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3分でわかる 奈良時代

仏教と社会

飛鳥時代から、天皇と仏教を積極的にとりいれて人々の心をまとめようとしましたが、この奈良時代はさらに、仏教が大大大好きな天皇が現れます。
それが聖武天皇です。
この時代、災害や疫病が多かったので、聖武天皇は人々の心の支えとなるよう、仏教の建物をたくさん作りました。まずは奈良の都に、みなさん修学旅行でおなじみの東大寺をつくります。お寺の中には大仏をつくります。
さらに各地にも、国分寺(こくぶんじ)・国分尼寺(こくぶんにじ)というお寺を立てていきます。
◎聖武天皇が作ったお寺→東大寺、国分寺国分尼寺
さらに仏教を広めるため、中国(唐)からもえらいお坊さんを連れてきます。鑑真(がんじん)です。鑑真は唐招提寺という寺をたてています。
また、民間の中からも、貧しいひとに仏教を広める元気な行基(ぎょうき)というお坊さんもあらわれます。この2人は奈良時代に仏教を広めたお坊さんです。
◎奈良時代のえらいお坊さん→鑑真(がんじん)、行基(ぎょうき)

奈良文化

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だから奈良時代は、すごーいいきおいで、仏教が広まっていったんです。
その背景として、仏教がつたわってきた中国との良好な関係があります。
このころの中国は唐です。
天皇は唐に遣唐使(けんとうし)を派遣し、仏教やその他の文化を積極的に取り入れました。
たとえば東大寺にある正倉院には、聖武天皇が集めた多くの宝物が収められ、この中には、遠いペルシャから伝わった楽器などもあります。これは、中国から仏教と一緒に、世界中の宝物も伝わってきたからなんです。

また、この時代は、大事な書物が初めて作られます。それは「歴史書」です。
歴史書とは、日本の歴史、記録が書かれているもの。
古事記日本書紀という2つの歴史書が作られています。これで、この時代に何が起こったのか、細かなことまで振り返ることができるようになりました。

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