見出し画像

留学のお話し②〜準備0からスタート〜

こんにちは!Marinaです。たくさんのフォローやスキ、本当にありがとうございます。。前回のドイツのお話、続く!と言ってから、はや2ヶ月、、、ずっと書かなくてごめんなさい。
前回の記事はこちら

語学の勉強

留学したいかも、、と思い立ってから、ものすごい勢いで準備しました。まずは語学。これは日本でドイツ語の塾に1ヶ月〜1ヶ月半ほど通いました。1ヶ月くらいなので、基礎の基礎がようやく終わるくらいのレベルでした。そしてNHKのCD付きの教材を使って勉強したり、単語をひたすら覚えたり。0から学ぶことはとても楽しかったな。。中学高校の時は、勉強が苦行でしかなかったのですが、目的を持ちつつ自主的に勉強することは楽しかったです。ドイツへ行く頃には、軽い自己紹介と、「〜が欲しいです」「〜へ行きたいです」だけ言えるようになっていました。(すごく勉強したのにそれだけ、、?)

目的地はどこ?

そして次に、そもそもどこの美大へ通いたいか?どんな美大があるのかを調べました。既に日本の美大を卒業しているので、無理に大学生にならなくてもいいと思い、聴講生(ガストシューラー)という立場を狙っていました。これは、好きな教授がOKしてくれたら、聴講生という名目でアトリエに通えるし、作品講評会も受けられるというものでした。ドイツは、教授一人一人がクラスを持っていて、どんな生徒を受け入れるかも教授の采配だという話を聞き、どの教授となら相性が合いそうか?をとにかく調べました。

インターネットで自分の絵に近い画風のプロフェッサーS(イニシャルのみにしておきます)を発見。デュッセルドルフ芸術大学の教授でした。デュッセルドルフの芸術大学は名門で、有名な教授が勢ぞろい。アジアはもちろん欧米からも多くの美大生が目指してやってくるような大学でした。(奈良美智さんも、ここの大学に留学していましたね)画風が近い、、と自分で思っただけで、デュッセルドルフの美大を第一希望に。入れるかどうかも分からないのに、目的地をデュッセルドルフに決定して、語学学校を予約しました。語学学校が紹介してくれる住まいも日本から予約して、いざドイツへ!

その時の私の頭の中のシナリオはこうです。①絵を持ってデュッセルドルフ芸術大学へ行く ②親切な人が、どこにプロフェッサーSがいるか教えてくれる。すぐに絵を見てもらえる ③プロフェッサーSに気に入られる ④無事、聴講生になり、ビザも取得。ドイツ語を学びながら、絵や文化を学び、ドイツで基盤を作る ⑤ドイツに永住
、、、、、頭の中、お花畑ですね、、、!!!(滝汗)20代でしたし、許してください、、。 先に結論を言えば、①しか叶いませんでした。大学に絵を持っていくのは、行動力さえあれば、誰でもできるので、、。

ドイツへの入国は、観光ビザとして入れば最初はスムーズです。住まいなども心配される方が多いと思いますが、最初は語学学校が用意してくれたお部屋を借りました。語学学校が間に入っているので、スムーズ!2世帯住宅のような作りになっている大きいお家の2階を借りることができました。大家さんが1階に住んでいるので、なんか安心。大家さん夫婦もとても親切で、別々の部屋なのですがホームステイしているような気分になりましたね〜。

画像1

こちらが、ドイツでの初めてのお部屋(のキッチン)。キッチンがやたら広かった。。左に、私が初めてドイツで買ったジャムが映ってる!「〜が欲しいです」というドイツ語を使いたくて、空港のスーパーで「ジャムが欲しい」と言って購入したものです。

1週間後、日本から、国際便で送っていた絵が届きました。
私は大学時代は大作中心で描いていたので、A1サイズに印刷した絵の写真と、
木枠から外した油絵(油絵は木枠から外すと1枚の布になります)などを用意しました。それをドイツの画材屋で手に入れた入れ物に入れて、いざ、美大へ、突撃だ〜〜〜

振り返ってみると、ほぼ準備してないみたいですね。いや、書かなかったけど、大学卒業証明書や成績を取り寄せ、ドイツ語に翻訳してもらう・留学保険に入る等、細かい準備はたくさんしました!今思えば、一度ドイツへ旅行へ行って、様子を見てから考えても良かったように思います。いきなり行って、いきなり住み出したので、、。次は、いよいよプロフェッサーSに会えるとか会えないとか、、そんなお話を書きます。

いただいたサポートは、お花や本を買ったり、心を豊にするために使わせていただきます。