今後の巨人打線は1番丸、3番吉川尚輝、8番門脇で行くのか

こんにちは。
今日は野球について語っていきたいと思います。

僕は巨人ファンなので巨人戦を中心に試合を観戦しています。
今年の巨人は監督が阿部慎之助監督に変わり、前年の攻撃型から今年は守備型にシフトチェンジし、試合に出るメンバーは守れる選手が中心になりました。
昨年までに所属していた中田翔が抜け、新外国人のオドーアが開幕前に退団し、外野はルーキーの佐々木や2年目の萩尾が加わり、内野はサードに坂本が転向して、ショートに門脇誠、セカンドに吉川尚輝が入る陣容になりました。

そして、シーズンが始まって1ヶ月が経ち、菅野の復調や捕手の小林誠司の出場機会が前年から増えるなど試合を最小失点に抑えて結果、チームの防御率は昨年と変わり、セリーグトップになりました。
シーズンが始まったばかりですが、年間を通した結果が楽しみですし、阿部監督がやりたいことが見え出しているので期待は大きいです。

話は変わって、攻撃になります。
シーズンが始まり、打順は4番の岡本と5番の坂本以外はほぼ日替わりといいでしょう。その甲斐があってか、1試合あたりの得点も5点以下の試合も多いのではと思います。

その打順も4月後半からは固定しつつ、今後の戦い方が見えてきました。
4月28日のベイスターズ戦から1番が丸佳浩、3番が吉川尚輝、8番が門脇誠に組み入れるとそこからの試合は7勝5敗とまずまずでありますが、勝ち越しています。

開幕時は1番に佐々木、2番に門脇、8番に吉川尚輝を入れるのも不発。そこから試行錯誤して現在に至ります。
今年の巨人打線に関してはかつての一発攻勢よりはバントや右打ちを使い、確実に1点をもぎ取る野球です。
阿部監督が重視しているのは打率よりは出塁率と得点圏打率ではないでしょうか。

1番に入った丸佳浩は出塁率が.341、3番の吉川尚輝が.322、8番の門脇が.308といずれも3割を超える出塁率で、得点圏打率に関しては丸と吉川尚輝は.250以下でありますが、門脇は.364とセリーグでも4位につけており、4番打者の岡本よりも高い数字です。
(数字は5月11日の試合終了時点)

阿部監督が重視しているのは8番打者だと私は考えています。
一般的の8番打者は打率が低い、送りバントや小技くらいできればいい感覚です。セリーグでは9番に投手が入るので攻撃は実質8人といいでしょう。8番打者がアウトになれば9番投手も自動アウトで、攻撃力は低下します。

そこで阿部監督は確実に1点を取るために8番打者にヒットやエラー、四球を含めた出塁の役目を果たすことに注目して、出塁と得点圏が高い門脇誠を起用したと思います。
8番の門脇が出塁して、9番の投手が送れば、上位打線でランナーを返すことが狙いです。

3番の吉川尚輝に関しては得点圏打率は低いものの、岡本と坂本の前に足の速い吉川尚輝を起用することで相手が吉川尚輝の盗塁を警戒しながらの岡本との勝負により、長打と盗塁を意識させ、相手にプレッシャーをかけることができます。結果的には岡本のホームランを含めた長打とチャンスでの坂本に回すことが期待できます。
その結果、5月11日の試合では岡本の2本目のホームランは1塁に吉川尚輝を置いてから相手バッテリーに盗塁を警戒させながらの岡本のホームランが生まれました。

丸に関しては足の速さとかつての長打力を期待をするよりはこれまでの経験と集中力を持たせることで単打や四球により、確実に出塁させることが狙いです。
相手にとっては長打のある丸との勝負はプレッシャーはなり、丸は相手にボールを多く投げさせることもできます。
下位打線の門脇が出塁することで1番打者の丸に繋げて、得点力も期待できます。5月4日の試合では終盤に8番の門脇が出塁し、得点圏に進めてから丸のタイムリーで同点にして、阿部采配が的中しました。

こうして完成された1番の丸、3番の吉川尚輝、8番の門脇は後続の打者に繋げる役割と長打、足を使うなど個々の仕事が期待できます。
投手レベルが高くなりつつあるセリーグでは1点の重みが大きくなり、かつての一発攻勢から変化していきます。
徐々にありますが、打順を固定したことで阿部采配が的中した試合もあり、下位打線からも1点を取れる打線が完成されました。
こうして完成された巨人打線はセリーグの脅威になるはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?