Christmasは相対に

蝉の眠り覚めぬ、夏というにはまだ遠い。
今年は雨が多いわね、そう云ってあなたの横顔は傘より揺れる。
 
 
 
去年の唄が届きそう。
贈り物を選ぶ、雪のくにへと赤い神さまの鼻唄。忘れてきたわけになく待ち望む。

夏のひとより、冬のひとが好きだから。
いつだって隣に
 
 

あいたいChristmas。
ハナはいつだって赤いもの。