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AIについておもう

おはようございます。相変わらず朝のスタートが遅いのを今月中になんとかします笑

朝のNHKが放送する国際ニュースではフランスでAIによるチャットサービスの精度が人間の平均を上回っていると報じていた。

コメントしていたのは大学生で「もっと早く知りたかったよ!」と言っていて、宿題もさせているし、偉大な詩人のスタイルで詩を書かせたり、論文を書かせても平均的な学生より少し優れているとのこと。

スタジオの司会者がアカウント登録して質問を投げかけた結果がこの画像のやつ。




今後はこの番組の司会もAIに任せられそうですねとコメントしたところ、もう一人の司会の方が慌てて否定する。・・さん(相手の司会者)の声を聞きたい視聴者の方もいらっしゃるのでみたいなことを言われた。

「人間の仕事がAIに取って代わられる」

このことは落合陽一さんが結構前から度々言われている。これからは記憶や知識に頼る能力はAIに取って代わられる。さっきの司会者の方が言った、声が聞きたいというような情緒的な部分が人間が保つ部分の一端なのか。だがそれも「バズる」という文化に見られるが、発端は情緒であってもそこにある法則性をトレースして量産されるようなやり方はいかにもAI的なので、その部分をAIに担当させると、一瞬で法則性を正確に見出し様々な編集や加工によるバズりのメディアミックスが展開され、あっという間に大流行し、そしてあっという間に消費され尽くし陳腐化して流行を終える。次から次へと感情を煽られて激しく翻弄された結果、人の感情は疲弊しちょっとやそっとでは感情が動かないから、表現がどんどん過激化したりするのだろうか。

その行き着く先は無感動の世界かも知れないし、それは人間がAIによって感情的に抑制された世界に誘導され得るということかも知れない。

人間が失うことのない資質なり優位性とはなんであろうか?

二つの道が思いついた。

ひとつは応用。AIが導き出した答えをごっそり利用して新たな価値観に結びつける。AIには応用力とか総合的な監修とか、新たな価値観の創造は今んとこ難しそうだ。人間の優位性。

僕はもうひとつの方を頑張ろうと思っていて、それは「ゆっくりスローにじわじわと浮かび上がる美しさを感じ取る、共有する」ということだ。

AIは処理速度が速い、だが一つ一つの判断に迷いがない。それはひとつひとつの分岐点をどちらかに振り切っているからだ。もう一つをぶった斬っているからだ。

分岐点でハッキリ分かれない。曖昧なまま両方の要素をなおも吟味しつつ、次のステップに進み、ある時は戻り、全方位的に想いを巡らせる。

コンピュータ的に確実に一方向に進まない。これは伝統芸能や芸術の世界に限らず人間の人間たる思考の能力であり、だからこそAIを作り出せても人間の脳を再現することは技術的にはまだできていない(クローンとかは別として)

司会者さんは慌ててAIの優位性を打ち消そうとしたけど、危機感を持ちながらしっかりと世界を再構築していけば、まだまだなんとかなるんじゃないかと思う。

仕事を奪われて生活できなくなるのはAIのせいじゃない。それを後ろから誘導しているのは人間なのだから。

#AIのこと
#世界は再構築される
#美しさという価値観軸
#曖昧さ
#不規則性

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