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収穫の秋。農家のみなさんに感謝を込めて~「ヤンマーコンバイン6115」制作記の弐

 noteの世界のみなさん、こんにちは。きんぐじょーです。収穫の秋にふさわしいキットとして、今秋チョイスした「ヤンマーコンバイン6115」制作記の後編です。前回は、車体の全体像が概ね組み上がったところまででしたが、後編の今回は「運転席」のデカール貼りから完成に至るまでをご紹介します。

刈り取り部にウインカー? く~っ、小さいぞ

 さて、その運転席回りに入る前に、もうひとつ細かくて苦労した作業について書いておきたいと思います。前回ご紹介した刈り取り部ですが、左右に小さなウインカーと思われるライトがくっつきます。これがまた極小パーツだったんです。

刈り取り部にくっつくライト部分のパーツ

 画像では少し見にくいのですが、黒のランナーにある4つの半円状のパーツが本体で、ここに下のクリアパーツをはめることになります。黒の本体にこのままレンズをくっつけると、真っ黒になってしまうので、①黒パーツのくぼんでいるところにシルバーを塗り②その後透明レジン&UVライトでクリアパーツを固定―の手順で進めました。この間、パーツが小さいのでランナーについたままで作業を進めます。

ライト本体のくぼみにシルバーを塗って…
透明レジンをたらしてクリアパーツをはめて固めます

 で、この部品を後で切り離して、刈り取り部の左右に接着。クリアオレンジを指定の部分にちょんと塗って何とか出来上がりです。

ウインカー?部分の上半分をクリアオレンジで塗装しています

運転席回りに小さなデカール貼り

 いよいよ(というほどのことではないのですが)、運転席回りの作業を進めます。まずは運転席周辺の筆塗り。セミグロスブラックと運転席左の操作レバー部分のグレーを塗り分けます。

運転席部分を上から見たところになります

 続いて運転席左側の操作レバー部分の表示パネルや、運転者の足もとの「注意書き」類のデカールを貼ります。貼付場所にはデカール軟化剤を垂らしておいてから、シートから切り抜いたデカールを慎重に貼ります。

デザインナイフの先端と比べるとデカールの大きさが分かるかと
運転席左側のレバー部分のデカールを「置いた」ところ。軟化剤で密着させます
運転席の足下の「あれこれ注意書き」のデカールも貼り終えました

 運転席回りのデカール貼りは続きます。運転者が握る操作レバーの先端部分にもいくつかのスイッチ類があり、こちらもデカールで表現されますが、これがまた小さい。楕円形の形状をしているので、まさに「コメ粒」サイズです。貼るというより「置く」感じ。デカールを「置いた」後は注意深く麺棒で水分を吸い取って密着させます。

操作レバー先端のデカールと、貼付後。
カッティングマットのマス目が1マス1センチなので相当に小さいことが分かるかと

 さらに極小デカールとの〝格闘〟は続きます。今度はハンドルやインパネ部分。こちらも注意深く貼っていきます。1枚貼り付けるごとに、「ふうっ」とため息が漏れます。そんな繰り返しを経て、何とか運転席回りのデカールは貼り付け終了です。多少のズレは目をつぶることにして、まあ…まずまず、といった感じです。

左のデカールを貼り付けたインパネ回り。
㉜㉞がハンドルの左右内側の出っ張り部分に貼られているのが分かります?

ドアや運転席のハコ部分の組み立てへ

 運転席の中身が概ね整ったので、レバーを取り付けてからハコ状の運転席を組み上げます。窓枠やドア部分などもセミグロスブラックで筆塗りしましたが、ちょっとあちこちに塗りムラが…。このパーツもエアブラシを使った方が良かったかなと反省です。

運転席の「ハコ」部分です。操作レバー?もくっつきました。

 ほかにも失敗したな~と思うのが、運転席のウインドウ部分。クリアパーツの窓枠に黒のデカールを貼るのですが、上手くいかなかったので、黒を筆塗りしました。あまりきれいにいかず、「シュン…」ってかんじです。

運転席ボックス。窓枠の黒塗装がいまひとつ…
ドア枠も塗りムラが気になる感じ。開閉するのは、中が見られてうれしいんですけど。

「左右非対称」の雰囲気が少しずつ

 このあとは、車体のカバーなどを取り付ける作業です。左右非対称ですから、それぞれに全く異なるパーツを取り付けることになります。まずは車体右側のボディーを覆う部分。小豆色と白のコントラストが、なんだかカッコイイ感じです。だんだん雰囲気が出てきます。

車体右側のカバーを取り付けたところ

 続いて、左側ですが、こちらは右側と違って、いくつかのパーツに分かれていますので、接着を間違わないように取り付けていきます。

こんな感じのボディーに…
いろんな部品をくっつけていきます。

 車体左側は、刈り取った収穫物を取り込んでいくのでしょうか? 私に知識がないので申し訳ないのですが、脱穀もどうやら、この装置部分でやってしまうらしいです。で、「オーガ」というパイプ状の装置から脱穀した籾などを積み出すみたいですが…専門家のみなさん、この仕組み、間違っていたらごめんなさい。

車体中央から伸びている「オーガ」部分。ここから脱穀した籾を排出するらしいです。

「注意書き」のデカールで増すリアル感

 で、こうしたコンバインならではの装置も取り付けて、最後に車体各部にデカールを貼ります。画像をご覧になっていただければ分かると思いますが、本体のあちこちに細かな「注意書き」系のステッカーがあり、これがデカールで再現されています。何が書いてあるかは読めないけれど、貼っていく打ちに「リアル」さがいっそう増していきます。
 いつもなら、全体につや消しクリアーをエアブラシで吹き付けるところですが、なんだかボディーのつやつや感を生かした方が良いかと思い、今回はこれで終了。完成とすることにしました。
 完成品の画像は記事のトップに貼り済みですが、左右非対称なので、逆側からの姿もご紹介しなくては…ということで下の写真が車体右前方から撮影したものです。

右前方から撮影したコンバイン

このマシンとのツーショットを!

 ところで、noteでプラモデルの制作記を書き始める前に私が手がけた「働く車」キットの一つに「トラクター」があります。以前の記事でも写真だけ登場させたことがあります。

 同じヤンマー製の「農作業用マシン」でもあり、ここはやっぱり、〝ツーショット〟をご紹介しておかないと。というわけで「ヤンマー トラクター YT5113A」を一緒に並べて撮影した写真で、記事を締めくくりたいと思います。

同じヤンマーのトラクターとの〝ツーショット〟です。ともに赤いボディーがカッコイイです
いつもの「コイツ」を入れた画像も一応貼ります

 最後まで読んでいただきありがとうございました。次の記事公開がいつになるかは分かりませんが…そのときにはまた読んでくださると嬉しいです。
 では、また。(おわり)

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