羽田空港T3の到着階、お母さんが手を振りながらキャリアケースを押して私に向かってきた。私もお母さんに手を振って、「こっちだよー」。 お母さんを迎える前に、友達とカフェで少し時間を潰していた。 「なんかね、お母さんが来て欲しいけど来てほしくないよね。」目の前のアイスコーヒーをストローで混ぜているように回して、ブラックなのに。その矛盾している気持ちが誰かわかってくれるかな。 前回お母さんが日本に来るのはまだコロナ前、その時の私もまだ学生だった。お母さんが来るのはいつも嵐みたい
2017年の12月、日本語能力試験の最高級であるN1に合格した。昔中国にいた時は少し勉強したけど、ほとんど話せない状態で日本に来て、日本で暮らし始めたと同時に、言語を学べる最強&最高の環境も手に入った。 たまには日本の友人に言われる、 「日本語を勉強するって大変だったよね」と。 「いや、別に、なんかだんだん自然に身についたんだよー」と自分では思ってるけど、振り返ってみると、「いや、やっぱり嘘ついたかも。」 「読める」から「喋れる」までの距離母国語が中国語だから、漢字を読
最近インスタですごくかわいい女の子を見つけた。顔も服もドンピシャなので即フォローしちゃった。本職をやりながらprの案件や他のインフルエンサーとコラボ動画を出したりする。 とある動画で「夢はなんですか」と聞かれ、彼女の一言でわたしが冷めた。 「いい奥さんになりたい。」 ひぃぃーー 「いいお母さんになりたい」や「好きな人と一緒に幸せになりたい」のがわかるけど、いい奥さんになりたいと言う夢は、少なくとも自分のところにありえないな。 なぜかというと、親子関係の中では子どもを育
ベランダの金木犀、新芽ができた。 ほぼ毎日ベランダに並べている植物に霧吹いてる自分が気づいて。 春が来た。 気温はまだ反復しているけど、花粉症の人たちが春がきたということを一番はやく気づいてくれる。 温帯大陸性季節風気候である北京で育った私は、こんなはっきりしている四季を体験するのは東京に来てから。北京の春と秋は、始まる前に終わってしまうほど短く、合わせて1ヶ月にもない。梅雨は訪れないので、5月に入ると気温は真夏とほぼ変わらない。永遠に続くかのような酷暑がやっと落ち着いて
2024年の初詣をし終わって、やばいって思った。 なんかいつもより、願い事一個少ないかも、と気づいた。 自分の願い事がごく普通だった 神様にお願いするのを忘れたのは、3個目の「恋愛もしくは結婚相手が早く現れますように」だった。 本当にただただ忘れただけ、「もうそんなのいらない!」と、1秒でも思った事ない。なぜなら、30歳くらい結婚できたらいいなと思っていて、ほとんどのマッチングアプリを入れていて、累計で会った人は多分30人以上の実績がある。 「めっちゃ遊んでる」と思われる