2019年に流出したGoogle/YouTubeの内部文書

この投稿はKanekoaTheGreat(@KanekoaTheGreat)氏の2023年1月31日のツイート(下記のリンクを参照)の翻訳です。
誤訳や訳漏れがある可能性がありますので、記事の内容を参考にする場合は必ず下記リンクの英語原文に依拠してください。
英語原文:


#1 2019年に流出したGoogleの内部文書とTwitterファイル
2019年、Googleの内部文書950ページが流出し、Googleがブラックリストと機械学習アルゴリズムを使用して保守主義者とポピュリストを検閲していたことが明らかになった。イーロン・マスクはこのような文書を公開すべきだ。

#2 Googleでは1日に56億回の検索が行われており、全世界の検索トラフィックの90%がGoogleによってコントロールされている。さらに、YouTubeには23億人のユーザーがいる。人々の意見と検索結果は分かちがたく結び付いているが、Googleはバイアスのかかった情報源であり、ユーザーに見せる情報を積極的に操作している。

#3 Googleの元ソフトウェアエンジニアであるザカリー・ヴォリエス(Zachary Vorhies、@Perpetualmaniac)は、2021年に出版した書籍で、ドナルド・トランプの当選が転換点だったと説明している。当選の翌日、社員は泣き、平常心を失い、反対運動を計画した。

#4 Googleの共同創業者セルゲイ・ブリン(Sergey Brin)は、全社員会議で次のように語った。
「確かにこの選挙は極めて不快なものだったと思いますし、皆さんの多くが同じ気持ちであることは分かっています。明らかに私たちとは価値観を異にする人がたくさんいます」

#5 Googleの最高法務責任者ケント・ウォーカー(Kent Walker)は、トランプに投票した人たちは「恐怖」、「外国人嫌悪」、「憎しみ」によって突き動かされているという見解を示し、Googleがどのように「ポピュリズム」と「ナショナリズム」の台頭に対抗するかを説明した。

#6 さまざまな点において、Googleは2016年の選挙でドナルド・トランプに敗れた。Alphabetの会長エリック・シュミット(Eric Schmidt)は、ヒラリー・クリントンが大統領選出馬を発表する1年前に、クリントン陣営に選挙運動計画を提示した。シュミットはクリントン陣営の「外部最高顧問」だったのだ。

#7 クリントン陣営の最高技術責任者ステファニー・ハノン(Stephanie Hannon)と最高製品責任者オシ・イメオクパリア(Osi Imeokparia)は、元Google社員だ。また、クリントン陣営で重要な役割を担ったデレク・パラム(Derek Parham)とジェイソン・ローゼンバウム(Jason Rosenbaum)も、過去にGoogleに勤めていた。

#8 Googleはヒスパニック有権者に対する投票推進運動に便乗した。社員はこれがクリントンの勝利に繋がると考えていたため、社内メールでこの取り組みをクリントン陣営への「サイレント寄付」と呼んでいた。

#9 技術職の社員は狡猾に政治的左派と協調した。ちなみに、96%のGoogle社員が2018年の米国中間選挙期間中に民主党に寄付を行っている。

#10 ザカリー・ヴォリエスに言わせれば、Googleがいわゆる「フェイクニュース」に対する反対運動を開始した際、それは実際のところドナルド・トランプと彼を支持するポピュリストの考えや議論を検閲することを意味していた。「親トランプ」または「反ヒラリー」に該当するものはすべて、「フェイクニュース」とされたのだ。

#11 2019年、Google幹部ジェン・ゲナイ(Jen Gennai)が「次のトランプ現象を防ぐ」ことについて話している映像をプロジェクト・ヴェリタス(Project Veritas)が公開した。ゲナイは、「私たちはアルゴリズムのトレーニングも行っていますが、もし2016年と同じことが起こったら、違う結果になるでしょうか」と問いかけている。

(訳者注:12はありません)
 
#13 YouTubeのCEOであるスーザン・ウォジスキ(Susan Wojcicki)は、Googleがどのように「機械学習」と「クラシファイア(分類指標)」を利用して「低品質のニュース」を埋もれさせ、「信頼できるニュース」を拡散しているかを説明している。機械学習とは、アルゴリズムに現実世界の情報を供給し、発見されたパターンに基づいて意思決定を行えるようにすることを言う。

