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cEDH秘密売り、ティヴィットデッキリスト(モダンホライゾン3環境)


1.前置き

初めましての方は初めまして、そうでない方は毎度お世話になっております。大阪なんばのEDH推しの蓮屋(https://x.com/hasuya_tcg)オリジナルEDH構築済みデッキの監修している金華といいます。

今回はモダンホライゾン3発売後の環境初週のEDHイベント、晴れる屋渋谷店さんの宝石の睡蓮争奪統率者に参加し優勝いたしました。

ちょうどいい機会なので最新のデッキリストの紹介と、主な変更点は簡単な解説をしたいと思います。詳しいデッキ解説が欲しい場合は過去の100枚解説をどうぞ。

本記事は無料で全文読むことができます。投げ銭的なやつはしてもらえると関東遠征費用になります。

2.モダンホライゾン3環境《有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdom》について

デッキ内容の前にモダンホライゾン3で登場した新統率者が環境を大きく変えています。どんなデッキかは下記リンク参照。記事を書かれている秋風さんはTwitterでフォローするにはNSFWな感じですが、非常にEDHが上手いプレイヤーです。

大会前日にもナドゥとは少し対戦しましたが、序盤を何とかして挫かないとティヴィットの得意なレンジまで持っていけないと感じました。ナドゥ1人ならなんとか足ひっかけられそうですが2人以上に囲まれたら無理かな…

3.デッキリスト

4.個別解説


過去の100枚解説で採用していなかったカードを主に解説します。特に土地枠の強化が目覚ましく、《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》《探検の地図/Expedition Map》のバリューが向上していますね(さすがにMDFC土地は持ってこれませんが)。

・《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》
《もみ消し/Stifle》系統カードでは《計略縛り/Trickbind》をこれまで採用していましたが、追加での採用となりました。ナドゥが使用する《手甲/Shuko》などの起動0コスト装備品への対策にできるもみ消し系はこの2種類のみであり、両方採用する価値があると判断しました。ナドゥの能力は「誘発型能力を味方全体に付与する常在型能力」であるため、ナドゥ自身を対象にしたときの誘発に潮縛りを当てた場合のみ無力化することができます。

・《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist》
汎用除去兼除去避けですが、採用理由はナドゥ対策として《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》が増えた場合を想定したものとなります。

巻き込み事故

ナドゥを出させないためにこいつを打ち消したり除去するのが難しいため、ティヴィットを一時的に逃がしてetbを躱したり、ラワンをフェイズアウトさせてティヴィットを着地させることができます。特にこのデッキの勝ち手段はティヴィットor《タッサの神託者/Thassa's Oracle》or《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten》or 《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》が必須となるのでラワンは致命傷になりえます。

・《中断/Abeyance》
《沈黙/Silence》
系の中でも起動型能力を止めることができるためナドゥを1ターン止めることができます。ナドゥ以外にももちろん有効な防御札でキャントリップも嬉しく便利です。

・《朦朧への没入/Sink into Stupor》/《催眠の泉/Soporific Springs
《海門修復/Sea Gate Restoration》/《再誕の海門/Sea Gate, Reborn》のように土地枠に入れられる妨害札です。パーマネントと呪文どちらも触れる上に打ち消されない呪文にも干渉できる、言うこと無しの性能です。

・《水浸しの教え/Waterlogged Teachings》/《冠水した書庫/Inundated Archive》
同じく土地枠ですがこちらは青黒のタップイン土地で、表面は《神秘の指導/Mystical Teachings》と同じですね。このデッキでは妨害札を探す以外にも《発明品の唸り/Whir of Invention》《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》などから勝ちに繋がります。これ自体がインスタントなので
相手の仕掛けに《沈黙/Silence》→《水浸しの教え/Waterlogged Teachings》→《発明品の唸り/Whir of Invention》→《時の篩/Time Sieve》とつなぐ鉄板ムーブができます。

・《衰滅/Languish》
全除去枠として試験採用しています。元々《至高の評決/Supreme Verdict》を採用していましたが、ナドゥ対面で《ヤヴィマヤのうろ穴/Yavimaya Hollow》を立てられると使えなくなるため変更しました。

ただの誘発の種で除去耐性つけるな

ティヴィットが生き残れる全除去なので普段使いも悪くない性能しています。他の選択肢は《滅ぼし/Damn》がありますのでタフネス5以上の統率者が多いようならそちらに変えましょう。

・《激しい叱責/Dress Down》
ナドゥ対策でやってることはほぼ《中断/Abeyance》と同じですね。2マナで1ターン止めつつキャントリップがついてるので。こちらはティヴィットの弱点である《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》対策にもなったりしますがティヴィットの護法を剥がして隙をさらす点は注意です。

・《革新のアーチ道/Archway of Innovation》
即席をつけることで大量の手がかりトークンが不特定マナを事実上無視させてくれます。ティヴィットのリキャストや《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》のフラッシュバックなどに有効です。本体が青マナ出せる上にアンタップイン条件も緩めなのが偉いですね。

《フォモーリの宝物庫/Fomori Vault》
ティヴィット出して殴るとデッキ10枚見れます???手がかりでドローを進めていくと土地などいらないカードがたまりがちなので、こちらも混ぜていくことで量より質を得ることができます。見れる枚数が凄すぎるので攻めにも守りにも使える便利な土地です。

《進歩の地平/Horizon of Progress》
お試し枠ですが、追加で土地を置く能力を持つ土地です。序盤の加速に使えたり、手がかりドローで土地がダブついた時にさらに手がかりドローするよりも土地加速にマナを使うことでその後のプレイが楽になります。マナ能力は《反射池/Reflecting Pool》に似ていますが、同じ色ではなく同じタイプのマナを出すので無色マナも出せます。

《マダラの鉤爪門/Talon Gates of Madara》
クリーチャー限定ですが2枚目の《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》のようなカードですね。《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist》同様の動きができるため攻防に使えるカードが土地枠にあるというのは非常にありがたいですね。


5.終わりに

以上、簡単なデッキリスト解説でした。今週末はGIRAFULL CommanderCup、来週は関西帝王戦統率者、再来週は岡山桃太郎決定戦とEDHイベントが連続していますね。大会参加される方はお手合わせよろしくお願いいたします。

記事についての質問感想など頂けると喜びます。質問感想はTwitterアカウントまで。

https://x.com/kinkabyobasses

Gamebar lotusのオンラインショップ蓮屋は日本橋に実店舗オープン!新店舗移転準備中で現在は仮店舗で営業中とのこと。MtG、FaBに加えポケカ、LORCANAを取り扱っているそうです。自分はMtGのオリジナル構築済みEDHデッキ制作にしか関与してませんがこちらもぜひチェックお願いします。

TCG専門店 蓮屋 MtG & FaB & LORCANA / 店舗案内
https://x.com/hasuya_tcg
hasuya.jp

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