そうに…子離れは自分の性質として易々だと「覚悟を想像」していたくせに七転八倒してるじゃないか！）
まあ、その時になったら、経済自立というのだって七転八倒やるんだよ。

もちろん努力の成果ということは あるけど、そのなかで行き当たりばったりやって、良い運だ! と 掴んだものが、デカい。
逆の言い方すると、思い込んで努力することはたぶん、良い運を良い運であることに気がついて摑めることに繋がっている、そういう言えることはいくつかあるにせよ、それでもやっぱり
行き当たりばったり、運が良かったに過ぎないと思う（なんで逆からも言ってみたのか）

＊この月はなぜだったか経緯を忘れたけれども、突然 実家から、保管してもらっていた結婚した時の写真が送られてきて（結婚記念日とか全然関係ない）懐かしく見た、すごい久しぶりに見た。

結婚式をしなかったしずっとするつもりがないし、まあそういう場が苦手なので、写真を撮って配ることでお互いの親戚筋などのヤイヤイをかわそうということにしたのだった。3万円くらいでドレス小道具を買い、自然公園のある美術館に許可をもらって、友人に撮影してもらった。

あまりかしこまったポーズはなくて、親戚たちに納得してもらえたかはちょっと怪しいけど、まあまあそんなこんなで一緒に暮らし始めて20年経ちました。