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第29回PKCレポート

こんにちはkinghaloです。今回は、先日行われたPKCのデータのまとめが終了したので公開したいと思います。
PKCってなんぞや?という方に簡単に説明させていただくと、「KC前に数十人規模で勝敗付けながら無限にポイントバトルやってデータを合体させれば環境把握が完ぺきにできるんじゃね?」という試みです。
よくある大会データなんかだと分布や勝率と言っても多くて128人、数十試合程度なものですが、今回のPKCでは2416試合のデータを基にして詳細なレポートを作成しています。
そもそもKCのためのレポートを作る目的で開催していますから、トーナメント形式の大会のおまけとしてのレポートとは質、量ともに大きく違います。
また、参加者には厳しい参加条件を設けています
具体的には、過去1年間のKCで上位500位以上に入ったことがある、もしくは直近のKCで400戦以上走った(=モチベーションが非常に高いこと)です。
この結果、1試合の質も保証されています。今回は、18名の金アイコン保持者と20名以上の銀アイコン保持者が集まった上、参加者の人数も70人を超えました。
やはり、実力者同士の試合とそうでない試合とでは結果が大きく変わるのが遊戯王です。実力者同士の試合だからこそデッキのポテンシャルを正確に計ることができるのではないでしょうか?
レポートでは各テーマの詳細な対面勝率の他、優秀な成績を収めたデッキのレシピを全て掲載している上、入賞デッキ毎の詳細な試合データも別途まとめています。
PKC参加者の中から毎回金アイコンが出ていますから、今回も世界最強のデッキが眠っているかもしれません。
前回のPKC参加者の中からも複数名の金アイコン、銀アイコン獲得者が誕生しました。
KCカップに本格的に取り組むのであれば、必ず手に入れるべき内容だと思っています。
実際にどのようなものなのかを詳しく知りたい方のために、前回、前々回のレポートを公開しておきます。これを見ればより優秀なレポートであることがわかるはずです。


分布

今回の分布はこちらのようになりました。

スキルの出力が高く安定感がある代行天使とヴァレットが頭一つ抜けていて、その下に青眼やシャドールなど前環境からのデッキ続く形のようです。何かと話題になりがちな代行天使でしたが、ヴァレットとシェアを二分したので思っていたほど圧倒的なシェアにはなりませんでした。

今回の環境は2トップのデッキがロンギヌスをサーチできてしまうせいでロンギヌスで詰むデッキが死滅してしまいましたね。ティア―スケイルと新スキルの実装で幻影環境の再来と言われたのも束の間、何倍もパワーが高い上にロンギヌスをサーチできる新デッキ達の登場で幻影騎士団は環境から一瞬で弾き出されてしまう結果に・・・。

とはいえ、逆に青眼のようなロンギヌスが刺さり辛いTier2デッキにワンチャンが生まれているので、きっとメタは動くはずです。
1枚初動で3妨害の激ヤバ大本命デッキである代行天使に土をつけるデッキは果たして現れるのか、データを見ながら探していきましょう!

これから下で公開するデータの数値についてですが参加者の入力ミス等によりデータに錯誤が生じている場合があります。
±3%程度で目安として見てもらえればと思います。

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