#14 「クラシファイア」とは何だろうか。流出した文書の中に、「Fringe ranking/classifier(フリンジランキング/クラシファイア)」と書かれたものがある。それによるとGoogleは、Fox NewsやBreitbartは「低品質」であり、それらよりABC、CBS、CNNの方が「信頼できる」とランク付けしていたようだ。これは、巨大テック企業が検索結果やアルゴリズムをどのように操作して政治的バイアスを組み込んでいるかを表している。

#15 文書にはフリンジサーチの例が挙げられており、人間が検閲AIのトレーニングをすると記されている。さらに、「People are programmed(人々が洗脳される)」と書かれたフローチャートもある。イーロン・マスクはこのような文書を公開し、Twitterがどのように特定の意見を拡散してその他の意見を抑圧していたかを明らかにすべきだ。

#16 ザカリー・ヴォリエスは、Googleのブラックリストを公開した。そこには、検閲または検索ランキングの押し下げのためにピックアップされた数百の保守的なウェブサイトが記載されている。例えば、Daily Caller、Western Journal、RedState、Gateway Pundit、スティーブン・クラウダー(Steven Crowder)、ミシェル・マルキン(Michelle Malkin)、グレン・ベック(Glenn Beck)などが検閲されていたことが分かった。

#17 ヴォリエスはさらに、YouTubeのブラックリストも公開した。これにより、例えば次のトピックが検閲され、検索結果から除外されていたことが判明した。
•ラスベガス銃撃犯
•サンディフック小学校銃乱射事件
•共和党列車事故
•ヘリテージ財団
•アンソニー・ボーディン殺人事件
•ケイト・スペード自殺
•プロライフ
•後期中絶
•クライシスアクター

#18 GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)と副社長のカラン・バティア(Karan Bhatia)は過去に、同社が検索結果に「意図的に介入」したり「ブラックリストを使用」したりしていないことを議会で証言している。流出したGoogleの内部文書に立脚するなら、サンダー・ピチャイとカラン・バティアは議会に嘘をついたことになる。

#19 ある調査によると、2019年以降、Googleは資金調達のために共和党候補者が送ったメールのうち77%をスパムに分類し、20億ドルの寄付金を失わせた。一方、同期間に民主党員が送った資金調達のためのメールのうちGmailがスパムに分類したのは11%未満だった。

#20 イーロン・マスクは、ロバート・エプスタイン(Robert Epstein、@DrREpstein)博士にTwitterファイルの調査を依頼するべきだ。博士はハーバード大学出身の研究者であり、雑誌『Psychology Today』の元編集長だ。そして、巨大テック企業がどのようにアルゴリズムを利用して言動を操作しているかを研究している一流の学者だ。

(訳者注:21はありません)
 
#22 エプスタイン博士の過去数十年の研究では、Google、Facebook、Twitterが誰にも気付かれることなくどのように何百万もの票を動かしてきたかが立証されている。博士の研究で発見されたコンセプトの多くは、Twitterが有権者の潜在意識に働きかけて選挙結果を思いどおりにするために利用しているものだ。

#20 イーロン・マスクは、ロバート・エプスタイン(Robert Epstein、@DrREpstein)博士にTwitterファイルの調査を依頼するべきだ。博士はハーバード大学出身の研究者であり、雑誌『Psychology Today』の元編集長だ。そして、巨大テック企業がどのようにアルゴリズムを利用して言動を操作しているかを研究している一流の学者だ。

(訳者注:21はありません)
 
#22 エプスタイン博士の過去数十年の研究では、Google、Facebook、Twitterが誰にも気付かれることなくどのように何百万もの票を動かしてきたかが立証されている。博士の研究で発見されたコンセプトの多くは、Twitterが有権者の潜在意識に働きかけて選挙結果を思いどおりにするために利用しているものだ。

#23 要するに、イーロン・マスクは、言論の自由を抑圧するために使用されているブラックリストと機械学習アルゴリズムに関する原資料を公開すべきだ。エプスタイン博士のような専門家が内部文書を閲覧できるようにすれば、一握りの巨大テック企業の幹部によってどのように何十億人もの人々の考え方がコントロールされているかを世界に示すことができるだろう。


訳者注記:
誤訳や訳漏れがある可能性がありますので、記事の内容を参考にする場合は必ず上記リンクの英語原文に依拠してください。

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