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一生懸命は恥ずかしい?不真面目のカッコ悪さ

誰しもが経験した学生時代。
運動会、体育祭などの団体競技において
一丸となって取り組んだ思い出はありますか?

真面目で一生懸命なカッコ良さ。
とくに中学生には難しいのか
運動会などでダンスやソーラン節を踊らせても
気の抜けた子がちらほらどころか
それが連鎖してしまうのか多勢な学校も。

大人になってわかる
わかるからこそ子供達にも伝えたい。

一生懸命ってかっこいいよ。
一丸となるってかっこいいよ。
大人の見る目なんて一瞬で変えられる。

たしかに先生が朝礼台から偉そうに
「真面目にやれ! カッコ悪いぞお前ら!」
そんなこと言われて「よっしゃ!やったろか!」
…とはならんよね。
わかるよ…おっちゃんも同じ道を通ったから。
つうか大人達はみんな同じ道を通ってきたから。
それを踏まえてあの時こうしたらよかった・・
というのを子供達に託してるんだよね。

別に真面目にやって大人に媚を売る必要はない。
そうではなく自分達で作り上げることのできる
学生時代という一瞬を大切にしてほしい。

昨今の運動会では
組体操を見ることができなくなりました。

怪我の可能性が高く危険なことをする
必要性を問われた結果の話。
もちろんその意見も正しいと思います。

けれど自分が小学校低学年の時に
最高学年6年生の組体操を見て
さすが上級生、かっこいい、早く6年生になって
あの組体操をやりたいと思った記憶がある。

なぜそう思ったのか。

それはやはり6年生が一丸となって
立派な組体操を作り上げていたからだと思う。

では、なぜ一丸となれていたのか?
怪我をするというリスクのある
危険なものだからだと思うんです。

真面目に取り組まなければ怪我をする
だからこそ一生懸命になり
その一生懸命に演技する姿に
観客(保護者・低学年)も感動を覚えた。

もちろんすごく一方的なことを
書いているなという自覚はあります。
だからといって怪我をさせてはダメでしょう
という意見があるのも重々承知ですし
ダンスなどでも一丸となる方法はあるでしょう。

ただ不真面目に取り組んでも
なんのリスクもないということが
甘えにつながってしまうのかなと思うんです。

今となってはもう
子供達のピラミッドは見ることはできません。
この先も世論がひっくり返ることもないでしょう。

低学年の頃に見た
どろだらけの体操服で誰一人として気を抜かず
真っ直ぐ前を見据えた立派なピラミッドは
今でもこころに焼きついています。

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