大学の講義って寝るもんじゃない
最近仕事、仕事、仕事〜〜〜すぎて息がつまるような日々を過ごしていて。
本当に疲れてしまって、台風がきたこの3日間は本当〜〜にグータラ、
寝て過ごして、たまにパソコンに向かうなどという、
引きこもり生活をしておりました。
とはいえ、仕事人間なので、いてもたってもいらず、
あれやこれや次の案件の案出しだったり、コンテンツを考えたりするのにインプットは欠かせないので、、
久しぶりに大学の講義の資料を引っ張り出してきて
読み直すという時間を過ごしております。
3年以上も経った今なんで講義のノートを取り出したかというと、
きっかけは、飲み屋で同期と先輩と話していた時のこと。
深夜2時に酔っ払った先輩が
「今日はどうしても語りたい」と言って、
ワイン片手に話し始めた「スピルバーグ論」。
彼によれば、
ミクロとマクロの掛け合わせでジェラシックパークはできているそう。
ジェラシックパークは、あの時代大きなもの(=恐竜)を動かすにも時間も手間もお金もかかっていたので、恐竜がいなくても「恐竜がいるように魅せる演出」が必要だったそう。そこで、スピルバーグはグラスが揺れている様子を写すことで恐竜が「迫っている」演出を考えたそうで、それがジョーズやその後の作品にも使われいてるらしい。これってまさにミクロでマクロの演出なんだよ、という話をしてくれました。酔っ払ってたけど。(その日は千鳥足で帰りました)
ミクロでマクロっていうと、私はpowers of tenを思い出したのですが。。
powers of tenとは。。(https://ja.wikipedia.org/wiki/Powers_of_Ten)
YUKI好きにはたまらない伝説的なアルバム名でもあるけど、、
イームズチェアで有名なイームズ夫妻が考えた映像で、
意味は「10のべきじょう」。
10の累乗で映像が宇宙まで行ったり、人物の中に入ったりする映像なのですが、1970年代CGもアニメも発達していない時期に画期的と言われた作品なんです。(https://www.youtube.com/watch?v=paCGES4xpro)
これってミクロとマクロなんじゃないか?とふと。
ミクロでマクロの世界って自分の内にも外にも広がっているということを個人的には感じたのですが、、(あーこれは完全にジェラシックパーク論からかけ離れているなぁと自覚しつつ。。)
私にとっては映像の良し悪しとか当時全然わからなかったし、講義とか眠すぎてよく寝てたりしてたけど、たまたま起きていたタイミングで、
たまたまイームズ夫妻を見聞きしていたタイミングで、
あの映像を見た時、本当に鳥肌が立つくらいに感動したのを覚えていて、
5年前の話だけど、こんなにも面白いものがあるんだなぁと感じたのを今でも覚えている。
その後、ドイツ留学したタイミングでイームズチェアを見て一人で興奮したのを覚えてる。(ドイツ留学のはなしはまたまとめて書きたい。。)
だから、社会人になった今でも、こうして大事だなと思える資料を手元に置いて、明日のコンテンツの会議どうしよう?なんて考えられて。
たとえそれが、会議で言えたとしても、言えなかったとしても、少しずつ自分の肥やしになっている、という実感を持てるのが、本当に嬉しいなと思うし、仕事の忙しさにかまけてインプットを忘れちゃいけないな、とクリエイターとしてはとても思う次第です。
アイディア出し会議って、
面白いもの考えたもん勝ちじゃん?って思ったり、したり。笑
さて、明日も仕事ですね。台風で親戚の家が浸水して大変っていう話を身内からちらほら聞いたり、彼氏は能天気にのみ出かけたよ、なんて報告をもらったり、日常も、非日常も毎日を過ごしているとたくさん起こるけど、
自分を通して生まれるコンテンツは、少なくても周りの人を感動させたり、笑わせたり、その人にとって、「はっ」とするものを作れたらいいな、と思う休日でした。改めてイームズ夫妻天才〜。
会議、楽しみにだなぁ。
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