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首のないことを選んだニケ

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解離
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#山

有人無人

有人無人

或とき、わたしは山にいた。

山に登るとき、そこには二割の事象とそれにまつわる探求と探究あり、そして残る八割にはなにも無い。無だ。
故にその山にわたしはいなかった、という論を生む。

足の下は幾重もの堆積岩に覆われている。それより遥か下では摂氏何千度というわたしたちの核が息衝く。しかし、そこに人は無い。そして有る。

栗子隧道|とんちん漢|note(ノート)https://note.mu/tont

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