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PowerAutomateDesktopを讃えてみる

Microsoftが2021年3月にPowerAutomateDesktopの無料提供を開始して半年が経とうとしています。

もともとMicrosoftはPowerAutomateというクラウドサービス自動連携ツールをPowerシリーズとして持っていますが、昨年Softomotive社を買収し、すでに世界に展開されていたWinAutomationの技術を取り入れてデスクトップ自動化ツールを拡充させたことになります。

いいところ

無料なのはありがたいことですが、私なりに何がいいかまとめてみました。

・無料なので、ユーザーが多く情報がある
・Microsoft learnにもテキストがあるなど、Microsoft標準の情報公開がされている

これは非常に大事なことです。検索してもわからないツールは習得のハードルが高いのです。

・各種スクリプトが書ける(JavaScript、python、vbscript、PowerShellなど)
・GUI操作だがコピペするとロビン言語なるものが登場していじれる

ノーコードは良いことですが、痒いところに手を届かせるためのコーディングは中級者にとっては必要です。それがないと決められたことしかできないツールになってしまいますが、それでは世の中の全てのニーズに答えられません。

・他のRPAツールで感じた「どのアクション使えばいいのかわからん、ただ変数の型を変えたいだけなのに、、」みたいなアクションがある

これは完全に主観ですが。
主観ついでに言うと、uipathほどプログラム寄りではない点も使いやすいです。

それでいてMicrosoft製品なので(かつ、Powerシリーズに組み込まれたので)ちょっとやそっとでは雲隠れしないでしょう。

この手のツールの恐怖は、マスターしたスキルが他で活かせないことです。

なので私はRPAに関しては試したり検証したりしながらも、どうしてもプログラミングを優先していたところがありますが、PowerAutomateDesktopに関してはもう少ししっかり活用してみようと思った次第です。
何かそれなりのフローを2〜3個作れば割とすぐ理解できますしね。

その他

python周りがそんなに使い勝手がいいようには思えませんでした。(python 2.x系らしい)

まぁ、デスクトップ周りでやることはpythonでやらなくてもいいし、機械学習させるわけでもないし、なんならpythonファイルを動かすフローにすればいいんですけど。


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