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日記:私より先に母親が『エヴァンゲリオン』デビューした
以前の日記の記事に「小学生のころからエヴァンゲリオンを観る勇気が出ないまま恥ずかしながら今も未視聴」といったような内容があった。
日記でも話題に出したし、「そろそろ主題歌ばっかり聞くだけじゃなく観なきゃなあ」と思いつつ先延ばしをしていた、矢先。
約半年ぶりに母と会った。
カフェの席について、開口一番。
「〇〇(本名)! あなた、エヴァンゲリオンって知ってる?」
私が記憶する限りアニメなんて一切観ていなかった母親からの衝撃的な発言。
「アニメ版、映画版、観れるものは全部見た」
「子供(おそらくシンジ君)の立場から見ても、大人(ゲンドウさん? ミサトさん?)の立場から見ても、考えさせるものがある」などなど……。
互いの近況報告よりも熱く語ってくれたのだ。
あれ……?
別に幼少期に勝手に恥ずかしがっていたのは私なのに、悔しいというか、何か取り残されたような気分。
いや、明日から私も観れば良いだけなのだ。
小説もアニメもドラマも消化というとなんだか無粋なのだが、私は消化が悪い。
そもそも物分かりが悪かったり、感情が疲れてしまって処理に時間がかかる。
私はエヴァンゲリオンを無事に消化できるのだろうか。
文芸活動のための資金にしたいと思います。